神戸市会議員、『あわはら富夫』さんのHPより。

今朝目にした、『国会議員、阿部知子氏』のHP上の発言は、悪名高いインターネットサイト『にちゃんねる』で話題になり、同氏の秘書のブログは、非難のコメントが殺到し、炎上状態にあります。
http://www.cafeblo.com/sachiike/daily/200701/19


阪神大震災は12年目を迎えたが、国民を災害から守ることを任務とされているはずの自衛隊が、国による命令を受けて救援に向ったのは、数日を経て後のことであった。日本の場合、自衛隊は軍隊ではないし、国土保安隊として出発し、防災のたねにも働くことを任務としてきた特別な生い立ちがあるのに、である。 』
http://megalodon.jp/?url=http://www.abetomoko.jp/&date=20070120220233


当時、自衛隊を指揮する役目を負っていた、眉毛首相のことなどすっかり忘れたその発言、被災者だけではなく、当時のことを覚えている人たちの逆鱗に触れた事は容易に理解できます。

そりゃそうでしょ。

当時自衛隊は、地震の直後に派遣準備を行い、一部の部隊は、処罰覚悟で『訓練に行く』という名目で出動したとか。被害の把握を行わず、事態をを楽観視して自衛隊の出動命令を出さなかった村山元総理は、今でも社会党の名誉職にあったのではなかったか。

この阿部知子というあまりにも無知な代議士は、神戸で起きていた事を知らなかったとして・・・

神戸の市議会にもこんな人がいるようで。

災害復興―阪神淡路大震災の経験から
 自衛隊の災害出動を考える   
      神戸市議会議員  あわはら 富夫

http://www.portnet.ne.jp/~awara/sinnsai5.htm
自衛隊より災害救助隊を
 中越地震の時に県道かどこかを走っていて遭難した、二歳の子供が救出されました。あれは東京消防庁のスーパーレスキュー隊だったと思います。どこでどういう災害が起こるかわからないわけですから、即座に対応できることを考えていく必要があると思います。私は、災害救助隊みたいなものを作らないといけないと思っています。 
アメリカには省庁と無関係に連邦危機管理庁(FEMA)という恒常の災害救助組織があり、独自に行動ができるのです。日本もこうしたものに学ばないといけないと思います。こういうのがあれば自衛隊に頼まなくても済むと思いますし、国として災害救助隊みたいなものを常に考えておく必要があると思います。自治体と協力してやるような組織として考えたらおもしろいと思います。


阪神淡路大震災の時も、自衛隊が出動しました。翌一月十八日から四月二七日までの百一日間、延べ百六三万六○○○人です。車両は約三四万七○○○両です。航空機は七○○○機です。人命救助は一六五人で、遺体収容が一二二一体です。結局、人命救助には役に立たなかったのです。人命救助は圧倒的に警察、消防、実際には地域の人たちの助け合いでというのがほとんどでした。自衛隊は遺体収容の訓練はできても、人命救助の訓練はしていないですから弱さがあるというのが実感です。
よく自衛隊が頑張ったと言われますが、遺体を運び出すことには力を発揮したけれど、生存者の救出にはそれほど力を発揮していないのです。いざ地震となった時、力になるのは隣近所、地域のコミュニティです。私はそういう人たちと連携の取れる災害救助組織を作れれば、一番ベターだと思います。
自衛隊は災害救助のための組織ではありません。戦争するための組織です。阪神淡路大震災の時は、その日の夕方からやって来ました。神戸大橋が損壊して通行止めなので、自衛隊が許可をもらって水を持ってきたわけです。でっかい装甲車に小さい給水タンクをつけて来ました。一般住民に水を給水するような組織ではないからです。あれを見ても自衛隊は災害の時に人を助ける組織ではないのです。大きな車に小さなタンクをつけて給水に来るものだから、人は一杯いるのに少し渡したら戻るわけです。財政難との関係からも自衛隊の合理化が議論されていますが、自衛隊の存続をかけるとしたら災害出動しかないと思います。ところがその装備は全然ありません。人殺しの装備しか備えていないのです。だから小さいタンクがでっかい装甲車の後ろについてくるという、誰が見ても災害救助には不釣合いな装備しかないということです。
自衛隊を出す方のねらいとしては、国民の認知です。スマトラにも大挙して出ているようです。災害が起こると自衛隊の出動となってしまっているのが一番の問題です。自衛隊は戦争の、人殺しのためにあるのに、人を助けるように錯覚させるというのが一番問題です。自衛隊がなければ自分たちで工夫すると思います。本来自衛隊はどういう役割を果たすのかは考えずに安易に利用してしまうということがあると思います。



