北朝鮮の恐れ

相変わらず訳の分からん行動を取り続ける北朝鮮。その行動について一つの見方が紹介されてました。
ちょっと長いけど引用しましょう


北朝鮮は日本世論が怖い? 拉致情報の“読み方”

10月19日10時32分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081019-00000509-san-soci
 一向に進展がみられない北朝鮮による日本人拉致事件。今年の6、8月に行われた日朝協議で約束した拉致被害者に関する再調査も、北朝鮮は一方的に棚上げしてしまった。だが水面下では、拉致被害者や特定失踪者をめぐり、真贋入り乱れた「情報」が飛び交っている。昨年来、急に増え始めた「情報」の中には、北朝鮮による謀略」(公安関係者)とみられるものも混じる。北の目的は何なのか? さまざまなケースを検証すると、おぼろげながらも、その“意図”が浮かび上がってくる。

 ■海外から、国内から…「4人を返す」

 「(拉致被害者の)4人を返すようだ」

 北朝鮮問題に通じたある男性は今年7月、海外で接触した北朝鮮当局の関係者から耳打ちされた。
北の関係者はさらに続けた。

 「中には、亡命した日本人がいる」

 衝撃的な言葉だった。

 「よど号では…?」

 男性の脳裏に浮かんだのは、日航機「よど号」乗っ取り犯関係者による「欧州拉致事件」だった。

 欧州ルートでは、ロンドン留学中だった有本恵子さん=拉致当時(23)=の拉致事件で魚本公博容疑者(60)が国際手配されているほか、ハイジャック事件メンバーの妻である森順子(55)、若林佐喜子(53)の両容疑者は、スペイン・マドリードで石岡亨さん=同(22)=と松木薫さん=同(26)=を旅行に誘って拉致した疑いがもたれている。

 男性が「よど号」を想起したのには訳がある。

 約1カ月前の6月に北京で行われた日朝交渉では、北朝鮮側が「よど号」犯関係者6人の身柄引き渡しへの協力と、被害者に関する再調査を約束していたからだ。

 実は、男性の話と奇妙に一致するもう一つの情報が、日朝協議が始まる数日前に広がっていた。

 <<4人の生存者がいる->>

 拉致被害者を調べている特定失踪者問題調査会(荒木和博代表)がリストアップする特定失踪者の名前もささやかれ、調査会には報道機関などから問い合わせが殺到した。

 調査会内では当初、「確かな情報ではない」と冷淡な雰囲気だったが、交渉の直前になって「政府認定の拉致被害者以外の日本人や、よど号犯らが帰ってくる」との情報も入り、急に色めき立ったという。

 「よど号」「4人」という共通項はあるものの、このときの「4人」には、有本さんら欧州拉致の被害者の名前は挙がらなかった。しかも、流布した情報は数通りあり、4人の組み合わせがばらついた。

 「内閣情報調査室からリストの紙をもらった」

 まことしやかにそう語る人物もいたが、いずれの情報も出所はまったく分からなかった。

 「出所、真贋(しんがん)は今でも分からない」

 調査会の杉野正治常務理事はそう語りながらも、こう分析してみせるのだ。

 「あのときの交渉で、北朝鮮側から何か提示があったのではないか。北朝鮮は何かを動かそうとしていたのではないか」

 ■持ち込まれた「写真」

 そういえば、“あの写真”が日本に持ち込まれた昨年3月にも、日朝協議があった。
昨夏、調査会にもたらされた写真である。

 「拉致濃厚」とされる鳥取県米子市の矢倉富康さん=失跡当時(36)=と酷似する、朝鮮中央放送委員会の日本語アナウンサー「慎範(シンボム)」氏が写っていた。訪朝した日本人の一行が、平壌の高麗ホテルで一緒に収まった記念写真として持ち帰ったものとされた。

 訪朝したメンバーは帰国後、「この中に拉致被害者とみられる人物が写っている」と話し、報道関係者に渡した。昨年3月のことだ。

 その後、写真は奇妙な流れに乗って約4カ月後、調査会の手に渡る。

 専門家が「同一人物の可能性が高い」と鑑定したことなどから、調査会は「(写真の)男性が矢倉さんである可能性が高い」と発表するに至った。

 関心が高まる中で、写真には、「出所」を含め、ぬぐいきれない胡散臭さがつきまとった。

 なぜ、写真が日本の関係者に持ち込まれたのか。

 なぜ、矢倉さんと「慎範」氏が結びついたのか-。

 矢倉さんが「拉致濃厚」の特定失踪者とされたのは昨年6月。写真が日本に持ち込まれた3カ月も後だ。北朝鮮が最初から矢倉さんと「慎範」氏を結びつけていたとは考えにくかった。

 北朝鮮側の何らかの思惑を感じざるを得ない」

 公安関係者は当時、首をひねった。

 政府も問題の写真を入手し、独自の鑑定を進めた。

 結果は「2人は別人」。

 さらに、「慎範」氏の弟という男性は、調査会に「写真の人物は昭和47年に帰国した在日朝鮮人の兄だ」と語ったという。

 あえない幕切れだったが、写真の出所は、今も謎に包まれたままだ。

 ■北のシグナル「観測気球」か

 昨年から相次ぐ拉致関連の情報。マスコミが報じると、それを日本政府があわてて否定するというケースも繰り返された。

 「いずれも情報源ははっきりしないが、いずれにせよ、北朝鮮にとっては何の得にもならない情報だ」

 ある公安関係者は、ヒントを出すように続ける。

 「わざとジャブを出してくる意図は何だと思いますか?」

 振り返ってみれば、金正日総書記が日本人拉致を認めて謝罪した2002年9月17日のときも、事前にさまざまな情報が錯綜、関係者は混乱を極めた。

 そして、「5人生存、8人死亡、2人未入境」とした北朝鮮に、日本の世論は激高した。

 「それ以来、北朝鮮は日本の世論が怖いのではないか。だから、交渉のたびにチラッ、チラッと被害者の名前を出してきては、世論の反応を探っているのではないか」


 調査会の杉野常務理事はそう読み取るのだ。

 日本国内の反応度合いを見極めるため、北朝鮮が揚げる「観測気球」。この見方は関係者でおおかた一致するところだ。

 「向こうは完全に情報統制がなされている。日本のマスコミが食いつくと思われるモノを出してくる。情報操作、心理戦だ」

 ある北朝鮮問題専門家は冷徹に分析する。

 調査会の荒木代表は、「情報の真贋を仕分けするのは難しい」としながら、「北朝鮮の謀略の可能性が高いとしても、あえて食らいつき、だまされた振りをするのも一つの手だ。新たな情報が得られる可能性があるからだ」と話している。



なんとなく、この見方、合ってる様な気がするな。
北朝鮮は日本の世論に敏感になっている、と。

それならば、こういうブログなんかも調査してる可能性も有るかな。であれば、北朝鮮に対しての怒りが継続していると言う事を知らせるにはブログは有効なのかも知れないな、と。


金正日に告ぐ。我々は北朝鮮の行った拉致行為を許さない。
拉致問題解決無しに、北朝鮮に対する支援に加わる事などありえない。
良いか、分かったな。


以上。


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