北朝鮮、迷走中。

北朝鮮の偉大なる指導者(笑)金正日将軍の健康問題が浮上してしばらく経ちます。
一部に『回復に向かっている』という報道もありましたが、まったく姿を見せないところを見ますと、これは・・・
そうすると、その後誰が国の舵取りをするのかという話になるのですが。
誰もやりたくないだろうね、もう、国家の体を成してないもの。
そーすると、やはりリーダー(もしくは責任者)不在で国家運営を続ける他ないのでありましょう。

総書記義弟を中心に…北朝鮮、集団指導体制を準備か
1月14日9時11分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090114-00000013-yom-int

 【ワシントン=黒瀬悦成】金正日(キムジョンイル)総書記の健康悪化が伝えられる北朝鮮で、総書記に不測の事態が起きた場合をにらみ、長男の金正男(ジョンナム)氏を形式的元首とする、金一族と朝鮮労働党朝鮮人民軍の3者による集団指導体制の構築が進められている模様だ。

 米情報筋が明らかにしたもので、体制作りの中心人物は総書記の義弟、張成沢(チャンソンテク)労働党行政部長。後継体制は実質的に「張政権」となる可能性が増しているという。

 張氏は金総書記の実妹金敬姫(キムギョンヒ)氏の夫。米情報筋によると、張氏はこの縁戚(えんせき)関係を武器に総書記と密接な関係を築き、妻とともに金正男氏の後見人的な立場に納まった。さらに張氏の兄弟2人が朝鮮人民軍の最高幹部であることも利用し、軍部を掌握できる立場を固めたとされる。

 労働党指導部では張氏のほか、後継体制を担う可能性がある人物として注目されているのが、金養建(キムヤンゴン)党統一戦線部長。金総書記の信任が厚い同部長は、2007年10月に平壌で開かれた南北首脳会談に側近としてただ一人同席した。

 朝鮮人民軍の中では国防委員会に所属する李明秀(リミョンス)、玄哲海(ヒョンチョルヘ)両大将の台頭が著しいとされる。いずれも「先軍政治」を掲げる総書記の側近で、昨夏に総書記の重病説が流れて以降に公開された、総書記が地方などを視察する写真の多くに2人が一緒に写っているのが確認されている。

 金一族からは、総書記の元秘書で現夫人の金オク氏がポスト金体制での権力拡大を目指す。だが、同筋は「男尊女卑の風潮が強い北朝鮮でトップの座に就くのは困難だ。総書記が死亡した場合の後ろ盾もない」と指摘。このため同氏は現在、張氏との関係強化を通じて権力基盤の確保を目指しているほか、先妻との間に生まれた次男の正哲(ジョンチョル)、三男正雲(ジョンウン)両氏を取り込み、ゆくゆくは指導者に仕立てることを狙っているという。



まあ、独裁国家国民の意思など全く関係ない事は当然かも知れんけどね。

このやり取りは、現代の話とは思えんね。

まるで、戦国時代にでもタイムスリップしたかのような、政権奪取のやり取りを行っている北朝鮮
プライドだけは近代国家と同じようで。


北朝鮮オバマ氏の大統領就任式に出席打診、米は拒否
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090112-OYT1T00423.htm
 【ソウル=浅野好春】韓国の柳明桓(ユミョンファン)外交通商相は12日午後、ソウルで記者会見し、北朝鮮が20日のオバマ次期米大統領の就任式に向け、北朝鮮核問題をめぐる6か国協議首席代表の金桂寛(キムケグァン)外務次官の訪米を打診したが、米側の拒否で実現しない見通しだと明らかにした。

 オバマ新政権下で、北朝鮮が米国との関係改善を積極的に進める意思を示した動きとして注目される。

 金次官の訪米打診については、会見に先立って韓国の中央日報聯合ニュースが12日報じた。柳外相は会見で、この報道内容を確認するとともに、米大統領就任式には外国の賓客が招かれず、ワシントン駐在の各国大使らが出席することが慣例になっていると指摘した上で、米朝間に国交がないことから、米国が北朝鮮の打診を断ったとの見方を示唆した。

 聯合電によれば、打診は、2008年12月11日に6か国協議首席代表会合が核検証手続きをめぐる対立から成果なく終了した直後に行われた。米側は拒否したものの、聯合電は「オバマ政権としては、十分な事前準備をした後に北朝鮮側と接触したほうがいいと判断しているのではないか」との分析が韓国内で支配的だとしている。

 さらに、オバマ政権がこうした慎重な対北姿勢を見せたことから、6か国協議は当面開かれず、オバマ政権の外交安保政策が固まった後に再開される可能性が高いとの観測も出ているという。

 オバマ次期大統領は選挙戦を通じ、金正日(キムジョンイル)総書記との会談など米朝直接交渉に前向きな姿勢を示してきた。北朝鮮はこのため、主要3紙の新年共同社説(1月1日付)で対米非難を極力避けるなど、米国との対話重視姿勢を鮮明にしている。



オバマ大統領の就任式に、北朝鮮が招かれるとでも思ったのか。


とんでもないポジティブ思考ですね。これは見習う・・・必要はありませんな。



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