吉野、奥千本

先々週の休暇、3日目は『まだ桜が咲いているのではないか』と、日本一の桜の名所、吉野に向かいました。
近鉄吉野駅から、いつもはロープウエイで吉野山駅に向かうのですが、今回はちょっと趣向を変えて、近鉄バスに。桜の季節は臨時バスが出ているようです。途中に見える山は、桜はチラホラと見える程度・・・数日遅かったか、と。そこで、終点の竹林院から、奥千本行きのバスに乗り換えです。

吉野山は、標高の低いところから、下千本、中千本、上千本という見頃の場所があって、そこから少し離れて、奥千本というところがあるのです。ここなら、まだ咲いているだろう、と。

バスの終点にあるのは、金峯神社

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この神社は、平安時代に作られ、藤原道長が祈願を行ったところでもあるとか。ここには金の鉱脈があると信じられており、黄金の神として崇拝されているとか。ご利益にあやかりたいものです。(笑)

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これが、義経の隠れ塔。義経主従が、山伏の姿で吉野の山岳道を逃げた時、追っ手から隠れた塔だとか。

さて。ここまでの道はなかなかの急坂。しかし、道は舗装もされている・・・目指す奥千本は、この先になるわけです。

完全に、登山道です(汗)

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奥千本の少し手前には、『苔清水』と呼ばれる湧き水が・・・私の後ろにいた二人連れが
『この水飲めるのかなぁ~』
と。
『大丈夫じゃないですかね』
と、私。
『でも、飲んでこんな山の中でお腹痛くなったら』
と、後ろの女の子
『そんなに「即効性」は無いでしょ?』(笑)

冷たくて美味しい水でした。

さて、奥千本

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ここはさすがに綺麗に咲いていました。惜しむらくは、カメラがあまり美しい色で撮れていない事・・・

ここは、かつて西行法師が小さな庵を立てて生活していたところとか。
その跡地には、当時の庵が再現されています


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中には西行法師が(笑)

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願わくば 花の下にて 春死なん
   その如月の 望月の頃

西行法師は、この桜を見ながら歌ったのでしょうか。




『奥千本?どこに千本あるんだっ!!ウチの近所の桜の方が多いぞ!!』

と、言っている人が居ましたが・・・

そーいう事は言わないように(^^;)
確かに、本数はそれほど多くありませんね。