中国株式急落・・・

前から、『中国の経済はやばい状況じゃないのか?』と言い続けている私です。
ま、私の仕事の範囲での話ですが、中国製品の品質、中国の環境問題、等を考えると、あまりプラスになる要素はないだろう、と。

しかし、その中国で株価が高騰しているというニュースを前に紹介したんですが・・・



過熱抑制策受け6.50%安=世界同時株安以来の下落率-上海株式
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070530-00000137-jij-int
 【上海30日時事】30日の中国・上海株式市場は、中国当局株式投資の過熱を抑える具体策を打ち出したことを受け、大きく値を下げた。市場全体の値動きを反映する上海総合株価指数は一時、前日終値比7.37%安と4000割れ寸前まで急落した。終値は同6.50%安の4053.088。下落率は世界同時株安のきっかけとなった2月27日の下げ以来、最大。 


中国株式市場大幅安!印紙税率引き上げが原因―中国株式市場
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070531-00000002-rcdc-cn
2007年5月30日、深セン株式市場と上海株式市場で寄付きから急落した。昨日中国財政部が発表した証券取引印紙税率1%から3%への引き上げが原因と見られる。

上海株式市場では上海総合指数が4087.41ポイントで寄り付き、前営業日比-247.51ポイントで5.71%の下げ幅、午後は6.08%下げて-263.65ポイントの4071.27ポイントとなった。

深セン株式市場では寄り付き値を前営業日比5.99%下げて、-805.40ポイントの12651.20ポイント、午後は6.23%下げて-837.69ポイントの12618.91ポイントと軒並み大幅安となった。

午前の取引高は両株式市場で2793億7000万元(4兆1905億5000万円)であった。(翻訳・編集/本郷智子)


一日で6パーセントの下落というのは大きいですね・・・
一時は7パーセント台の下落ですか。

前回の下落の時には、世界同時株安となったわけですが、どうも今回は違うようで。
確か、ニューヨークでは最高値を更新したのではなかったかな。

どーいうことか。




中国経済、株が急落しても影響は限定的=世銀

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070530-00000997-reu-bus_all
 [北京 30日 ロイター] 世界銀行は30日、中国経済に関する四半期報告で、18カ月間に渡って上昇を続けてきた中国株式市場に急激な調整が入ったとしても、中国経済にとって大きな打撃とはならないとの見解を示した。
 世銀は「主な影響は、最近高まっていた中国資本市場に対する信頼感が損なわれることだろう。消費や投資の減少を通じた実体経済への影響は限定的なものにとどまりそうだ」との認識を示した。
 ただ、これによって特定のグループ、特に退職者や低所得者などの金融資産が大きく目減りすれば、政治的な問題に発展する可能性もある、と指摘した。
 上海総合株価指数は過去18カ月間で3倍以上に上昇している。世銀は、中国株式市場の急騰が続けば、センチメントの急激な変化に伴うリスクや、株価が急落するリスクが拡大する可能性がある、と警告した。
 実際、30日の中国株式市場は、政府が株式取引の印紙税率を0.3%に引き上げると決定したことを受けて急落した。




素人なりに考えると・・・

外国人投資家は今回の中国株下落の影響を受けていないのではないか。
要は、売り抜けたのか、前回の株価の下落で手を引いていたのかも。

しかし、中国株式市場が大きく下落した事は事実。誰かが大損しているはず。
では誰が?




中国株式に投資している中国国民かな・・・
先日、中国政府は、外国人に対して中国への投資金額の上限引き上げを発表したけど、間に合わなかったかな。
さて、この株式価格下落。今後どうなりますかね。中国政府の打つ手は、少なくなっているように思えるけど。