選挙まで、あと少し。
今回の選挙の争点ってのは一体何なのか。
年金問題も大事だし、生活が第一と訴える政党もあるわけで。
それは確かに大事な事です。しかし・・・
いかに内政が上手く運営できたとしても、外交の失敗一つでそんなものは消えてしまう事も忘れてはならないかと。
日本を巡る情勢ってのは、案外緊迫した状態にあるわけで。
例えば、こんな事も。
北、軽水炉を要求 核施設解体見返りに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070722-00000073-san-int
【北京＝野口東秀】北朝鮮核問題をめぐる６カ国協議の北朝鮮首席代表、金桂寛外務次官は２１日、帰国を前に北京国際空港内で記者団に対し、「核施設を解体するならば、軽水炉の提供が必要だ」と述べた。また、核放棄に向けた「次の段階」における「すべての核計画申告」の中に核兵器が含まれるかどうかについて、「少し考えればわかるだろう。信頼構築が進められながら、考えるべきことだ」と明言を避けた。
北朝鮮が今回、核施設解体の見返りに軽水炉提供要求を公言したのは初めて。２００５年９月に採択した６カ国協議の共同声明で軽水炉問題は「適切な時期」に議論するとしており、今後、北朝鮮が軽水炉提供の要求を強めれば協議の進展に影響が出そうだ。
金次官は「われわれが論議しているのは既存の核計画、言い換えれば寧辺核施設を稼働中断し、無能力化し、究極的に解体することであり、そうしようとするなら軽水炉の提供がなければならない」と述べた。そのうえで、「解決の基本は重油ではなく、（敵視）政策転換だ。われわれは重油を食べる寄生虫ではない」と述べ、米国によるテロ支援国家指定解除などを求めた。
一方、金次官は１９日の佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長との協議について、日本側が「金融制裁よりもひどい政治的危機、われわれの民族的自主権を侵害する危機をつくり出している」と非難。「さらに一歩踏み出せば、災難が来る」と警告したことを明らかにした。
これ、どこかで見たような。デジャブーって言うんでしたっけか。
核開発の疑惑があり、その核施設を停止する代わりに軽水炉を提供する・・・
ところが北朝鮮は約束を守らずに、核開発を継続。軽水炉を提供する計画は破綻した。
あの頃と変わった事は・・・
北朝鮮が核実験を行ったという事か。
つまり、前の時とは違って、今の北朝鮮は核兵器を手にしている、と。
この北朝鮮と言う国家は、言っちゃ何だけど国家の体をなしていないわけで。
この国に対して、
『話し合いだけで問題を解決できる』
という楽天的な考えにはとても肯定できません。
もちろん、話し合いは重要。だけど、話し合いの席に着くためには、交渉のためのカードが必要なわけで。
北朝鮮にとって、そのカードは核兵器開発であったのだろう。そして、その核兵器を手にする事が出来たわけだ。
日本は、核兵器を持ってこちらを脅している独裁国家と向き合っていると言う事を忘れてはならんのだと。
核兵器を持っている相手に、それを放棄させようと言う交渉は、なかなか難しいもの。今回の六カ国協議で、次の目標の期日を決める事が出来ないという事は、アメリカもこの交渉に根負けしてしかかっているのではないか、と。
日本政府は、北朝鮮に対しては、非常に強硬な態度で交渉を続けているように見える。
相手が、核兵器と言うカードを切ってきたのにも関わらず、日本にはそれに対抗する武力など無いのに。
北朝鮮は、ぶっちゃけると『日本の富をよこせ』と脅しているわけで。
アメリカには、『金をくれ』とは言わず、『安全を保障しろ』と言っている。
まるで強盗みたいなもんですよ
『じゃ、お金をあげたらいいんじゃない？』
等と言うような話が通用する相手であれば、それもアリだろうけどね・・・
年金問題で騒いでいるよりも、大きな金額になるんじゃないかね。
北朝鮮の発言と言うのは実はとっても分かりやすい。それは彼らの発言の中に本音が隠れているから。
＞日本側が「金融制裁よりもひどい政治的危機、われわれの民族的自主権を侵害する危機をつくり出している」と非難。「さらに一歩踏み出せば、災難が来る」と警告したことを明らかにした。
彼らは、現在日本がとっている政策に非常に苦しんでいると言う事かな。
『今の政策を止めないと、暴発するぞ』
と、脅しているわけで。しかし、そう簡単に暴発など出来るもんじゃない（笑）
彼らが核を搭載できるミサイルの開発を済ませていれば別だけど。
日本がとるべき道は唯一つ。
現在の対北朝鮮政策継続
今、融和策をとったら、強盗にお金の引き出し方を教えるようなもんだ。相手は北朝鮮。まともな国ではない。一回金を払って縁が切れるなんてことはありえないだろう。恐らく、その金の一部を使って新たな武器を作って脅してくる。そうなっても不思議ではないわけで。
強盗に引き出されていくお金は、国民の税金って事になるのかな。
日本国内で税金の無駄使いされた方がまだマシじゃねーの？
本来であれば、国民の財産、安全を守ることが選挙の争点となるべきかと。
そして、日本は、国内では平和な状況が続いているけれど、目を外に向ければ、非常に危険な場所に位置していることは間違いないわけで
今回の選挙、本来の争点は、外交問題ではないのかな、と思うのですがね・・・
