中国大地震、災害救援チームに変わり、医療チーム現地入り。

中国で発生した大地震、中国の受け入れ表明が遅れた上に、現地での救援場所についても迷走を続けた結果、日本の救援隊は生存者の救出が出来ないまま撤収する事になりました。
もう少し救援活動が早ければ、瓦礫の下で苦しんでいる人を一人でも助ける事が出来たかも知れないと残念に思います。
時間が経つにつれ、生存者の救出は絶望的になり、次のフェイズに移る事になるのは仕方の無いことかも知れません。

現地では余震も続き、中国の救援隊が二次災害に巻き込まれ大きな被害が出ているという報道もあります。
そんな危険な現場で命がけで被災者の救出に当たった日本の救援隊、そして、中国をはじめ各国の救援隊の努力に敬意を表したいと思います。

ただ・・・


もう少し早く、救援隊の受け入れを表明していれば。現地の状況把握と指令体制が確立していれば///
多くの命が救えたかも知れないと思うと無念でなりません。

災害救援チームに変わって、医療チームが現地に入る事になるとか。



政府派遣医療チームが出発=「一刻も早く活動したい」-四川大地震被災地へ・成田
5月20日20時0分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080520-00000152-jij-int

 中国四川省で起きた大地震で、日本政府派遣の医療チームの医師、看護師、薬剤師ら計22人が20日夜、日航チャーター便で成田空港から成都に向け出発した。レントゲン、超音波などの診断機器や抗生物質、消毒液などの医薬品、医療器具を被災地に持ち込む。
 チームは緊急援助隊として派遣された1人と中国で合流。約2週間にわたり、負傷者や疾病患者に対する医療活動を実施する。
 出発前に成田空港内で行われた結団式で、団長の田尻和宏外務省中国課地域調整官(56)は「一刻も早く現地に入って活動したい。いろいろな困難もあろうが、一人でも多くを苦しみから救うため、全員で一致団結して活動したい」と決意を述べた。



私は何度もこのブログで表明しているように、中華人民共和国政府、中国共産党、ならびに、それらの主張を何の疑いも無く受け入れている人たちのことは嫌っています。
しかし、一人の人間として、主義主張を離れて、苦しんでいる人たちを救う事は当然の事であるとも考えています。
今回の地震の被害に遭われた方々に対し、少しでも助けになるのであれば、その為に税金を使う事に対しては何の文句も無い。
被害に遭われた方が、一日も早く平穏な生活に戻れるように祈りたいと思います。


ところで・・・




同様の大規模災害が起きたミャンマーは良いのか?
あっちの国は、国自体が受け入れを表明していないからしょうがないのか。
ミャンマーの被害についても気になりますし、恐らく今回の地震震源地に近い、チベットの被害状況も心配です。



今回の地震で、ちょっとばかり気になるニュースが・・・



2008/05/20-17:18 放射性物質、がれきの下に=ほぼ回収「安全な状態」四川大地震
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200805/2008052000752&rel=y&g=int
 【北京20日時事】新華社電によると、中国の周生賢環境保護相は20日、四川大地震32個の放射性物質ががれきの下に埋もれ、うち30個を回収したことを明らかにした。残る2個も場所を特定し、周囲を立ち入り禁止にして専門家が回収作業を進めており、近く安全な場所に搬出するという。
 周環境相は「地震後、適切な防護措置を取り、四川省内の民生用核施設と放射性物質は安全で制御可能な状態にある」と述べた。被災地視察のため訪れた成都で語った。



おいおい・・・放射性物質ってのも色々あるけどね。


民生用核施設と放射性物質は安全で制御可能な状態にある



瓦礫の中にあって、どうやって制御可能な状態にあるんだ?

核施設と、瓦礫に埋まった放射性物質は全く別物なのか。
とりあえず、そう信じておくしか無いか・・・

中国ってのは、結構活断層がある国らしい。特に内陸部に多いとか。



原子力発電所の建設の時には、きちんと地質調査してくれないと、とんでもない事になるぞ・・・




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