北朝鮮、六カ国協議復帰?

とりあえず、復帰したというニュースが流れてますが・・・
やはり、こういう流れが出来ていたんでしょうな。
例えば、今日のニュースを拾って見ると・・・


北向け原油、中国の9月輸出ゼロ ミサイル実験から圧力
http://www.sankei.co.jp/news/061031/kok006.htm
 【北京=福島香織】中国から北朝鮮向けの9月の原油輸出量がゼロとなったことが30日、中国税関総署の貿易統計(9月分)でわかった。ロイター通信が伝えた。

中国は北朝鮮の核実験前にすでに、北朝鮮の命綱ともいえる原油輸出の引き締めを開始していた。中国は食糧援助の削減について「人道的理由」から反対の立場をとっていたが、原油供給の削減については姿勢を明確にしていなかった。中国は今年1月~9月までは、前年同期比6.8%減少しながらも累計36万9643トンの原油を輸出、北朝鮮は7月に中国側が自制を求めたにもかかわらずミサイル発射実験を実施しており、9月の原油輸出停止は、これに対応した措置とみられる。

 北朝鮮原油の90%、食料の3分の1を中国に依存しているとみられており、原油供給の極端な削減は北朝鮮の経済活動全般に影響を与える。中国は2003年、重油パイプラインを3日間にわたり閉じて圧力をかけ、北朝鮮6カ国協議に参加させた経緯もあり、原油供給削減による効果については、中国側の専門家の間でも以前から打撃を与えうると指摘されている。


9月から原油の輸入を止められたら・・・
戦争どころじゃないだろうね。

国連に加入していないこの国も、こんな動きが。

台湾総統「北制裁措置とっている」 初めて実施明言
http://www.sankei.co.jp/news/061031/kok003.htm
 台湾の陳水扁総統は30日、台北の総統府と東京都内のホテルを回線でつないでテレビ会議を行い、自民党中川昭一政調会長らと会談した。核実験を強行した北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議に関し「台湾は国連加盟国ではないが、日米と同じ民主主義陣営として北朝鮮に金融制裁や輸出規制などの措置をとっている」と述べた。台湾の最高指導者が北朝鮮への制裁実施を明言したのは初めて。

 陳総統が2008年実施を公約に掲げた台湾の憲法改正については「年末の台北、高雄の両市長選が終わった後、来年に新しい憲法制定に向けて新しい仕事ができると思っている」と改正に向けて強い意欲をみせた。


着々と北朝鮮包囲網が進む中・・・

空気読めてない国が一つ・・・

【PSI】韓国、PSI参加も北船舶は検問除外へ
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/10/31/20061031000003.html
 韓国政府は米国が主導する大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)に参加はするが韓半島朝鮮半島)周辺水域での北朝鮮船舶はPSIの例外とする案を準備し、党と政府、関連部署での検討に入っていることが明らかになった。

 国連安保理による対北決議1718号に北朝鮮大量破壊兵器WMD)に関連すると見られる船舶の海上検問が含まれたことから、米国は韓国政府にPSIの参加を強く要求してきた。昨年から米国の要請でPSI訓練にオブザーバーとして参加している韓国政府は近くPSIの参加についての決定を下す方針だ。

 政府当局者は「北朝鮮を除くテロ支援国家やアル・カエダなどのテロ組織に関係する船舶が韓国の領海を通過する時は積極的にPSIに参加する。しかし北朝鮮の船舶はPSIではなく南北海運合意書により検問・検査する方向で議論を進めている」と語った。

 しかし南北海運合意書の発効後これを根拠とした北朝鮮船舶の検査は一度も行われなかった。結局政府の方針は北朝鮮に対するPSIは放棄するものであることから米国の反応が注目される。

 与党ヨルリン・ウリ党はこの政府案についても反対するという。PSIは9・11テロ以後米国主導で2003年に発効した。大量破壊兵器と関連する物資の移転を防ぐために会員国が国際法と国内法により疑わしい船舶・飛行機などを自発的に検査するよう規定している。


・・・あのね。

北朝鮮のミサイル発射、核実験を受けて、国連で制裁決議をしたわけだ。
そんで、その流れの中で、PSIを実施するという流れになったんじゃなかったかね?

それでだ。


>韓国政府は米国が主導する大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)に参加はするが韓半島朝鮮半島)周辺水域での北朝鮮船舶はPSIの例外とする案を準備


意味の無い事山の如し

そりゃ、アメリカ人も呆れるってもんだ。

【PSI】駐韓米大使「韓国の政治家に失望」
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/10/31/20061031000005.html
 米国のバーシュボウ駐韓大使は30日、韓国の多くの政治家は大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)に参加すれば直ちに軍事的衝突が起こるとの誤解をしていると主張した。

 バーシュボウ大使は朝鮮日報とのインタビューで「韓国では与野党に関係なく非常に多くの政治家たちがPSIについて根本的に誤解していて失望している」と語った。PSIは世界75の国々が大量破壊兵器の拡散を防ぐために自発的に参加する制度で各国の判断により参加のレベルを決定するものだ。しかし韓国ではこの側面が見過ごされているという。バーシュボウ大使は「韓国をはじめとする多くの国が積極的にPSIに参加すれば北朝鮮に強いメッセージを送り、究極的には北朝鮮の核問題解決に役に立つと思う」と述べた。

 韓国政府が北朝鮮による核実験以後も開城工団や金剛山観光事業を続ける決定をした点についてバーシュボウ大使は「韓国政府が国連決議1718号と北朝鮮の挑発という新しい観点から2つの事業を深刻に検討し、適切な決定を下すことを期待する」と述べた。


北朝鮮の六カ国協議参加を、一番喜んでいるのは韓国では無いかと。

さらにはこんな報道も。

米紙「韓国は金正日の現金自動預払機」
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/10/31/20061031000002.html
 米国の日刊紙、クリスチャン・サイエンス・モニター(CSM)は30日付の社説で韓国を金正日総書記の現金自動預払機(ATM)と非難した。同紙は「国連安保理は核実験を行った北朝鮮に対して全ての会員国に制裁を要求したが、唯一韓国は自らを脅迫する双子の兄弟である北朝鮮に現金を送りつづけることを決定したようだ」と論評した。

 同紙はまた「1998年から始まった韓国政府の太陽政策で20億ドル(約2348億円)を超える現金と物資が北朝鮮に支援されたが、世界は北朝鮮核兵器の脅威という暗い影を持つようになった。ムチよりもアメで金正日政権に対しようとする韓国政府の試みは失敗し、今は米国との長い同盟関係も危うい状況だ」と主張した。

 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は人口1200万人のソウルに狙いをつけ、数分で破壊できる数百のミサイルを北朝鮮保有しているにもかかわらず韓国の有名歌手と北朝鮮舞踊家による携帯電話広告が放映される韓国は異常な状況だと報じた。同紙は「南と北が一つになることを知らせる映画や広告が韓国で大量に放映されている。統一部は韓国の教会・人権団体が風船を利用して北朝鮮に送ろうとする宣伝ビラまでも北朝鮮を敵対視するとして禁止している」と指摘した。



北のCD機か(笑)



そりゃ、破綻もするわ(笑)