四川大地震、あれこれ・・・

中国で起きた大地震、被災地に住む方々に起きた悲劇を思えば、ブログのネタにするのははばかられます。
まだ、被害の実態は正確に分かっていないんじゃ無いかと思います。まだまだ、被害の実態は大きくなって行くのではないかと。
まだ、身元が分からない方、一人でも多く、ご家族の元に帰れる様にと願います。

そんな中国の地震のニュースで、気になった事をいくつかピックアップしてみます。



四川大地震放射性物質7個を回収 北川県・セメント工場
5月26日13時6分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080526-00000042-mai-cn&kz=cn

 【北京・浦松丈二】中国紙「新京報」は26日、環境保護省の専門家の話として、四川省北川県のセメント工場などで25日までに放射性物質7個を回収したと報じた。セメントの生産工程で使用されているものとみられ、23日に1個、25日に6個見つかった。

 環境保護省は23日、放射性物質15個が未回収と発表しているが、今回の7個がこの一部なのかについて記事は触れていない。




セメントの製造工程に、放射性物質使うなんて、始めて知りました・・・。(^^;)



略奪などの容疑者引き回し、避難所前で「見せしめ」処分
5月26日22時4分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080526-00000054-yom-int
 【都江堰(とこうえん)(中国四川省)=末続哲也】四川大地震の被災地、四川省都江堰市内の避難所前で25日午後、震災に乗じて盗みなどを行ったという男女約20人を逮捕し、一般市民の前で引き回しが行われた。

 被災地では、治安悪化も問題となっており、当局では犯罪抑止に躍起だ。

 被災者約1000人がテントで暮らす避難所前。トラックの荷台には、オレンジ色の服を着せられた容疑者が並ぶ。警察幹部が「犯罪は断固取り締まる」と宣言する中、「パソコンを奪った」「携帯を盗んだ」など各容疑者の犯罪事実が明らかにされ、「災害に乗じた略奪罪で刑事拘留する」と次々に処分が下された。

 住民によると、被災地では、現金や貴重品を奪う犯罪が頻発。見物していた男性(44)は「(容疑者の中には)被災者もいるだろうが、許せない」と話した。

 中国では、文化大革命中などに公開式の裁判が行われ、現在でも“見せしめ”の効果を狙ったこうした処分が行われている。



気持ちは分からんでも無いけれど・・・


いまどき市中引き回しですか。
日本は犯罪者に対しての人権配慮をしすぎであるとは思うけど・・・さすがにコレは21世紀の今、ダメだろ・・・



そして、もう一つ気になっている事。コレだけの大規模な災害が発生した場合、その国の経済に大きな影響を与えるであろうと見るのが普通では無いだろうか。そう思うんですが・・・


人民元、対ドル最高値更新…8営業日連続で上昇
5月26日22時21分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080526-00000056-yom-bus_all

 【北京=寺村暁人】26日の中国・上海外国為替市場の人民元相場は、対ドル・レートの終値が前日終値比で0・0051元の元高・ドル安となる1ドル=6・9366元と、05年の人民元切り上げ以降の最高値を更新した。

 人民元は、15日から8営業日連続で上昇しており、市場では「四川大地震で生じたインフレ圧力を緩和するため、元高へ誘導している」(上海の為替ディーラー)という見方も出ている。



アレだけの大災害が発生しても、その国の通貨が上がるという事は・・・
地震の影響など、中国の成長の妨げにならない

という判断か・・・
○それ以外か・・・



中国政府としては、インフレを避けるために元高に誘導した方が短期的には良いのかも知れないけれど、中国の輸出産業には明かにマイナスだし。

非常に舵取りが難しい状況になりそうですね・・・。



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