ヒューザーが住民に買取表明
もう、あんまり馬鹿なんで、コメントする気も無いような事件なんだけど・・・
この小島社長、今日の朝のテレビにも出ていて・・・
『こんな一目でわかるような偽装を見落とした検査機関の責任は重い』
とか何とか熱弁を奮っていましたが・・・
そもそも、偽装したのはお前らだろうがっ!
そりゃ、見逃したほうにも責任はあるさ。しかし、騙したほうの責任が重いのは当然だろう?
例えば、100キロオーバーのスピード違反で捕まった奴が、
10キロオーバーの時に見つけてくれたら、100キロオーバーにならなかったなどと言っても、そりゃ屁理屈ってもんだろう。
一級建築士の資格をとるにしても、建築業をやるにしても、建築に関する法律を守るという前提で資格が与えられる訳で、出された書類は、『その資格をクリアしたのが前提条件』としてチェックを行う・・・つまり、申請者はあらかじめ法に基づいて仕事をしているという信頼関係をもとに認可を行っているわけです。
まあ、まさに、性善説。これを悪用した訳ですよ、こいつらは。
もともと、この小島社長は、
『既存の建築業界は構造的な問題をかかえている』
『信頼に基づいた仕事をする。低価格を実現する為に宣伝費用も、モデルルームも作らない』
などと、既存の業界人とは違って、さまざまな発言を通じて成長していった人のようで・・・
この難局も、攻めの姿勢で乗り切ろうとしているんだろうけれど、口を開けば開くほどボロが出そうな雰囲気ですな・・・
今日は、これまでの発言を一転させて、こんなニュースが・・・
106%の価格で買い取り、ヒューザーが住民に表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051126-00000014-yom-soci
首都圏のマンションなどの耐震強度偽装問題で、開発会社「ヒューザー」(東京都千代田区)は26日、横浜市鶴見区の「コンアルマーディオ横濱鶴見」と神奈川県藤沢市の「グランドステージ藤沢」の住民への説明会を開き、偽装があった全物件について譲渡価格の106%で買い取る方針を明らかにした。
同社が住民に配った文書によると、6%は、引っ越し料、迷惑料、慰謝料などに相当。契約手付金として買い取り価格の6%分を住民に支払い、来年6月末日の明け渡しと同時に残金決済する。契約日以降の固定資産税などの支払い債務はヒューザーが負担。買い戻し契約は来月15日までに結ぶとしている。
小島社長はこれまで、問題のマンションについて、「買い取りには応じられない。150億円もの資金が必要になる」と建て替えの方針を明らかにする一方、改修での対応も提示。住民の間に不安と混乱が広がっていた。しかし、国土交通省が住民に退去勧告する方針を決めたことを受け、この日は報道陣に対し、「悠長な議論を続ける時間はない。放置すると、宅建業法に抵触してしまう」などと方針を変更した理由を述べた。
小島社長は「この程度のことで破産したり、どこかへ逃げたりすることはない。自力で解決する方法を考えた」とも話している。
藤沢市によると、同社は、買い取り資金は銀行からの借り入れで賄う予定だと話したという。
一方、国交省がこの問題を公表する前に、伊藤公介・元国土庁長官と国交省を訪れたことについて、小島社長は「国民の生命と財産が守られるように、確認検査業務の機能していない部分を、早急に対処してほしいとお願いするためだ」と説明した。
どこの金融機関が今のヒューザーに金を出す?
『身売りして、資本力のあるところに会社を買ってもらって・・・』
などと発言していたが・・・
こんなにイメージの悪くなった会社、誰が買う?
今の状況で、106パーセントの価格で買い戻すという発表は、どうにも怪しい・・・
6パーセントの手付金払って、時間稼ぎしている間に、会社倒産っていうストーリーが頭に浮かぶ・・・
それとも、被害者救済の名のもと、税金が投入されるのか・・・
今回の被害者には恐らく罪は無い。だから、税金で一時的に救済する事は理解できる。しかし・・・
投入した税金は、事件の関係者から責任範囲に応じて、回収するべきだと私は考える。まず、ヒューザーの社長はじめ経営陣の資産を押さえて、少しでも多く回収するようにするべきですな。
結論。
残念ながら、現代の日本では・・・
性善説は通用しない
この小島社長、今日の朝のテレビにも出ていて・・・
『こんな一目でわかるような偽装を見落とした検査機関の責任は重い』
とか何とか熱弁を奮っていましたが・・・
そもそも、偽装したのはお前らだろうがっ!
