日本人として恥ずかしい。

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歴史的建造物などを見ますと、あちこちに落書きの跡が見られます。
それを見るたびに、胸が痛みます・・・
そんな事はやっちゃいけないって事は一人前の人間であれば分かるはずの事。
しかし、なんとなく、その『気持ち』は分からなくは無い。

例えば、世界最古の木造建築物、法隆寺の解体修理の際には、飛鳥時代の大工が書いたと思われる落書きが残されていたりしますし、世界で二番目に古い木造建築と言われている東大寺三月堂の柱には、かつて僧侶が祈願した内容と、その祈願が叶ったことのお礼の文章が書き込まれていると聞きます。

前者は、法隆寺を建立する時の飛鳥時代の工人の遊び心でありましょう。そして、後者は時代は分かりませんが、かつて真剣に祈願した僧侶の思いをそこに込めたものでありましょう。

時代がたてば、例え落書きでも値打ちがある・・・




そんな例は、極めて稀なわけで。


岐阜市立女子短大生6人、フィレンツェの大聖堂壁に落書き
6月24日20時37分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080624-00000044-yom-soci

 岐阜市の市立女子短大(松田之利学長)は24日、学生6人が今年2月に海外研修旅行でイタリア・フィレンツェ市を訪れた際、13世紀から15世紀にかけて建設されたサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の壁に落書きしたと発表した。

 同短大はイタリア大使館と大聖堂に謝罪し、学生6人と引率教員2人を学長厳重注意処分にした

 発表によると、6人はいずれも現在2年生。大聖堂の大理石の壁に縦約30センチ、横約20センチにわたって、日付や自分の名前、短大名などを油性マジックで落書きした。 同3月、日本人旅行者が発見、同短大に連絡して発覚した。6人は「気分が高揚して書いてしまった」などと話しているという。

 同短大は修復費用の負担を申し出たが、大聖堂側から「謝罪してもらえば責任は問わない。費用負担は不要」と連絡があったという。

 大聖堂のあるフィレンツェ市中心部は世界遺産文化遺産)に登録され、景観や環境の保全が義務付けられている。




なんとも情け無い・・・


「謝罪してもらえば責任は問わない。費用負担は不要」と連絡があった


謝罪するだけじゃ不十分だ。出かけていって落書きを自分で消した上、大聖堂の掃除でもして帰って来い。

何も落書きの無いところに落書きをするってのは抵抗があるものでしょう。ひょっとすると、他にも落書きがあったのかもしれん。しかし・・・

だからと言って、書いていい理由など全く無い。
そもそもその場所は、神聖な祈りの場であるのだろう。
そのような不敬な行為を行うなど、一人前の人間のする行為じゃない。


大体だな・・・


日付や自分の名前、短大名などを油性マジックで落書きした。


あと住所と電話番号を書いてれば完璧だったな。
こんなところに名前を書かれた短大もえらい迷惑ですな。


引率の先生ってのも大変ですな・・・

二十歳にもなって、こんな子供じみた事をやる人たちの面倒を見なきゃいけないんだから。

ほとほと呆れます。



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