横田さん、ご苦労様でした・・・

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」の横田代表が健康上の問題もあって、退任なさる事になったとか。

横田滋さん、退任を正式表明…おととし血液の難病に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000014-yom-soci
 今月25日で「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(家族会)の結成から丸10年となるのを前に、家族会代表の横田滋さん(74)と早紀江さん(71)夫妻らが23日、川崎市内で記者会見を開き、滋さんは「4月の家族会総会には代表からの退任を提案しようと思う。11月には75歳になるし、次の人に活躍してもらいたい」と述べ、退任の意向を正式に表明した。

 来月22日の総会でメンバーに説明するという。

 滋さんは一昨年末、血液の難病にかかったことに触れて、「体の無理がきかなくなってきている」と明かしたうえで、「代表は一定の期間で交代するのは当然。家族会ができて10年でもあるし、次の人に頑張ってもらいたい」と述べた。


当時13歳であった横田めぐみさんが、北朝鮮工作員に連れ去られてから約30年。
北朝鮮工作員による拉致ではないかという疑惑が浮上したのは、平成8年の事。西村眞吾代議士が国会でこの問題を取り上げたのは平成9年の1月・・・
北朝鮮が拉致を認めた後も、北朝鮮による発表は、『すでに死亡』と言うもの。
もちろん、まだ横田めぐみさんの安否については、判らない状態ですが、そんな中、諦めずにずっと活動をなさってきた事には頭が下がる思いです。
ここに、『家族の愛』を感じるのは私だけではありますまい。

残されたご家族のなかには、被害者の帰国を待たずしてお亡くなりになった方もいらっしゃいます。
何とか、早く解決したいものだと思います。

この問題の解決には、安易な妥協ではなく、北朝鮮体制崩壊に持ち込むほか無いのではないか。最近、そのように感じます。ご家族が、ご両親がご健在であるうちに、解決を図りたい。そう願わずにおれません。

六カ国協議を通じて、『一見北朝鮮に有利な展開』で有るように報道されますが、北朝鮮にとって、有利な展開であるように見えて、実は北朝鮮は更に孤立を深める結果となっている』という事も事実でしょう。中国の銀行が、北朝鮮が求めていたBDAの凍結資金の受け入れを拒否したという事もその一端。これまで北朝鮮を支えてきた中国も、関わりを持ちたがらないという事を示しているのではないかと。

問題解決までは、まだ困難な道のりと思いますが、着実に北朝鮮と言う国の体制崩壊に近づいている事を信じたい・・・そんな思いです。

家族会代表の横田さん、ご苦労様でした。どうか、ご健康に気をつけて、めぐみさんの帰国までお待ちください。