中国大地震の続報・・・

中国の成都で起きた大地震四川省だけで1万人が犠牲になると言うニュースが昨日流れてましたが、どうやらそれは大げさでは無い様で・・・
本当にとんでもない被害が出ているようです。



四川大地震>なお9万人以上生き埋め=死亡1万2千人、省政府が発表―中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080513-00000043-rcdc-cn
2008年5月13日、四川省政府は記者会見を開き同日午後2時(現地時間)の時点で分かっている被災者数を発表した。それによると、死亡者1万2000人、負傷者2万6206人、なお生き埋めとなっている者9万4004人に上る。「四川在線」が伝えた。

また、35人を乗せた大型バスが茂村で土石流にのみ込まれたとの情報がはいり、現在35人全員が行方不明となっている。


今の時点で、死者が1万2千人。で、生き埋めになっているのが9万人。
そして・・・


中国の発表の数字が怪しい事を考えると、本当の犠牲者は数倍になってもおかしく無いのでは無いか。

今朝のニュースでも・・・

四川省地震ルポ 被災地に相次ぎ部隊 余震恐れる住民、暴動も警戒
5月13日8時42分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080513-00000901-san-int&kz=int

 【重慶(中国中西部)=野口東秀】中国四川省の大規模地震で大きな被害が出た重慶市では武装警察が市内を巡回し、警戒に当たっている。

 成都から重慶に来たという運転手、文国雲さん(42)は「揺れた瞬間、地震だとはわからなかった。とても激しい揺れだった。窓ガラスは割れ、ビルの屋上からガラスが落ちてきたところもある」と青ざめた様子で地震発生当時を振り返った。

 旅行者の男性(39)によると、地震が起きた際、通りは着の身着のままで飛び出してきた住民でいっぱいになった。雑貨店を営む50代の女性の話では、余震の際には靴もはかずに逃げ出してきた住民もいたという。男性は「水不足になるといううわさがあちこちで聞かれ、水を買い占めに走った人も多いようだ」と話す。

 市内は夜になって落ち着きを取り戻したものの、要所には警官が立ち、パトカーが巡回して警戒にあたるなど緊張感が漂う。公園などは外で夜を過ごす人だかりでいっぱいになっている。住民の一人は「また地震がくるんじゃないかと思って、公園で夜を明かすんだ」と話した。

 市民の間では「12日深夜に再び大きな余震がある」とのうわさが流れているという。これに対して同市地震局は「(余震の情報は)当局の発表ではなく、まったくのデマだ」と冷静な対応をメディアを通じて呼びかけているが、余震については「発生も規模も予測できてはいない」としている。

 国営新華社通信によると、重慶市梁平県では小学校2校が倒壊し、5人の児童が死亡、約220人の児童が負傷した。少なくとも19人の教師と児童が行方不明となっている。

 現地には重慶市武装警察約100人で構成する緊急救援チームが寸断された道路を徹夜で向かっているという。同市の武装警察はすべて救援態勢をとり、12日深夜には他の被災地に向けて相次ぎ部隊が派遣される見通しだ。


これは飛んでも無い事になってます。
震源地の成都から2千キロも離れている上海の高層ビルも大きく揺れ、中の人が避難する騒ぎ。
これは、地震の規模が大きい事だけではなく、中国の建物の強度不足が影響しているのでは無いかと

こういう災害で被害に遭うのは、恐らく一番立場の弱い人たちなんでしょう。
中国ってのは、社会保障が整っていないわけで、今回の地震で住むところを失った人たちに対して、中国政府が保証を行うとは思えません。
これは、これから先、大きな社会不安を引き起こす事になるんだろうなと思います。

私は、中国政府を嫌っています。そして、長野で傍若無人に振舞うような中国の人々を許せないと思っています。

しかし、一人の人間として、瓦礫の下で苦しんでいる人たちがいるのであれば、一刻も早く助けて上げるべきだと思います。そういう用途での支援であれば、税金が使われるのも止むを得ないと思います。


しかし・・・



「中国政府から要請ない。自己完結したい国柄」中国大地震官房長官
2008.5.13 11:28
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080513/plc0805131132008-n1.htm
 高村正彦外相は13日午前の記者会見で、中国・四川省震源にした大規模地震における邦人の安否について、「四川省の在留邦人の4割にあたる約120人の無事を確認した」と述べた。ただ、「旅行者は把握が難しい」とも述べ、重慶の日本総領事館を中心に情報収集を急ぐ考えを明らかにした。

 町村信孝官房長官は同日の記者会見で、中国への支援について「いろいろなスタンバイをしている。具体的な要請があれば、最大限の対応をする用意があると(中国側に)伝えている」として、中国側の要請があり次第、水や食糧などの物資援助や救助、医療にあたる国際緊急援助隊の派遣の準備ができていることを明らかにした。

 ただ、
「今までのところ、中国政府から具体的な要請はない。自己完結的にすべてをしたい国柄なのだろう」とも述べた。自衛隊派遣の可能性については「先方の要請がどう来るかだ」とした。


中国政府が責任を持って対応するという事ですか。

しかし、彼らに、瓦礫の下で苦しんでいる人たちを救い出せる事など出来るのか。

中国政府にとっては、ひょっとするとこっちの方が大事なんじゃなかろうか。




地震でも聖火リレーは予定通り!!!
2008.5.13 11:13
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080513/chn0805131114009-n1.htm
このニュースのトピックス:北京五輪
 【北京=川越一】中国・四川省震源とする大地震の発生から一夜明けた13日朝、福建省竜岩市で、北京五輪聖火リレーが予定通り始まった。

 竜岩城区人民広場で行われた聖火リレーの出発式には市民3万人が詰めかけた。歌や踊りで聖火リレーのスタートを盛り上げ、約1万人と伝えられる死者を出す惨事で、今も必死の救助活動が行われていることを感じさせなかった。

 第1走者を務めた2000年シドニー五輪重量挙げの銅メダリスト、張湘祥氏は、「北京五輪聖火リレーが被災地の住民に幸運をもたらすことを願う。彼らの無事と安全を祈る」と述べた。

 一方、国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は12日、胡錦濤国家主席にあてた書簡の中で、「地震の犠牲者に深くお悔やみを申し上げます。このような困難に直面したときにこそ、五輪ムーブメントはあなた方とともにあります」と述べ、支援を約束した。



被災地の救出よりも、オリンピックの国威発動の方が大切なんですね。分かりました。


地震の犠牲者に深くお悔やみを申し上げます。このような困難に直面したときにこそ、五輪ムーブメントはあなた方とともにあります



今、救いを待っている人にこの言葉を聞かせてやれ。


チベットや、東トルキスタンの人々に自由を!!』と、声を上げている私ですが、もう一つ付け加えなければならないのか・・・


チベット東トルキスタンの方々と共に、虐げられている中国の農民にも自由を!!、と。



チベットに自由を!!
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