原油高、一服。

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ガソリン価格、一時期に比べると、だいぶ安くなりましたね。今日、ガソリンを入れたら1リッター141円。まあ、高いとはいえ、180円くらいした時期と比べれば数十円の差は大きいです。

原油価格の高騰については、私は素人なりにこう考えていました。


サブプライムローンで大損をぶっこいた連中が、その損を取り返すために、原油先物市場と穀物などの先物市場に投資を行った。
○その結果、本来は価格の安定をはかる仕組みである『先物市場』が、投機資金でのっとられ、実需を離れて価格が高騰した。
○その結果、物価の高騰を招き景気減速。実需が減った。
○実需が減ったことで先物市場は本来の機能の通り、値下がり。そこに投資していた連中は結果的に大損をぶっこいた。
○投機資金ってのは、自分の金ではなく、集めてきた金、要は借りた金。借りた金の利払いも出来なくなり、投機筋が倒れて行く・・・

こういう流れではないかと。
マスコミの一部はこう解説していた。

原油高の理由は、投機資金によるものではなく、新興国の発展によりエネルギー需要が拡大してるからだ。』
『エネルギー需要が拡大している。CO2の削減のために、バイオエタノールの生産に穀物が使われている。だから穀物の価格が上がっているのだ』
と、

ところが・・・実際は嘘っぱちだったって事ですかね。



石油 なお200万バレル超す供給余剰

2008/10/23
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200810230024a.nwc
 OPEC(石油輸出国機構)は24日、ウィーンで臨時総会を開き、当面の生産体制を協議する。ブルームバーグ・ニュース調べでは、現行の生産量を日量100万バレル減産する可能性が指摘される。ただ米金融危機に伴う世界経済の減速で世界の石油需要が一段の減少を続けるなか、今回の減産が原油価格に与える影響は限定的との見方もある。

 米原先物相場は7月に1バレル当たり147ドル超と最高値を更新したが、足下では70ドル前後と半値まで下落した。世界的な消費の減退観測が主因で、実際、国際エネルギー機関(IEA)が10日まとめた10月の石油市場月報でも、2008年の世界石油需要見通しが07年比0.5%増と前月の同0.8%増から下方修正された。日米欧に加え、中国やインドなど新興国の需要が鈍化しているためで、22日会見した石油連盟の天坊昭彦会長(出光興産社長)は「世界で日量200万バレル以上の供給余剰がある」との認識を示している。

 OPECの目標生産量は現在、イラクを除く12カ国で日量2967万バレル。9月の総会で日量52万バレルの実質的な減産を決め需給引き締めを狙ったが、原油価格の急落を止められなかった。このためOPECのヘリル議長は24日の臨時総会を前に「相当量の減産が必要」との見解を示している。

 ただ、今回の減産でも価格下落に歯止めがかからなければ、OPECは12月に開く総会で再び日量100万バレル以上の減産を協議する可能性がある。

                  ◇

【予報図】

 ■国内価格の上昇圧力は軽微

 OPECが本格減産に踏み切ったとしても、原油価格の押し上げ効果は限定的とみられている。先進国だけでなく、消費量が上昇の一途をたどっていた新興国でも風向きが変わり、需要が低迷するとの見方が強いのが理由だ。このため、国内のガソリンなど石油製品価格の上昇圧力は当面、軽微に留まるとみられる。

 下落を続ける原油相場だが、OPECの減産決定で市場の雰囲気が上向きに反応すれば、下落傾向はいったん収まる可能性がある。ただ、金融危機の影響は大きく、減産によって原油価格がすぐさま上昇基調に転じるかは不透明な情勢だ。

 すでに米国では原油の消費量が1日当たり100万バレルも減少。日本も減少傾向が鮮明となっている。中国やインドなどの新興国も今までほどの需要の伸びはみられない。「OPECが200万バレルの減産に合意しても、それ以上に需要が減ると考え、原油は売り込まれるかもしれない」(石連の天坊会長)-。そんな指摘も出ている。ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次主任研究員も「OPECの減産は原油相場に織り込み済み」との見方を示し、原油価格に与える影響は軽微なものになると予測する。

 米国ではOPECの減産観測を受けてもガソリン価格は下落している。日本国内でも需要の低迷や競争激化でガソリン価格などの値下がりが続いている。

 石油情報センターが22日に発表した20日現在のレギュラーガソリンの全国平均店頭価格は、前週比1リットル当たり4.2円安の157.4円で11週連続の下落となった。減産決定後も、世界需要の減退が進み、原油価格が現状の水準にとどまれば、「国内ガソリン価格の下落基調は続く」(石油情報センター)とみられる。ただ、OPECは顕著な減産効果が表れなかった場合、次回総会で大幅減産に踏み切る公算が大きい。そうなれば「原油価格は再上昇に転じる」(矢嶋主任研究員)可能性もあり、新日本石油や出光興産など元売り各社の業績も翻弄されることになる。




7月につけた最高値から、今は半分ですか。暴落ですね。
結局、実需を離れて、マネーゲームに踊った連中が値段を吊り上げ、バブルを形成していた
そして、そのバブルが弾けたのが今だと言うことでしょうか。

やっぱ、マネーゲームは長く続かないって事ですかね。

アメリカは、こういう金融商品をはじめいろいろな仕組みを作って大きな財を成してきた。
大体、アメリカの産業など・・・PCのOS、兵器の他は、農作物位が、競争力を持つ商品くらいなのでは無いかと。

私の身の回りを見回したとき・・・
そういえば腕時計はアメリカ製、車も一応はアメ車ではあるか。それ以外はジーパンの一部がアメリカ製だって位で、後は殆どアメリカ製品など無いだろう。

アメリカは金融商品を作り出し、それで財を成してきた。それが今、失敗して、世界各国の経済に影響を与えている。
まだ、日本の経済は健全な方だと思えます。

ただ、最近気になっている単語があります。『CO2排出権取引。これを日本も導入しようという動きがあると聞きますがね・・・

これも、一歩間違えるとマネーゲームになってしまうんじゃ無いかと。

やはり、地道な商売を積み重ねていく。これが一番なんだと強く感じます。


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