北朝鮮は今・・・

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韓国の新聞、朝鮮日報。なかなか『読み物として』楽しめます。
そんな朝鮮日報ですら、ノムヒョン大統領にとっては、『政府を批判する』新聞だそうで。
最近の報道で、ノムヒョン大統領のお怒りに触れ、取材もさせていただけなくなったとか。

そんな朝鮮日報に、北朝鮮のレポートが記されています。中国国境で取材したレポートだとか。


「物乞いを恥じない北朝鮮の人々に中国人は軽蔑」
【ルポ】ミサイル発射後の中朝国境琿春・図們を行く(上)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/07/31/20060731000014.html
 北朝鮮のミサイル発射以降、中朝関係に現われた異常兆候は中朝国境地帯でも感知された。中国が国連の対北制裁に参加し、中国銀行北朝鮮関連口座を凍結して以来、中朝の血盟関係にひびが入ったのだろうか。

 真夏の豆満江は水かさを大きく増していた。中国延辺朝鮮族自治州の図們から三合の方へ40分ほど走っただろうか。記者が雇った中国人のタクシー運転手がこう言った。

 「去年の冬、この近くの村にある耕運機を北朝鮮の人たちが盗んでいったそうだ。狭い所は川幅が5mにしかならないから、川が凍りつけば盗むのはたやすいことさ。北朝鮮の軍人たちは銃を持って盗みまで働いて。食う物もないのに核兵器だなんて…

 28日午後2時ごろ、北朝鮮南陽市と国境を接する中国図們市税関付近。豆満江沿いにある2キロほどの道路は露天商と韓国人・中国人の観光客であふれていた。

 北朝鮮の建物を眺めていた中国人団体観光客らは「うわぁ、本当に貧しいね。見て、建物にガラス窓が一つもないんじゃないの」と言いながらひそひそと話していた。あちこちから「貧窮」という声が聞こえた。

 豆満江流域の国境都市・琿春で会ったある脱北者支援NGO団体の関係者は、豆満江流域に住む中国人たちにとって、北朝鮮の人々はやっかいな隣人、貧しさのため物乞いをすることも恥じない人間という軽蔑の対象になってからずいぶん経った」と語った。

 以前は脱北者らが門をたたけば、かわいそうだと言って食べ物を分け与えていたが、最近では当局に通報したり、金をもらって人身売買犯に売ってしまったりするケースが一般的になっているという。



『貧乏』が観光資源とは・・・
しかも、中国国民にとっても、北朝鮮は厄介な隣人になっているのか・・・
国境を渡って強盗などしてるなら、北朝鮮国民への感情が悪化してもやむをえないかな・・・
このニュースは下に続く・・・


北朝鮮の担ぎ屋「中国で犬1匹を売れば、10倍の利益」
【ルポ】ミサイル発射後の中朝国境琿春・図們を行く(下)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/07/31/20060731000015.html
 図們・琿春地域で事業を始めて5年目になるA氏は、「最近、軍部隊の車両の通行が増えた。一昨年末から豆満江鴨緑江の国境に軍が増強され、北朝鮮との国境に配置された人民解放軍は14万7000人にも達するという話まである」と語った。

 図們の豆満江国境道路の入口にある警察検問所も新しいもので、「この道路を通るタクシーはここで検問を受けなければならない」という立て札がかけられている。観光地となっている図們税関を除き、ほとんどすべての官公庁舎周辺では写真撮影も容易ではない。

 そのためか、脱北者の数も最近では大幅に減少する傾向にあるという。A氏は「延辺辺方地帯拘留審査所(脱北者収容所)も閑散としているようだ」と耳打ちした。

 中国がこの地域に対して非常に神経を使うのは、丹東や集安などの鴨緑江流域に比べて豆満江は河幅が狭く、長年にわたり脱北者たちの主要な通路に利用されてきたためだ。また、昨年から北朝鮮国境警備隊が夜間に国境を越え、強盗事件を起こす例も続発している。ただし、理由はそれだけに留まらず、「北朝鮮の政権崩壊に備えたシナリオ」の一環だという説もある。

 一方、豆満江流域の税関で行われる中朝間の国境貿易に大きな変化はないようだ。北朝鮮側が羅津・先鋒に入国する中国貿易商らが主に利用する宿舎を閉鎖し、身分確認を少し厳格にするなど、北朝鮮への入国審査が強化されたが、琿春で会った貿易商K氏によれば、これらの措置はミサイル問題以前にすでに実施されていたという。

 南坪税関では北朝鮮の茂山鉄鉱で採掘された鉄鉱石を積んだトラックが1日におよそ100台ほど行き来し、三合、開山屯などでも石油や生活必需品、鉱石などを積んだトラックが列をなして通関を待っていた。北朝鮮の鉄鉱石は1トン180ドルほどの値で、すべて現金で取り引きされる。ここ最近、北朝鮮の担ぎ屋の間では、犬肉商売が人気だ。中国で犬1匹を売れば、10倍の利益が出るという。

 この日の午後5時ごろ、開山屯税関前の広場で北朝鮮商人2人がタバコを吸っていた。そのうちの1人が「中国が(ミサイル問題で)われわれに冷たく接しているのはすべてアメリカのせいだ」と言うと、もう1人が「それでもわれわれが耐えるから、中国がこの位買ってくれるのだろう。中国はそれを分かっているのに、われわれにむやみな仕打ちをするはずがない」と相づちを打った。

 彼らは記者に「ところで、南朝鮮では3、4年後には米軍は後ろに下がり、このまま行けば米軍は撤収するんだろ? それなら一緒に仲よく生きようじゃないか。自分の話は間違ってないだろ?」と尋ねてきた。そう言う彼の顔には、未来に対する期待感よりもむしろ疲労感と困窮がより鮮明に表れていた。



北朝鮮でも正しい報道はされているようです。

「ところで、南朝鮮では3、4年後には米軍は後ろに下がり、このまま行けば米軍は撤収するんだろ? それなら一緒に仲よく生きようじゃないか。自分の話は間違ってないだろ?」

確かに、米韓関係は現在最悪の状態。駐韓米軍も縮小し、撤収の方向にある。
そりゃ、ノムヒョンの反米政策に接してりゃ嫌気も差すだろうし(笑)
米軍撤収のシナリオを北朝鮮の商人が知っているのは驚くべきことかも。

そして・・・



ノム様、お喜びください!!!

米軍が撤収の後、友好国がありますよっ!!!





しかも、同じ民族♪(爆)