光市、母子殺害事件に思う。

光市で起きた母子殺害事件。犯行当時18歳であった少年に対し、地方裁判所、高等裁判書は無期懲役の判決を下し、最高裁の判断にゆだねられ、その結果は
『死刑を回避する理由は無い』と差し戻されました。

この事件の弁護人は、犯人に殺意は無かったとして、次のような弁護を行ったと言います。



水道屋の格好したのはコスプレ趣味(だから決して計画的な犯行ではない)
・姿を消した母親の寂しさを紛らわす為、抱きついたら偶発的に起こった事件
・ママゴトのつもりで遊んでた(床に叩きつけまくるママゴト遊びらしい)
・泣き止ませようと思って首にリボンをちょうちょ結びにしてあげたら死んじゃった
(だから、傷害致死です)
・女性に抵抗されたから首を押さえたらなんか死んじゃった (だから、傷害致死です)
・女性を生き返らせる為に死姦した (被害者の救命措置を取りました、情状しろ!)
・精神の発達が遅れている 12歳児程度 (少年法にもあるとおり、18歳未満の死刑は出来ない)


弁護人とは、「被告人の言葉をもとに、事実関係を検証し、確信を得たものを裁判で訴える」が原則であるはず。この事件の弁護人は、明らかにその原則を逸脱していると怒りを覚えます。

判決が出た日、私は、日弁連のHP、ご意見、ご感想のフォームからこの裁判を担当した弁護士を処分するべきであるという意見を送りました。


で、今日見かけたのですけれど・・・



母子殺害で懲戒請求数百件 弁護士が中止求めアピール
2007年6月19日 16時56分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007061901000505.html
 山口県光市の母子殺害事件で殺人罪などに問われた当時18歳の元少年(26)の弁護人に対する、インターネットを利用した懲戒請求が相次いでいることが分かり、有志の弁護士508人が19日、「被告が弁護を受ける権利を否定する言動に抗議し、直ちに中止を求める」との緊急アピールを発表した。請求は計数百件に上るという。

 アピールなどによると、ネット上に「意図的に裁判を遅らせている」などとして懲戒を求める書面のフォームが出回り、これを使った請求が各弁護人の所属弁護士会に届いている。

 アピールの呼び掛け人の1人、前田裕司弁護士は「基本的人権を守る弁護士への攻撃だ」と話している。

 日弁連は、こうした懲戒請求の有無について「答えられない」としている。




数百件のうち、一件は私だ(笑)

この日弁連へのメールってのは、案外効果があるんですねそうでなければ・・・



こんなに過剰な反応はしないだろう(笑)

大体、弁護士ともあろう人が、なんと間抜けな言い分だ。

「被告が弁護を受ける権利を否定する言動に抗議し、直ちに中止を求める」


誰が被告の弁護を受ける権利を否定した?


まともな弁護をしろと言ってるだけだろ。

黙ってればいいのに、コレでネットでの懲戒請求に効果があることが良く分かった。
ついでに、この502人の弁護士も、市民の意見と大きく乖離していると意見を送っとこう。

皆様も、どうぞ♪⇒日弁連、ご意見コーナーhttps://w3.nichibenren.or.jp/goiken/index.cgi