中国の建築技術の高さを称える。
もう、四半世紀前になります。私が上海に滞在していたのは。
一度、蘇州って所に連れて行ってもらったことがあります。庭園が美しいと有名なところでしたが、24年前ですら、『この池の水、何でこんなに汚いんだ・・・』と思ったことを思い出します。
確か、お寺でのこと。私を案内してくれた中国のお客さんは、石造りの大きな塔を指して、『千年前に作られたものだ』って説明してくれました。
本当かどうかわかりませんけど、その時、『やはり、中国の歴史ってのはたいしたもんだ。そんな古い建物がちゃんと残ってるんだ・・・』
と、感心したもんです。
冷静に考えれば、木造建築物でもっと古い建物は日本にあるわけですが。
とはいえ、中国の建築技術。これは、やはり大したものだと思えます。
日本の建物の文化も、大陸から入ってきたものでありましょう。そうすると、そのルーツは中国にあると言っても過言ではないのですから。
そんな中国の建築技術の進化は、とどまる所を知らないようで。
わずか一夜で倒壊寸前の超危険マンション=頼りない応急措置も不安呼ぶ―重慶市
11月6日12時14分配信 Record China
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091106-00000008-rcdc-cn
2009年11月5日、上海市のマンションポッキリ倒壊など、近年、中国の危険建築問題が注目されている。重慶晩報は重慶市忠県のあるマンションの問題を報じた。
問題建築は地上7階地下1階のマンション。42世帯が居住している。10月23日、朝目を覚ましたマンション住民は驚愕した。壁には指が入るほどの大きさの亀裂があり、窓も開けられないようなありさま。コンクリートの天井も沈み込み亀裂が入っている。検査の結果、コンクリートなど建材の品質に問題があり、マンションの全重量を支える1階の梁が断裂したことが明らかになったという。
マンション建設業者は応急処置を取ったが、こちらもお粗末なもの。地上7階のマンションを支えるにはあまりにも力不足に見える木の柱十数本を取り付けただけだという。学校の工作にでも使いそうな木の棒は見るだけでこちらを不安にさせるものと言える。危険を避けるため住民は退去するよう求められているが、建設業者から支払われる一時金は月にわずか90元(約1200円)。「部屋を借りられるような金額ではない」と住民は困り果てた様子だった。
驚くべきことにこのあまりにも低品質なマンションは、品質検査を受けていないにもかかわらず政府の認可を受けており、住民には不動産所有証も発行されていたという。重慶晩報は「農村の一般家屋を建てる基準でマンションが作られている」と指摘した。中国では国策として農村の都市化が推進されており、低開発地域にもマンションが建設されるようになった。しかし、その品質は安心できるものなのか、中国社会の急速な変化の影に潜むリスクを改めて浮き彫りとする事件になった。(翻訳・編集/KT)
さすが中国ですわ。もう、これは完全に脱帽やね。
マンションの梁が断裂した。
この信じられない事態。この危機にどのように対処するかで、人間の大きさが計られるってもんです。
緊急事態に対し、最小限の手を打って、かつ、最大の効果を上げる。
男達に求められた課題は、困難を極めた。
梁が断裂したこのマンションをどうするかという緊急事態に、中国の技術者は立ち上がった。
『農村の人々の住処を守れ』
技術者達は、木材を持って集まった。そして、持ってきた木材でつっかえ棒をして倒壊を回避した。
仕事を終えたとき、初めて、男達の顔に笑顔が浮かんだ・・・。プロジェクト チャイナっ!!