そりゃ、見逃したほうにも責任はあるさ。しかし、騙したほうの責任が重いのは当然だろう?
例えば、100キロオーバーのスピード違反で捕まった奴が、
10キロオーバーの時に見つけてくれたら、100キロオーバーにならなかったなどと言っても、そりゃ屁理屈ってもんだろう。
一級建築士の資格をとるにしても、建築業をやるにしても、建築に関する法律を守るという前提で資格が与えられる訳で、出された書類は、『その資格をクリアしたのが前提条件』としてチェックを行う・・・つまり、申請者はあらかじめ法に基づいて仕事をしているという信頼関係をもとに認可を行っているわけです。
まあ、まさに、性善説。これを悪用した訳ですよ、こいつらは。
もともと、この小島社長は、
『既存の建築業界は構造的な問題をかかえている』
『信頼に基づいた仕事をする。低価格を実現する為に宣伝費用も、モデルルームも作らない』
などと、既存の業界人とは違って、さまざまな発言を通じて成長していった人のようで・・・
この難局も、攻めの姿勢で乗り切ろうとしているんだろうけれど、口を開けば開くほどボロが出そうな雰囲気ですな・・・
今日は、これまでの発言を一転させて、こんなニュースが・・・
106%の価格で買い取り、ヒューザーが住民に表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051126-00000014-yom-soci
首都圏のマンションなどの耐震強度偽装問題で、開発会社「ヒューザー」(東京都千代田区)は26日、横浜市鶴見区の「コンアルマーディオ横濱鶴見」と神奈川県藤沢市の「グランドステージ藤沢」の住民への説明会を開き、偽装があった全物件について譲渡価格の106%で買い取る方針を明らかにした。
同社が住民に配った文書によると、6%は、引っ越し料、迷惑料、慰謝料などに相当。契約手付金として買い取り価格の6%分を住民に支払い、来年6月末日の明け渡しと同時に残金決済する。契約日以降の固定資産税などの支払い債務はヒューザーが負担。買い戻し契約は来月15日までに結ぶとしている。
小島社長はこれまで、問題のマンションについて、「買い取りには応じられない。150億円もの資金が必要になる」と建て替えの方針を明らかにする一方、改修での対応も提示。住民の間に不安と混乱が広がっていた。しかし、国土交通省が住民に退去勧告する方針を決めたことを受け、この日は報道陣に対し、「悠長な議論を続ける時間はない。放置すると、宅建業法に抵触してしまう」などと方針を変更した理由を述べた。
小島社長は「この程度のことで破産したり、どこかへ逃げたりすることはない。自力で解決する方法を考えた」とも話している。
藤沢市によると、同社は、買い取り資金は銀行からの借り入れで賄う予定だと話したという。
一方、国交省がこの問題を公表する前に、伊藤公介・元国土庁長官と国交省を訪れたことについて、小島社長は「国民の生命と財産が守られるように、確認検査業務の機能していない部分を、早急に対処してほしいとお願いするためだ」と説明した。
どこの金融機関が今のヒューザーに金を出す?
『身売りして、資本力のあるところに会社を買ってもらって・・・』
などと発言していたが・・・
こんなにイメージの悪くなった会社、誰が買う?
今の状況で、106パーセントの価格で買い戻すという発表は、どうにも怪しい・・・
6パーセントの手付金払って、時間稼ぎしている間に、会社倒産っていうストーリーが頭に浮かぶ・・・
それとも、被害者救済の名のもと、税金が投入されるのか・・・
今回の被害者には恐らく罪は無い。だから、税金で一時的に救済する事は理解できる。しかし・・・
投入した税金は、事件の関係者から責任範囲に応じて、回収するべきだと私は考える。まず、ヒューザーの社長はじめ経営陣の資産を押さえて、少しでも多く回収するようにするべきですな。
結論。
残念ながら、現代の日本では・・・
性善説は通用しない