平成１３年１２月２２日、戦争があった。
| 太平洋戦争の後、日本は戦争を行っていないといわれています。だけど、今でもありありと覚えている。 |
| 平成１３年１２月２２日の事。あれは明らかに『戦争』であった、と。 |
| 戦争と表現したけれど、その当事者は自衛隊ではなく・・・海上保安庁です。 |
| 平成１３年１２月２２日。自衛隊が発見した不審船の情報を入手し、巡視艇と飛行機で追跡を開始。警告にも威嚇射撃にも従わず逃走する不審船に船体に向けての威嚇射撃を実施。その後、工作船からの攻撃を受けての正当防衛射撃。その後自沈。 |
| あれは明らかに戦闘行為ではなかったか、と。 |
| その後引き上げられた工作船が横浜に展示してあります。 |
| 資料館の中にいる職員の方に、『この船の写真を撮っても良いですか？』と聞くと・・・ |
| 職員さん：『ああ、良いですよ。良いですけど・・・』 |
| 私：『？』 |
| 職員さん：『あんまり撮らん方が良いと思いますよ』 |
| 私：『と、言うと？』 |
| 職員さん：『この船では何人か亡くなっていますからね』 |
| 私：『あ～なるほど』 |
| 海上保安庁の帽子をかぶった職員さん。ひょっとすると、海上保安庁のＯＢの方かも知れません |
| 職員さん：『皆さん、気にしないで写真を撮るけどね・・・多くの人が亡くなってるんですよね。この船を引き上げた時、中に遺骨も残ってたんですよ。』 |
| 確かにその通り。しかし・・・ |
| 北朝鮮の工作がどのようなものか。 |
| それを伝える為にも、『堂々と写真を撮ってやろう』、と。 |
| まずは船首。 |
| 思ってたよりも大きい船ですね。船首には生々しい射撃の跡があります。 |
| 警告射撃は、人のいない船首や船尾を狙い、しかも、『警告射撃を行う場所まで伝えたうえで』退避の時間を与えて行うのだとか。 |
| 強力な推進力を持つ船だという事ですかね。 |
| この船は最終的に自爆して沈没するわけですが、その跡は甲板で見る事が出来ます。 |
| この部分、膨らんでいるように見えますが、ここが自爆の爆発の跡だとか。側面に大きな穴が開いています。ここから浸水したのかと思いましたが、振り返ってみるとその穴は喫水線よりも上にあったような気がします。 |
| この船が工作船であるという証拠と言われていた、船尾の小型船収納する観音開きの扉。 |
| 思えば、拉致被害者の皆さんは、この甲板後方の工作船が入れられる所に入れられていたとか・・・ |
| こんな場所に閉じ込められていたのか・・・ |
| 警告射撃で開いた穴に詰め物をして浸水を防いだ跡があります。工作員は『ももひき』のような物で穴をふさいでいたようです。 |
| 必死に逃げようとしたのだろうけれど・・・ |
| 黙って降伏すれば、命をとられることもなかっただろうに。 |
| まあ、降伏したら、残した家族の命が無いかも知れませんから必死で逃げようとしたのでしょうかね。 |
| やってる事は覚醒剤の密輸という犯罪行為だけどね。 |
| この船に搭載されていた武器、これも一緒に引き上げられています。 |
| このロケットランチャーには発射痕があったとか。巡視艇に対して発砲した時に使われたものかも知れません。 |
| 無反動砲。これも発射痕があったとか。そのほかにこんなものも |
| 自爆用スイッチ。 |
| このスイッチで最後自爆したのだろうか。 |
| こんな武装をした船が、漁船のように偽装して日本の近海をうろついている。 |
| 果たして今が平時なのか。こんな船を日本に送って、くる国がすぐ隣にいるという事、これから目をそらしたままで、果たして平和を語れるのか。 |
| 恐らく漁船を偽装する為だろうけれど、こんなものも用意されている |
| 安全第一。 |
| お前らが言うな。いや、お前らは言うな。 |
| ところで、入り口に海守の職員募集のポスターが・・・ |
| ずっと海を見ているって・・・モアイかいっ！！ |
| 確か、本物のモアイは、陸の方を向いて立っていたと思うんだけどな。それは良いか。（笑） |
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