野党の皆さんは、どう思っているでしょうかね。
年金問題も大事だし、生活が第一と訴える政党もあるわけで。
それは確かに大事な事です。しかし・・・
いかに内政が上手く運営できたとしても、外交の失敗一つでそんなものは消えてしまう事も忘れてはならないかと。
日本を巡る情勢ってのは、案外緊迫した状態にあるわけで。
例えば、こんな事も。
北、軽水炉を要求 核施設解体見返りに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070722-00000073-san-int
【北京＝野口東秀】北朝鮮核問題をめぐる６カ国協議の北朝鮮首席代表、金桂寛外務次官は２１日、帰国を前に北京国際空港内で記者団に対し、「核施設を解体するならば、軽水炉の提供が必要だ」と述べた。また、核放棄に向けた「次の段階」における「すべての核計画申告」の中に核兵器が含まれるかどうかについて、「少し考えればわかるだろう。信頼構築が進められながら、考えるべきことだ」と明言を避けた。
北朝鮮が今回、核施設解体の見返りに軽水炉提供要求を公言したのは初めて。２００５年９月に採択した６カ国協議の共同声明で軽水炉問題は「適切な時期」に議論するとしており、今後、北朝鮮が軽水炉提供の要求を強めれば協議の進展に影響が出そうだ。
金次官は「われわれが論議しているのは既存の核計画、言い換えれば寧辺核施設を稼働中断し、無能力化し、究極的に解体することであり、そうしようとするなら軽水炉の提供がなければならない」と述べた。そのうえで、「解決の基本は重油ではなく、（敵視）政策転換だ。われわれは重油を食べる寄生虫ではない」と述べ、米国によるテロ支援国家指定解除などを求めた。
一方、金次官は１９日の佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長との協議について、日本側が「金融制裁よりもひどい政治的危機、われわれの民族的自主権を侵害する危機をつくり出している」と非難。「さらに一歩踏み出せば、災難が来る」と警告したことを明らかにした。
これ、どこかで見たような。デジャブーって言うんでしたっけか。
核開発の疑惑があり、その核施設を停止する代わりに軽水炉を提供する・・・
ところが北朝鮮は約束を守らずに、核開発を継続。軽水炉を提供する計画は破綻した。
あの頃と変わった事は・・・
北朝鮮が核実験を行ったという事か。
つまり、前の時とは違って、今の北朝鮮は核兵器を手にしている、と。
この北朝鮮と言う国家は、言っちゃ何だけど国家の体をなしていないわけで。
この国に対して、
『話し合いだけで問題を解決できる』
という楽天的な考えにはとても肯定できません。
もちろん、話し合いは重要。だけど、話し合いの席に着くためには、交渉のためのカードが必要なわけで。
北朝鮮にとって、そのカードは核兵器開発であったのだろう。そして、その核兵器を手にする事が出来たわけだ。
日本は、核兵器を持ってこちらを脅している独裁国家と向き合っていると言う事を忘れてはならんのだと。
核兵器を持っている相手に、それを放棄させようと言う交渉は、なかなか難しいもの。今回の六カ国協議で、次の目標の期日を決める事が出来ないという事は、アメリカもこの交渉に根負けしてしかかっているのではないか、と。
日本政府は、北朝鮮に対しては、非常に強硬な態度で交渉を続けているように見える。
相手が、核兵器と言うカードを切ってきたのにも関わらず、日本にはそれに対抗する武力など無いのに。
北朝鮮は、ぶっちゃけると『日本の富をよこせ』と脅しているわけで。
アメリカには、『金をくれ』とは言わず、『安全を保障しろ』と言っている。
まるで強盗みたいなもんですよ
『じゃ、お金をあげたらいいんじゃない？』
等と言うような話が通用する相手であれば、それもアリだろうけどね・・・
年金問題で騒いでいるよりも、大きな金額になるんじゃないかね。
北朝鮮の発言と言うのは実はとっても分かりやすい。それは彼らの発言の中に本音が隠れているから。
＞日本側が「金融制裁よりもひどい政治的危機、われわれの民族的自主権を侵害する危機をつくり出している」と非難。「さらに一歩踏み出せば、災難が来る」と警告したことを明らかにした。
彼らは、現在日本がとっている政策に非常に苦しんでいると言う事かな。
『今の政策を止めないと、暴発するぞ』
と、脅しているわけで。しかし、そう簡単に暴発など出来るもんじゃない（笑）
彼らが核を搭載できるミサイルの開発を済ませていれば別だけど。
日本がとるべき道は唯一つ。
現在の対北朝鮮政策継続
今、融和策をとったら、強盗にお金の引き出し方を教えるようなもんだ。相手は北朝鮮。まともな国ではない。一回金を払って縁が切れるなんてことはありえないだろう。恐らく、その金の一部を使って新たな武器を作って脅してくる。そうなっても不思議ではないわけで。
強盗に引き出されていくお金は、国民の税金って事になるのかな。
日本国内で税金の無駄使いされた方がまだマシじゃねーの？
本来であれば、国民の財産、安全を守ることが選挙の争点となるべきかと。
そして、日本は、国内では平和な状況が続いているけれど、目を外に向ければ、非常に危険な場所に位置していることは間違いないわけで
今回の選挙、本来の争点は、外交問題ではないのかな、と思うのですがね・・・
野党の皆さんは、どう思っているでしょうかね。
