今日も中国の話題。

中国製品の安全に関わる問題が次々と明らかになっています。
これまでは食品でしたが、今回はちょっと違うようで。



食品だけじゃない中国ニセモノ事情!ゴミから作った高級布団を摘発―安徽省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070723-00000004-rcdc-cn
2007年7月20日安徽省淮北市の住宅地で、ニセ高級布団の工場が摘発された。原料は繊維のくず・工業ゴミだという。

工場は四方を住宅地に囲まれた静かな場所に立地している。たどりつくためには狭い路地を通るしかなく、これまで管理の目を逃れることに成功していた。路地を抜けると、2階建て、総面積1000平方メートル以上の工場があり、地下には繊維くず・工業ゴミなどの「原料」が山積み。2階には梱包用の袋が保管してあり、生産されたニセ高級布団が「豪華夏布団」「新婚用布団」などの名称で売られていたことが分かった。

工場は、付近の絨毯工場・紡績工場からくず・ゴミを集めてきて、粉々になるまで裁断した上でカバーにつめ、製品として出荷していたという。原料からは汚いホコリが巻き上がり、異臭を放っているなど、明らかに品質は劣悪だった。現在、工商局はこの工場を閉鎖、販売ルートについて調査を進めているという。



・・・繊維のゴミをリサイクルして、布団を作ると言うのは理解できる。

理解できないのは、
『高級布団』を作るという事だろうか。

高級か否かは、品質で決まるのが当然ではないのか。中国では高級品であることも偽造できるのか?


原料からは汚いホコリが巻き上がり、異臭を放っているなど、明らかに品質は劣悪だった。

そりゃそうだろう。まあ、原材料については

>付近の絨毯工場・紡績工場からくず・ゴミを集めてきて

という事だから、案外、羊毛100パーセントだったりしたのかも知れんけど・・・
しかし、それを買うときに、肌触りとか、匂いとか確かめないのかな・・・


そう思っていたら、中国に滞在していた頃のことを思い出した。



無愛想な店員がいる。『それを買いたいから見せてくれ』と言うと、めんどくさそうに投げてよこす。


日本のお店のように、商品知識があるわけでもない。『嫌なら買うな』と言わんばかり・・・

あんな感じのお店なら、こんなものでも売れるのかも知れないな。

やはり、ブランドや値段だけではなく、物の『価値』を見極める目を養わなければならないなと実感いたします。


もう一つも安全に関わる話題。


タイヤチューブ14%が不合格=サンダル、酒も6%に問題-中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070723-00000038-jij-int&kz=int
 【北京23日時事】新華社電によると、中国国家品質監督検査検疫総局は23日までに、国内で生産・販売されたトラックのタイヤチューブに対するサンプル検査を実施したところ、14.3%が安全性に問題があるなど不合格になったことを明らかにした。このほか国内向け革製サンダルの6.1%、蒸留酒の6%も品質に問題があったとの検査結果を公表した。
 サンプル検査は、トラックのタイヤとタイヤの内側に空気を詰め込むためのチューブを対象に、山東、江蘇、浙江など9省・自治区直轄市の30企業が製造した51種類の強度や耐久性など8項目について実施。タイヤは安全基準を満たしていたが、チューブは引っ張ったり伸ばしたりした際の強度に問題があり、運転時に破裂しやすいなどの欠陥が発見された。



どんな車でも、地面との接触部分はタイヤしかないわけで。
そこに、品質の悪いものを使うと、とんでもない事になると言ういい例でしょうかね。

それほど価値の高くない私の愛車、次タイヤ交換するときにも、日本製を選ぶ事にしよう。