本日は終戦記念日。
本日は、元々出勤の予定ではありましたが、さすがに世の中お盆休み。仕事はそれほど忙しい状態ではなく・・・ |
ウチのメンバーに我儘を聞いてもらい、本日は休みを取ることにいたしました。くしくも、本日は終戦記念日。現代を生きる日本人として、過去に向き合う事も大切であろうと、終戦記念日の靖国神社を参拝する事に。 |
出発前のテレビで、小泉前首相が靖国神社を参拝されたというニュースが流れていました。異論を持つ方は多くいらっしゃるでしょうが、首相の座を退き、信念を貫く事が出来た事は評価できるのでは無いかと思います。 |
市ヶ谷駅から靖国神社に歩くと、やはり、物々しい警戒が・・・ |
『英霊、及び靖国神社を誹謗中傷する者の境内への立ち入りを禁止する』 |
ここは、戦争で犠牲になった方々が、英霊としてお眠りになっているところ。そこを騒がしい喧騒の場とすることは避けなければならない。そう思います。そういえば、昨年は、朝日新聞に対し境内での取材は求められなかったのでは無かったか・・・まあ、それも当然の事でしょう。 |
境内には、思ったよりも多くの方がいらっしゃる・・・まるで初詣の時の様に・・・ |
ただ、初詣と違うのは、浮かれた雰囲気が無く、皆整然と行動しているという感じですね。 |
こんな方達もいらっしゃいます。 |
先頭を歩くご高齢の数人は、恐らく戦争に参加された方でしょう。後ろにいるのは比較的若い方の様子。この方々は、混雑した本殿には行かず、拝殿の前で敬礼をして戻って行かれました。 |
本殿に入る前の拝殿の所です。 |
ずいぶん多くの方がいらっしゃるのが分かるでしょうか。押し合う事も無く、整然と並ぶこの列に並んでいる間・・・不思議な事になんとも安らかな気持ちになりました。なんとなくですが、これが日本人の姿なのかな、と。 |
参拝を終え、あちこち見学していると、戦没者追悼式の模様が放送されてきます。 |
安倍首相の式辞を聞きながら時計を見ると、もうすぐ12時。 |
『そうか、12時の黙祷は、ここで行おう』 |
時報が12時を告げて、黙祷の声が聞こえた瞬間の事・・・ |
さっきまで聞こえていたざわめきが、嘘のように静かになり、ただ蝉の声だけが聞こえて来る・・・ |
まるで、その瞬間、時が止まったかのようでした。 |
誤解を恐れずに申し上げると・・・ |
そこには、美しい日本人の姿があったような気がします。 |
戦争で命を落とされた方、無念に思ってこの世を去った方も多くいらっしゃるでしょう。その方々に対し、『戦争で命を落とした人たちは、靖国神社に「神」として迎え、祀る。』という事をかつて、約束したわけで。 |
その約束は、時代が変わっても守らなければならないのではないか。 |
そう、感じます。 |
この場所は、政治に利用される喧騒の中にあってはならない。静かな鎮魂の場でなければならないのだ、と。 |