ダンボール肉まん、その後

先日から話題になった、ダンボール入り肉まんの事件、中国は危機感を持っているようです。

でも、ちょっと待ってくれ・・・

ダンボール入りの肉まんよりは、300名を超える死者が出た風邪薬の方がよっぽど深刻なんじゃないのか。
肉まんの方が身近に感じるからなのか。

この件、『その報道』については、捏造であると発表されました。
その件、ちょっと詳しく紹介されてます。



メディア信用失墜に危機感=名声・金優先、肉まん事件で露呈-中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070720-00000125-jij-int
 【北京20日時事】中国・北京テレビが段ボールの混ざった肉まんが販売されていると「やらせ」報道した問題で、同テレビ報道番組「透明度」の副主任やプロデューサーら3人が免職処分になったほか、同テレビ編集長ら幹部2人も処分を受けた。20日付の中国紙・北京日報が伝えた。共産党・政府は「偽報道の存在はメディア界の恥」(同紙)と批判し、国内外でメディアの信用が失墜する事態に危機感を強めている。
 ねつ造した同テレビのアルバイトは、豚肉と段ボールなどを自分で持参し、出稼ぎ労働者4人にやらせを指示し、家庭用ビデオカメラで撮影・編集。公安当局は既にアルバイトを拘束した。
 中国紙・新京報によると、北京テレビに加わったばかりのこのアルバイトは「紙入り肉まん」に関する密告情報を受け、企画として提案。街頭の肉まんを食べるなど取材を続けたが、問題は見つからず、「スクープ」で名声と金を得たいとの動機からやらせに走った。テレビ局では企画報道を行えば、報酬が5000元以上(約8万円)に上るともいわれる。 




つまり・・・


「紙入り肉まん」に関する密告情報を受け、企画として提案

ダンボール入り肉まんの存在はあるという事かな。
ただし、実物を見つける事は出来なかった、と。

密告を受けた時の情報は、具体的なものであったのだろうな。
そうでなければ・・・



ダンボールを苛性ソーダで処理して、色を変えて、肉に混ぜる』

という『手口』を思いつくことは無かったのでは無いか。
いきなりこんな肉まんの偽装方法を思いつくとしたら、このテレビ局のアルバイトは天才だわ。

とりあえず、食品の安全は回復せず、報道の信頼も失墜・・・


『MADE IN CHAINA』というブランドは、地に落ちたな。コレは、やばい事になると思うな・・・


ただでさえ、中国の生産コストは上昇しているしね。