しっかし・・・
>このあまりにも低品質なマンションは、品質検査を受けていないにもかかわらず政府の認可を受けており、住民には不動産所有証も発行されていたという。
中国の品質検査って、そもそも意味があるのかね。
もうね、中国製のものなど、殆ど信用できませんわ。
最近思う事。多少高価でも、品質の良いものを見極めて、長く使う事。これが一番なんだな、と。
まあ、そうは言っても、私の身の回りにはまだまだ中国製の物はいっぱい有りますけどね。
ただ、輸出される中国製品はまだまともな方でしょう。低品質なもので一番被害を受けているのは中国に住む人たちばかりでありましょうから。
ま、マンションは輸出される事は無いでしょうしね。
このマンション、『姉歯マンション』なんか、比じゃないほど脆いってことでしょうなぁ。
上海の摩天楼なんか、小さな地震でも倒壊する建物が続出するんじゃ無いでしょうかね。
やっぱ、日本に生まれて良かった。改めてそう思います。
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一度、蘇州って所に連れて行ってもらったことがあります。庭園が美しいと有名なところでしたが、24年前ですら、『この池の水、何でこんなに汚いんだ・・・』と思ったことを思い出します。
確か、お寺でのこと。私を案内してくれた中国のお客さんは、石造りの大きな塔を指して、『千年前に作られたものだ』って説明してくれました。
本当かどうかわかりませんけど、その時、『やはり、中国の歴史ってのはたいしたもんだ。そんな古い建物がちゃんと残ってるんだ・・・』
と、感心したもんです。
冷静に考えれば、木造建築物でもっと古い建物は日本にあるわけですが。
とはいえ、中国の建築技術。これは、やはり大したものだと思えます。
日本の建物の文化も、大陸から入ってきたものでありましょう。そうすると、そのルーツは中国にあると言っても過言ではないのですから。
そんな中国の建築技術の進化は、とどまる所を知らないようで。
わずか一夜で倒壊寸前の超危険マンション=頼りない応急措置も不安呼ぶ―重慶市
11月6日12時14分配信 Record China
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091106-00000008-rcdc-cn
2009年11月5日、上海市のマンションポッキリ倒壊など、近年、中国の危険建築問題が注目されている。重慶晩報は重慶市忠県のあるマンションの問題を報じた。
問題建築は地上7階地下1階のマンション。42世帯が居住している。10月23日、朝目を覚ましたマンション住民は驚愕した。壁には指が入るほどの大きさの亀裂があり、窓も開けられないようなありさま。コンクリートの天井も沈み込み亀裂が入っている。検査の結果、コンクリートなど建材の品質に問題があり、マンションの全重量を支える1階の梁が断裂したことが明らかになったという。
マンション建設業者は応急処置を取ったが、こちらもお粗末なもの。地上7階のマンションを支えるにはあまりにも力不足に見える木の柱十数本を取り付けただけだという。学校の工作にでも使いそうな木の棒は見るだけでこちらを不安にさせるものと言える。危険を避けるため住民は退去するよう求められているが、建設業者から支払われる一時金は月にわずか90元(約1200円)。「部屋を借りられるような金額ではない」と住民は困り果てた様子だった。
驚くべきことにこのあまりにも低品質なマンションは、品質検査を受けていないにもかかわらず政府の認可を受けており、住民には不動産所有証も発行されていたという。重慶晩報は「農村の一般家屋を建てる基準でマンションが作られている」と指摘した。中国では国策として農村の都市化が推進されており、低開発地域にもマンションが建設されるようになった。しかし、その品質は安心できるものなのか、中国社会の急速な変化の影に潜むリスクを改めて浮き彫りとする事件になった。(翻訳・編集/KT)
さすが中国ですわ。もう、これは完全に脱帽やね。
マンションの梁が断裂した。
この信じられない事態。この危機にどのように対処するかで、人間の大きさが計られるってもんです。
緊急事態に対し、最小限の手を打って、かつ、最大の効果を上げる。
男達に求められた課題は、困難を極めた。
梁が断裂したこのマンションをどうするかという緊急事態に、中国の技術者は立ち上がった。
『農村の人々の住処を守れ』
技術者達は、木材を持って集まった。そして、持ってきた木材でつっかえ棒をして倒壊を回避した。
仕事を終えたとき、初めて、男達の顔に笑顔が浮かんだ・・・。プロジェクト チャイナっ!!
しっかし・・・
>このあまりにも低品質なマンションは、品質検査を受けていないにもかかわらず政府の認可を受けており、住民には不動産所有証も発行されていたという。
中国の品質検査って、そもそも意味があるのかね。
もうね、中国製のものなど、殆ど信用できませんわ。
最近思う事。多少高価でも、品質の良いものを見極めて、長く使う事。これが一番なんだな、と。
まあ、そうは言っても、私の身の回りにはまだまだ中国製の物はいっぱい有りますけどね。
ただ、輸出される中国製品はまだまともな方でしょう。低品質なもので一番被害を受けているのは中国に住む人たちばかりでありましょうから。
ま、マンションは輸出される事は無いでしょうしね。
このマンション、『姉歯マンション』なんか、比じゃないほど脆いってことでしょうなぁ。
上海の摩天楼なんか、小さな地震でも倒壊する建物が続出するんじゃ無いでしょうかね。
やっぱ、日本に生まれて良かった。改めてそう思います。
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