家族会、米紙に意見広告

北朝鮮情勢について、アメリカと北朝鮮が急接近をしていると言う論調があります。
恐らくそれは事実なのでしょう。
拉致被害者の家族会は、訪米し、ヒル次官補と面会するなど色々と活動をされているようですが、何とか成果を上げて欲しいものです。


拉致の家族会帰国 米紙に指定解除反対の意見広告も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071118-00000924-san-soci

 北朝鮮テロ支援国家指定を解除しないよう働きかけるため訪米していた北朝鮮による拉致被害者の家族会と支援組織「救う会」、超党派国会議員の「拉致議連」が18日午後、帰国した。

 成田空港で会見した家族会副代表で田口八重子さん=拉致当時(22)=の兄、飯塚繁雄さん(69)は指定解除の動きについて「せっぱ詰まった状況」とし、解除の条件に拉致問題の解決を盛り込んだ法案を下院に提出した米国議員らと拉致議連の連携強化に期待を寄せた。

 家族会事務局長で増元るみ子さん=同(24)=の弟、照明さん(52)は、海外の拉致被害者の家族らと協力し、米国紙に解除に反対する意見広告を出す考えを明らかにした。


拉致という人権問題について、アメリカ国民の理解を得られれば多少は流れが変わるかも知れませんが。

北朝鮮との関係を深める事で、アメリカにとってどんなメリットがあるのか。

考えられるのはこういうことか。


イラク情勢など混迷を深めている。イラクでの戦争を早期に終結させるべきとの意見があるが
 中東情勢を安定させる為にも、イラクの戦争を早期に終結させるのは難しい。
○アフガンでのテロ勢力封じ込めの戦いも、芳しくない。
 何より、そこで貢献していた日本の給油活動が、日本の政治情勢の変化で終了されてしまった。
 これはアメリカにとっては大きな打撃であったろう。
○上記二つの地点での政策は、成果を上げられていない。しかし、辞めるわけにはいかない。
アメリカ国民に向けて、成果を上げたと報告できるのは、(今のところ)アメリカ本国にとって
 直接的脅威ではない北朝鮮との交渉で妥協するのが最も手っ取り早い。



ま、そういうところだろうか。
北朝鮮との和解で、一番脅威が増すのは日本だろうけど、日本にはインド洋での給油活動で裏切られたという思いもあるだろうし。

しかし・・・



北朝鮮に対して、安易な妥協をする事は後々に大きな憂いを残す事にあると思うのだが。

なかなか流れを変えるのは難しいだろうけれど、アメリカの政策は、国民の意見(というか気分)に大きく影響されるもの。
この意見広告で、拉致問題への関心が高まれば、と願わずにいられません。



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