マスコミもスポンサーには敏感なようで。

12日でしたか。「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」の座長であるトヨタ自動車の奥田相談役が、このような発言をされたのは。
「朝から晩まで年金や保険のことで厚労省たたきをやっている。あれだけたたかれるのは異常な話。正直言ってマスコミに報復してやろうか。スポンサーでも降りてやろうかと」
⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/moai33jp/57326498.html

この発言に対し、言論弾圧だ』『マスコミを脅すとは許せない』という声も聞きましたがね。

『誤った報道を流しても、小さな訂正記事で終わらせるマスコミ』など、このような発言に答える事は出来ないわけで。
奥田座長の発言を大きく取り上げる事は無く、マスコミはスルーしてたように思うのですが。



民放連会長「テレビも節度が必要」、奥田氏の批判発言で

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20081120-OYT1T00624.htm
 日本民間放送連盟広瀬道貞会長(テレビ朝日相談役)は20日の記者会見で、奥田碩トヨタ自動車相談役がテレビ番組の厚生労働省批判に不快感を示して「スポンサーを降りてやろうか」と発言したことに関連して、「出演者の中に感情にだけ訴える過激な発言もある。テレビの影響力の大きさから言えばある種の節度が必要かなという気もした」と述べた。

 奥田氏は座長を務める「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」の会合で12日、「テレビで朝から晩まで年金や保険のことで厚生労働省たたきをやる。あれだけたたかれるのは異常だ。正直言って、(番組の)スポンサーでも降りてやろうかな」と述べた。

(2008年11月20日20時16分 読売新聞)


やっぱ、スポンサーの意見は『効く』のね(苦笑)

「出演者の中に感情にだけ訴える過激な発言もある。テレビの影響力の大きさから言えばある種の節度が必要かなという気もした」

朝の報道バラエティなんか、感情論ばっかりじゃないか。
それを見直しするのは当然の事だろ。


先日、厚生労働省事務次官を勤めた方とそのご家族3人が殺傷されるという凄惨な事件がありました。
まだ犯人は捕まっていませんが、明治維新の時の義士でも気取った犯行ではないかと思えます。
改めて言うまでも無く、厚生労働省のOBを襲って殺害するという事は、許される事ではありません。

テレビのコメンテーターは、『テレビで繰り返し批判を続けていた事が原因の一つではないか』という指摘に対して、一斉に反発していますけれど・・・

厚生労働省に対してのバッシングが今回の犯行の遠因になっている』という事は間違いないのでは無いかと思いますが。

そりゃ、厚生労働省仕事には大きな問題があったんでしょう。だから問題が引き起こされた。
厚生労働省の仕事を非難する事は分かるけれど・・・

その批判を受けて先鋭化した人たちが『義士気取り』で犯行に及んだのでは無いかと。


個人的には、マスコミの報道姿勢には大きな問題があったように思いますが。


本日の言葉

『罪を憎んで人を憎まず。』
罪は罪。その責任を追及することは必要だが、いきなり襲って問答無用で命を狙うような行動は許される物ではない。
犯人は速やかに自首し、刑にふくすべし。

マスコミも左に同じ。



にほんブログ村でランキングに挑戦中。応援urlクリックお願いします。
にほんブログ村 政治ブログ↓
https://politics.blogmura.com/