中国あれこれ。

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中国の環境汚染がとんでもない事になっている事は、だんだんと知られてきましたが、やはり私らの想像のはるか斜め上を行っているようです。



ヒ素中毒患者が続出、未処理の産業排水を河に流した悪質企業―貴州省

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080124-00000006-rcdc-cn
2008年1月23日、国家環境保護総局は貴州省独山県の瑞豊鉱業有限公司ヒ素汚染事件に関する調査結果を発表した。同局関係者は「極めて悪質な環境汚染事件だ」と批判し、「他企業はこのケースを戒めとするように」とコメントしている。

2007年10月、瑞豊社は硫酸の生産ラインを稼働させた。この生産設備は旧式で、「環境基準に合わない」として国から廃棄命令を受けていたものだった。このため2年間も稼働していなかった。連絡を受けた現地環境保護部局は生産停止を命じたが、瑞豊社は聞き入れず、12月9日まで製造を続け、ヒ素が混入した産業排水1900tを未処理のまま柳江に流した。生産開始後、下流域では吐き気、気分の悪さ、めまい、浮腫などの症状を訴える市民が続出した。衛生部門の調査の結果、林盤村と群建村からだけでも軽度のヒ素中毒患者13人、急性ヒ素中毒患者4人が発見された。原因は「ヒ素に汚染された河水を飲用したため」と断定された。

事態を重く見た国務院は環境保護総局に対策を指示し、専門対策グループが現地に向かった。貴州省広西チワン族自治区にわたる柳江下流域の水質調査を実施し、1月12日時点で水質は通常に回復している。この事件で瑞豊社の責任者2人が逮捕されたほか、現地政府監督部門の責任も追及されている。



環境基準に合わないと指摘され、廃棄命令を受けていたラインを稼動させた理由は何だったんだろう。
それほど生産量が逼迫していたのか、それとも新しいラインが故障したからか。

旧式の機械を稼動した結果、下流の住民に急性ヒ素中毒が発生するとは、なんと言う毒性の高さ。恐ろしい限りです・・・

ただ・・・



>2007年10月、瑞豊社は硫酸の生産ラインを稼働させた。この生産設備は旧式で、「環境基準に合わない」として国から廃棄命令を受けていたものだったこのため2年間も稼働していなかった。


と、いう事は・・・


2005年までは稼動してたんかいっ!!!

その間に、どんだけ毒を垂れ流して、どんだけ被害を与えたのか・・・

想像を絶します。

そんな中国に気を使ってる国が・・・



「人権問題に触れるな」北京五輪代表選手に指示 ベルギー

http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080124/oth0801240855003-n1.htm
 ベルギー・オリンピック委員会は23日、同国の北京五輪代表選手に対し、同五輪の競技会場と選手村では人権問題や政治に触れる発言を厳禁すると発表した。中国の人権状況に抗議する印を身に着けることも禁じるが、競技会場と選手村の外では発言の自由を認めるという。

 欧州では五輪が近づくにつれて中国の人権問題についての報道が増加。オランダ政府は先週、中国の人権状況は改善が必要で、北京五輪を圧力に使うべきだと表明したが、ベルギー・オリンピック委員会は「五輪は中国のような国の社会発展に良い影響をもたらすと信じる」との立場を示した。



人権問題について発言するな、と。

何と言う事なかれ主義。

ただ、全ての場所で禁止されてるわけではないって事か。


競技会場と選手村の外では発言の自由を認めるという。





競技会場と選手村の外で発言したら、かなり危険だと思うけど。

とりあえず、人権問題だけじゃなく環境問題についても発言するべきだと思うんだけどな。

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