この、『あわはら富夫』氏。神戸の市会議員だそうです。

神戸の人たちは、本当に懐が深いですね。

この人のHPを見てみましょう。


あわはら富夫のいいたい放題
http://www.portnet.ne.jp/~awara/
2007年1月1日
とことん市民の味方

 昨年は「命」という言葉がキーワードの年でした。世界では災害や戦争で多くの子供たちの「命」が失われ、日本では「いじめ自殺」など自ら「命」をたつ、子供たちの自殺の連鎖が報道されました。



どうみても、プロ市民の味方だと思うこの方・・・

■1953年、能登半島、石川県羽咋郡の農家に生まれる。

学生寮自治会の委員長として、寮生活の改善や学費値上げ反対の運動を進め、20歳で当時の社会党に入党。

■1983年、29歳で市会に初出馬するも惜敗。1987年最年少の33歳の若さで市議選初当選。
2期目、3期目、4期目、5期目連続で当選。

■1996年社会党の崩壊とともに「革新の旗を守る」全国の仲間と連携し、新社会党の結成に参画。筋を通す。

■現在50歳。党県本部副委員長。市会で港湾交通委員会と空港新産業特別委員会に所属。ろっこう医療生協東雲診療所運営委員会議長。港島自治連合協議会事務局長。


なんとも香ばしい経歴ですね・・・

もう、怒りというか、なんと言うか・・・ちょっと、最初の記事でも読み直して見ますかね。



阪神淡路大震災の時も、自衛隊が出動しました。翌一月十八日から四月二七日までの百一日間、延べ百六三万六○○○人です。車両は約三四万七○○○両です。航空機は七○○○機です。人命救助は一六五人で、遺体収容が一二二一体です。結局、人命救助には役に立たなかったのです。人命救助は圧倒的に警察、消防、実際には地域の人たちの助け合いでというのがほとんどでした。自衛隊は遺体収容の訓練はできても、人命救助の訓練はしていないですから弱さがあるというのが実感です。

自衛隊はそれだけ危険なところで救出作業にあたったという事じゃないのかね。
それに、死者が多く出たのは、自衛隊の出動を遅らせたからではないのかね。


自衛隊は災害救助のための組織ではありません。戦争するための組織です。阪神淡路大震災の時は、その日の夕方からやって来ました。神戸大橋が損壊して通行止めなので、自衛隊が許可をもらって水を持ってきたわけです。でっかい装甲車に小さい給水タンクをつけて来ました。一般住民に水を給水するような組織ではないからです。


自衛隊以外に、給水活動を行えた組織があったのかね。
一般市民に水を供給する組織ではない?イラクでの自衛隊の給水活動は無視かね。


あ、この記事はイラク派遣の前か・・・じゃしょうがないか。
軍隊と言う組織は、その組織の中だけでさまざまな事が行われるように訓練されている。
仮に戦争が行われたとする。

自衛隊は戦争をする組織です

戦闘が終わって、陣地に戻った時、食事を用意するのも、眠るところを用意するのも全てその組織の中で行われる。

『あそこ水道無いから、戦闘できないんだよな~』

そういうわけに行かないから、給水を行う事だって行うわけだよな。
つまり、自衛隊は給水を行う事も、破壊されたインフラを復旧する事も出来るそういう組織なんだな。
だから、災害救助活動も行うわけだ。一番危険なところでな!(怒)


とりあえず、この人、自衛隊に給水を受けたりした経験はあるようだ。
それでも、『量が少ない』とか『自衛隊は戦争を行う組織だ』とか言って文句つけているわけだ。


市民の味方、あわはら富夫さん。

次、地震があったときは、あんた自衛隊の救援は拒否しなされ。
そんで、自分で遭難者を救えるよう今から準備始めなされ。
あなたをを支援してくれている人たちは、あんたが守りなされ。
そして、他の皆さんを救援する自衛隊の活動の邪魔にならないようにすっこんでなされ。



吉田茂元首相が、防衛大学の第一回卒業式にて卒業生に送ったという言葉をここに残しておく。


「君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。
きっと非難とか誹謗ばかりの一生かもしれない。 御苦労だと思う。
しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。
言葉を換えれば、君達が日陰者である時のほうが、国民や日本は幸せなのだ。
どうか、耐えてもらいたい」


私は、自衛隊の活動に感謝し、誇りに思ってます。