安岡正篤師曰く。

安岡正篤師曰く。


精神の聖火を燃やす。
今や日本は明瞭に、個人的にも民族的にも社会的にも危険状態である。繁栄の様に見えて恐ろしい没落に暴走している。どうしてもこれを救わねばならない。
どうしてこれを救うか。革命か?
今日のような人間が、高慢と独断と、暴力とで行う革命は、いかなる方法によるものであっても、それは畢竟人間にとって愚行と災厄に他ならない。

迂遠なようであっても、結局これを覚って、感墳するものがおのおのの真理とその精神の聖火を燃やす事の他はない。
その聖火の伝わる事は以外に早く、かつ強烈である。
何人もその聖火を焚くことが出来るか。
何人でも出来る。その志と努力さえあれば、精神は人間本具の能力であるから、よく炎炎たる聖火を燃え起たせることができる


この言葉を改めて噛み締めてみた。
人々の心の中にある、そして、恐らく私の中にも僅かに残っている『精神の聖火』の種火を消さないように。そして、次第にその勢いを盛んなものにするように。
それを、願いながら、私自身の中にある精神の種火を探す。


決して、革命的な方法ではなく、詭弁でもなく。

『理想と現実の間に分裂、遊離が無いと言うのが、本当の人間らしい姿である。ところが人間というものは、どちらかというと現実の方に行く人と、どちらかというと、理想の方に行く人がある。本当にこれが統一されて少しも危なげの無いものを「中(ちゅう)」と言う。中道は難しいと言うのがここでも分かる』


出来れば、その難しい『中道』を歩かん事を。





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