中国終了のお知らせ、その30・・・『ダライラマには会っちゃダメ』

チベットで起きた、中国軍によるチベット人の『虐殺』と言っても良い行為。
国際的には、中国を非難する声明が上がっているようですが、日本の反応は、政府マスコミも薄いですね。

中国に対して、チベットでの虐殺行為を明らかにするためにどのような手段が効果的なのか。

それは、中国政府の対応を見ていれば分かるような・・・



「圧制」と中国非難=ダライ・ラマと会談-米下院議長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080321-00000129-jij-int

 【ニューデリー21日時事】ペロシ米下院議長は21日、チベット亡命政府の置かれたインド北部ダラムサラチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と会談したペロシ氏は会談後、チベット自治区などで起きた抗議行動・暴動への中国当局の対応を「圧制」と断じ、「世界の良心に対する挑戦だ」と述べて強く非難した。
 ペロシ氏はまた、「世界は真相究明を強く求めている」として、独立した国際組織による調査を求めた。 



まあ、当然の内容ですが、中国政府は、ペロシ氏とダライ・ラマ師の会談そのものに強い抵抗を示しているようで。

他にも、ダライラマと会談する予定の国々に対し、反発を示しているようで。



2008/03/20-13:02 英首相に「重大懸念」=ダライ・ラマ会談は中止を-中国
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200803/2008032000085&rel=y&g=int
 【北京20日時事】ブラウン英首相がチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と会談する意向を示したことについて、中国外務省の秦剛副報道局長は20日、新華社を通じて「重大な懸念」を表明する談話を出した。ブラウン首相に対し、「ダライ・ラマの真の顔をよく理解し、支援を与えないでほしい」と会談中止を求めた。
 チャールズ英皇太子も5月にロンドンでダライ・ラマと会うとしており、中国はラサ暴動でチベット問題への関心が集まる中、ダライ・ラマへの同情が高まることを警戒している。





ダライラマ師との会談が行われる事が、そんなに困ることなのか。


この辺に、中国の脆さが隠れているように思いますね。
ダライラマ師のメッセージを紹介しておきますか。



ダライ・ラマ法王日本代表部事務所からのアピール/日本の皆さまへ
http://www.tibethouse.jp/news_release/2008/080319_release.html
ご存知の通り、今チベットは重大な危機に直面しています。平和的デモの参加者が、銃や戦車で残虐に弾圧されています。中国当局は、大量のチベット人を逮捕拘束し続けています。今チベット全土は極度の緊張が続いています。
中国当局は事態の沈静化を宣言しましたが、実際は事態はいまだに戒厳令下のような状況です。中国が外国メディアや外国監視団の現地立ち入りを禁止し、状況の把握を許可していないという事実自体がそのことを物語っています。

中国当局は、「ダライ・ラマに扇動されて動乱が起きた」「ダライ・ラマ北京五輪のボイコットを呼びかけている」と繰り返し述べていますが、ダライ・ラマ法王やチベット亡命政府北京五輪の開催に反対したことは一度もありません。この点は、ここで再度はっきりと申しあげたいと思います。
オリンピックは、地上に生きるすべての人々の平和、自由、調和を象徴しています。我々は、このオリンピック精神が北京五輪で花開き、地球全体が平和に包まれるところをこの目で見たいと願っています。しかし、それを実現するには、一人一人がオリンピック精神にのっとって行動しなくてはなりません。

ラサをはじめとする各地で行なわれたデモ行動は、北京五輪とはほとんど関係がありません。これは、長年抑圧されてきたチベット人全員の中に鬱積していた憤りや不満が一気に噴出して起きたものです。チベット人は、中国による植民地統治のもとで、現在に至るまで想像を絶する苦しみを強いられてきました。いくら中国側が、「チベットは発展し、チベット人は幸せになった」と述べ立てたところで、今回の事件は、中国の統治下におかれたチベット人は、まったく幸福ではない、というチベット人の明確なメッセージなのです。

我々は、チベットの状況を深く憂慮しています。我々はこれまでも中国当局に対し、武力による解決を慎み、我々チベット亡命政府と話し合いによって双方の相違点を解決するよう要請してまいりました。
我々は、国連や各国政府が事態の調停に乗り出すよう要望しております。

私は苦しむチベット人全員を代表し、日本の皆様に手を合わせてお願いしたいと思います。どうか、中国当局が我々の誠実な気持ちを理解できるよう、また、現在のチベットの状況に国際的な基準とオリンピック精神にのっとって対応できるよう、日本の皆様のお力をお貸しください。

皆さまのご理解とご支援に、心より感謝いたします。

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
代表 ラクパ・ツォコ




チベット亡命政府の主張する事が正しいのか、それとも中国政府の主張が正しいのか。
それを調べる為には、三者としての、国連や各国政府による調査、検証が欠かせないであろう。
たとえ、これが中国政府が主張する国内問題であるとしても、だ。

ソレを行わないで、今回の暴動がダライラマ師が扇動して起こったものだという主張をする事は出来ないだろう。


そういえば、今日の朝日新聞
ダライラマ師が今回の暴動を扇動したという証拠を新華社が発表した』という記事が載っていたけれど・・・





発言の一部を取り出して拡大解釈しただけのものだったね。


この辺は、朝日新聞のやり口と通じるところが有りますね。


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