やはり、北朝鮮は正常運転。

まあ、全く予想通りの展開ですね。


核無能力化、北が中断 拉致再調査停滞も

8月27日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080827-00000069-san-pol

 北朝鮮寧辺の核施設無能力化の作業を中断すると発表したことで、日朝間で合意した拉致被害者の再調査が停滞する可能性も浮上してきた。政府は関係諸国とともに非核化プロセスへの復帰を北朝鮮に働きかけるとともに、拉致問題への影響を慎重に見極めたい構えだ。

 福田康夫首相は26日夜、「核の放棄に向けて、検証を確実にやってほしい。米国はじめ関係国と協議したい」と強調。拉致問題への影響に関しては「どういう影響があるかは分からない。拉致問題拉致問題として着実に進めていきたい」と述べるにとどめた。

 また児玉和夫外務報道官は26日の記者会見で、日本政府が北朝鮮の発表以前に無能力化の中断を把握していたことを明らかにした。

 日朝双方は今月11日から中国・瀋陽で行われた公式実務者協議で、北朝鮮拉致被害者再調査のための委員会を設置し今秋までに調査完了を目指すことで合意した。しかし再調査の開始時期については「今のところ連絡はない」(町村信孝官房長官)という状況だ。

 日本政府は、北朝鮮拉致被害者の再調査に着手した段階で経済制裁の一部解除を実施する立場だが、中山恭子拉致問題担当相らは調査委員会が設置されただけでは制裁解除に応じない考えを示している。

 北朝鮮による無能力化作業の打ち切りは、米国のテロ支援国家指定解除の手続きを延期したことへの対抗策。政府内では「北朝鮮が今回と同じように、『日本が約束を履行していない』として再調査に応じない可能性もある」(外務省筋)と警戒する声も出ている。



全く驚くに値しないニュースです。かつて彼らが約束どおりに行動したためしがあったか
そんな事など無かったのではないか。
北朝鮮にとって、もはや失うものなど何も無い。信用を失ったところでなんという事は無い。

そして、彼らが持つ最後の切り札核兵器これも、実際のところ使い物になるのかどうかすら分からない。それでも、脅しに使える材料は他には無い。
相手にする国も、万が一の事を考えて慎重になる。それだけの事ではないのか、と。



北、核放棄の考えはない

2008.8.26 19:45
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080826/kor0808261948003-n1.htm
 北朝鮮6カ国協議で国際社会に約束した「核施設無能力化」の作業を中断させるという“脅迫”に出た背景は、直接的には米国による「テロ支援国家指定解除」が遅れていることに対する不満が考えられる。

 しかしテロ支援国家指定解除の発効には、北朝鮮の核計画申告書に対する検証方法に北朝鮮が合意しなければならない。国際社会によるしっかりした検証が実現してこそ、核施設無能力化や核放棄も確認され、その結果、北朝鮮が国際的に安心できる国になる。

 米国は6カ国協議テロ支援国家指定解除(8月11日以降)を一応、約束したが、そうした“ツメの甘さ”について米国内や日本などから批判を受けた。このため検証問題で舞台裏交渉を続けていたが、北朝鮮の反発で進まず、結果的に指定解除に踏み切れないでいる。

 北朝鮮「核施設無能力化に協力しているのだからまずテロ支援国家指定解除をしろ」という立場だが、米国は「その前に検証問題でも進展」を要求しているというわけだ。

 米国としては、対北譲歩に対する代価のハードルを上げたともいえる。しかし北朝鮮にとって検証問題は今後、国際社会からさらなる譲歩を得るための貴重な交渉カードだ。

 北朝鮮は声明で「米国は核の申告書に対する検証に国際的基準を適用しなければならないという問題を持ち出し、わが国のいかなる場所でも思い通り探し、測定するというような査察受け入れを強く迫った」「米国がわが国に対してもイラクでのような自分勝手な家宅捜索ができると考えているとすれば、それは大きな誤算だ」と非難している。

 国際社会にとって北朝鮮の核放棄の最大課題は検証・査察問題だが、北朝鮮はこの核心的な問題をにらんで早くも強い拒否反応を見せているのだ。検証・査察拒否は「核放棄」ではなく「核固持」を意味する。

 北朝鮮は、核を放棄すればただの国になって誰も相手にしてくれないことをよく知っている。核放棄は交渉と譲歩ではなく、北朝鮮の“体制変化”でしか実現しないことをあらためて思い知らせてくれる動きだ。



まあ、北朝鮮にとって、唯一のカードを切るという事は、自らの死を意味するわけで。
そう簡単に放棄するわけはありませんわな。

じゃあ、どうするのか。





まあ、北朝鮮と言う国が、他国に攻め込むような体力など無いだろう。
だから、ダダをこねてもほっとけば良い。それだけの事じゃないだろうか。

では、何故アメリカがこれまで交渉のテーブルに乗って来たのか。

北朝鮮に崩壊されたら、それはそれで厄介だからなぁ~~』
それだけの理由ではなかろうか、と。

崩壊した後、どう面倒を見るんだ。韓国に任せる?中国に任せる?それともロシア?

どれも悪夢だから、渋々北朝鮮のゲームに付き合ってるだけではなかろうか、と。


でも、そろそろ、ゲームに付き合うのも飽きてきた頃じゃないのだろうか、と。
拉致問題の解決は、北朝鮮体制崩壊の後って事になるんじゃないでしょうかね、やっぱり。



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