さすが朝鮮半島・・・

そういえば、以前『日本と朝鮮半島の間にトンネルを掘って、ヨーロッパまで鉄道をつなげよう』というとんでもない計画を、大真面目に口にしている人間を見て、ドン引きしたことがありました。

どー考えても、投入するコストにその成果が見合わない。それに鉄道の規格だって違うし、そもそも物流の手段として『鉄道』がどれだけ有効なのか疑わしい。

船の方がより大きな荷物を大量に運ぶことが出来る。インフラの整備も終わっている。物資を運ぶなら船の方が良いだろう。人を運ぶとすると、鉄道では時間がかかりすぎる。飛行機の方がコスト的にも有利だろう。鉄道は海底トンネルのどこか一箇所でもトラブルがあれば運行できませんからね。まあ、トンネルの中だけでなく線路上でトラブルが発生したら、同じですか。

それに、これから海底トンネルを掘って、線路を敷設する。。。

どんだけの通行料にすれば回収できるのか。

それでも、韓国は鉄道による物流に掛けているのでしょうかね。

韓国が鉄道で他の国とつながるためには北朝鮮との間に鉄道を開通する必要があるわけで。そして、北朝鮮からロシア。シベリア鉄道でヨーロッパですか。
夢は大きく持つのも良いんですがね・・・


南北貨物列車、163回中150回は貨物なしで運行
10月23日10時22分配信 YONHAP NEWS
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081023-00000011-yonh-kr
【ソウル23日聯合】南北をつなぐ京義線の貨物列車で、貨物を積まないまま運行した割合が92%に達することが分かった。列車運行は2007年の南北首脳の合意に基づき、同年12月11日に都羅山~板門駅区間の運行から始まり、週末と休日を除き毎日1回運行されてきた。
 国会外交通商統一委員会所属のハンナラ党議員が23日に明らかにした統一部資料によると、昨年12月から今年8月まで京義線のムン山から鳳東までの区間を運行した貨物列車は163回で、このうち貨物を運搬した回数は13回にすぎなかった。内訳は昨年12月が3回、今年1月が4回、2月と3月がそれぞれ2回、4月と6月が1回で、合計308トンの貨物を搬出し、42トンを搬入した。

 この議員は、貨物なしの運行で総額2億7153万ウォン(約1967万円)の予算が浪費されたと指摘する。鉄道輸送関連のインフラ整備が不十分な状態とはいえ、現実的な状況を考慮せず開始されたもので、前政権の「見せる」性格の南北関係を端的に示すケースだとした。



貨物の無い貨物列車を毎日走らせてるんだ。イベント列車みたいなもんですか。


>内訳は昨年12月が3回、今年1月が4回、2月と3月がそれぞれ2回、4月と6月が1回で、合計308トンの貨物を搬出し、42トンを搬入した。

韓国から308トンの貨物を輸出し、北朝鮮からは42トンの貨物の輸入ってことですか。

北朝鮮って、本当に売るものが無いんだね。

北朝鮮の弱さについてはこんなところからも見て取れるかな。



宣伝ビラで民心動揺? 病状言及、北は猛反発

10月23日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081023-00000084-san-kr

 【ソウル=黒田勝弘】韓国の民間団体が北朝鮮に送り込んでいる“反金正日ビラ”に北朝鮮当局が南北関係の“断絶”もにおわすなど激しく反発し、連日のように韓国非難のキャンペーンを展開している。宣伝ビラに対する異例の反発は、姿を現さない金正日総書記の“病状”にかかわる内部情勢と関係があるとの見方が有力だ。民間団体では北朝鮮の反応に逆に勢いづいており、さらに宣伝攻勢を強める方針だ。

 北朝鮮は先ごろ突然、韓国側に南北軍事実務会談の開催を言い出した。会談ではもっぱら韓国の宣伝ビラのことを取り上げ韓国を激しく非難した(2日)。

 その後も対南工作機関の「祖国平和統一委員会」が非難の論評(18日)を発表し、さらに政府機関紙「民主朝鮮」は21日の論評で「わが軍隊と人民をきわめて刺激する卑劣な心理謀略戦だ」とし、韓国政府が宣伝ビラを黙認し続ける場合、南北間で武力衝突も起きかねないと“脅迫”している。

 一方、党機関紙「労働新聞」はこの件で韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権を非難する論評を掲げ(16日)「わが方の最高尊厳をあえて傷つけることは、わが方の体制に対する正面からの挑戦であり公然たる戦争布告である」と述べ、「南北関係の全面的遮断を含む重大な決断」を警告している。

 「最高尊厳」とは金正日総書記のことを意味するが、これは最近の韓国からの宣伝ビラが金総書記の病気説に関連し、金総書記の家族関係や後継者問題、女性遍歴、ぜいたくな私生活など“暴露情報”を伝え、その独裁体制批判に力を入れていることに北朝鮮が神経をとがらせているためとみられる。

 対北宣伝ビラ活動は脱北者キリスト教の人権団体などが中心になってかなり以前から行われてきた。そうした組織の一つである「自由北韓運動連合」によると、毎年150万~200万枚ものビラを大型風船などで北に送り込んできたという。

 にもかかわらず北朝鮮が今回、こと新たに韓国かからの宣伝ビラを取り上げて猛烈に非難し、脅迫交じりで執拗(しつよう)に中止を要求しているのは金正日総書記の病気説で北朝鮮内部に不安が広がる中、宣伝ビラが民心動揺に効果を発揮しているため」というのが関係者たちの見方だ。

 こうしたことから「拉致韓国人家族会」でも27日、東海岸沖で船2隻を使って北朝鮮にビラ10万枚を送り込む計画だ。ビラには「あなたがたの偉大な独裁者の末路が近づいています。その独裁者は病気で倒れています」と書かれ、拉致被害者の名簿も記されている。


やはり、北朝鮮にとってもっとも怖いことは、情報統制が取れなくなるということなのでありましょうか。

本日の教訓。


北を殺すにゃ刃物は要らぬ。ビラと風船あれば良い




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