比べてみようの時間です。

麻生外務大臣の発言と、中国の報道官の発言を比べて見ましょう。
立場も違うし、テーマも違うんだけど、なんとなく面白そうなので・・・

まずは、外務省の記者会見記録より。



http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/gaisho/g_0609.html#10-A
(問)麻生大臣の祖父である吉田茂氏も外務大臣を経験され、非常に縁のある役職だと思いますが、吉田茂氏は麻生大臣の任期をどのように見てらっしゃるかという想像をひと言お願い致します。

外務大臣それは死んだ本人に聞いてみないとわからないですね。(゜纊)


やっぱ、この人面白いわ(笑)
この会見は、こちらで⇒http://www.youtube.com/watch?v=Aoy27vnWbYU&mode=related&search=


(問)小泉総理と胡錦濤国家主席があまり会わなかった中で、中国も対日政策を変えてきている。ただ今回の次官協議の中でも依然として中国は靖国の話を出している中で、どう首脳会談をステップとして日中関係の改善に繋げていくか。小泉総理から安倍総理に替わって、中国も対日政策を変えてきている中で、まだ依然として靖国というのが出てくる状況というのは、大臣はどのようにお考えなのでしょうか。

外務大臣)向こうも、江沢民の訪日以来ずっと引きずっている話ではありますが、色々な意味で、やはりあの訪日は失敗だったと言われている、首脳会談としては失敗の例だとよく出される例のひとつです。この問題というのは、向こうから出してきた話になっています。今の世論調査を見ていると、なぜこれだけ反中感情が大きいのかというような世論調査で、だって向こうが反日だからというのが、世論調査の答えでよく出てくる。NHKでやった調査かどこでやった調査かそうでしたし、NHKの8月15日の番組でも、参拝賛成70何%というのが出てきましたし、色々な意味で、今の世論というものは、私どもの見ているのとは少し違っている部分で動いてきているところもある。そういうものは、中国側もよく調査しているところでもあろうとは思いますので、双方で、この問題だけで引っかかって日中間がうまくいかないというのは、双方の利益にならない、この種の話があるから会わないとか、この種の話があるから会談は開けないというのは、我々としては、双方にとって利に沿わないのではないかとずっと言い続けてきたところなのです。同じように、向こう側の世論の変化というのは、3月の全人代温家宝首相の話とか、その後の胡錦濤国家主席の話等々の変化というのは、今年3月の全人代の後、はっきりしてきていると思っています。そういうところを基にしたから、たぶん5月の外相会談、その後の話もできましたし、北朝鮮に対しても一緒に行動が取れるというところまできた等々、色々と変化はある。また、中国も国内で色々と抱えている問題を解決するのに日本と組んだ方が良い。水の問題、環境の問題、経済の問題、色々ありますから、お互い手を組んだ方が双方の利益になる。片方の利益だけでは駄目です。双方の利益になるという形になるというように、向こうも思い、こちらも思って初めて、関係というのはより深まっていくのだと思います。中国の一連の、対外投資が去年マイナス0.9%である中、日本からは19%増です。そういった変化というのは、日中関係というものは、中国の経済にとってより大きなものであるということは更にはっきりしてきていると、最近の数字からはそう思います。そういったものをどう評価するかというのはまた別の判断ですから。それを全部捨ててでもという話もひとつ成り立つわけですが、そういったものを見て、どう判断していくかというのは、今、中国が考えるでしょうし、こちら側としては、一応いつでも会いますよと、日中首脳会談すべきだとずっと言い続けてきてきていますから、私どもの方としては。従って、うちはオープンなのだということだけははっきりしていて、こちらが拒否しているのではないというのが、この5年5ヶ月間全く変わっていないし、安倍総理もほぼ考え方は同じというところだと思います。ただ、靖国の話でいけば、行ったか行かないかを明確にしないというのも一つの選択なのであって、それに対してどう判断するかは中国の話なのだと思います。


この会見の模様はこちら⇒http://www.youtube.com/watch?v=LtowHUg_ZTY&mode=related&search=

まあ、そうだろうね。こっちが会わないって言ってるわけではなく、向こうから会うための条件として、

靖国神社に参拝するな』『歴史認識を(中国の歴史と同じに)改めろ』


と、
明らかな内政干渉を続けているわけで
一方の中国は、日本に対して内政干渉をするなと口にしている。


日本防衛庁長官の中国軍事費発言について

http://www.people.ne.jp/2006/09/29/jp20060929_63506.html
外交部の定例会見で28日、秦剛報道官が記者の質問に答えた。

――日本の新しい防衛庁長官は27日、中国が軍事費を増加し続けていることは、日本にとって脅威だと発言した。これをどう受け止めるか。

中国は平和発展路線を固く歩み、「隣国と善をなし、隣国をパートナーとする」の周辺外交方針を遂行している。中国の発展はいかなる国の脅威にもならない。中国の軍事費問題に関するわれわれの立場は、すでに何回も説明している。われわれは、一部の国が中国の軍事費を口実に、いわゆる「中国脅威論」をかき立てることに反対する。日本の防衛庁長官は新しく就任したばかりだ。中国が一貫して、重ねて言明してきた立場と政策をまず熟知してみてから、改めて見解を発表することを望む。いまこの時期に、関係各者が中日関係の改善と発展に有益な話をし、中日関係の改善と発展に有益な事をしてくれるようわれわれは期待する。

わたしは、新長官が「日米軍事同盟」の中国に関わる問題に言及したことにも注意を払っている。わたしの得たこの情報が正確ならば、「日米軍事同盟」とは冷戦という特殊な歴史背景における2国間協定であり、2国間の範疇内に厳しく制限されるべきだと指摘しなければならない。2国間の範疇を超えれば、隣国に不安を引き起こし、地域の安全に複雑な要因を増やすことになるだろう。われわれは、直接的・間接的に関わらず、中国および中国台湾を、日米安保協力の範囲に組み込むことに断固として反対する。これは中国の主権への侵犯であり、中国の内政への干渉だ。
人民網日本語版」2006年9月29日



ほぉ・・・

> 中国が一貫して、重ねて言明してきた立場と政策をまず熟知してみてから、改めて見解を発表することを望む。

『その行動』ではなく、『言明した立場』を熟知せよと(笑)

>中国は平和発展路線を固く歩み、「隣国と善をなし、隣国をパートナーとする」の周辺外交方針を遂行している。

ほぉ・・・

平和路線ねぇ・・・(笑)



コメントのしようがねぇ(苦笑)


気分を変えて、我らが麻生外務大臣の公式ページ、9月22日の一言より。



2006年9月22日
ケータイ機種変。
http://www.aso-taro.jp/diary/2006/09/20060922_1158923827.html
今日、ケータイの機種変更をしました。

総裁選前から、少し不具合が生じていたこともあり、早く新しいものに替えたかったのですが、時間が取れず、今日になりました。

しかし、新しい機種に慣れるまでは、なかなか大変そうです。
濁点ボタン、クリアキーなど、微妙に前のものと違うようで、メールを打つのにも、かなり時間がかかります。

早く慣れないと・・・。



なんとも、そのお人柄が伝わってきますね(笑)