小沢民主席の逆鱗。

先日、日本の仏教会の方々と会って、キリスト教イスラム教は排他的であり、仏教の思想のみがすぐれている』という御宣託を下された、小沢民主席。

三つの教えを比較して、仏教がすぐれたものであるとした書籍としては、弘法大師のあらわした三教指帰後に、『聾瞽指帰』としてもまとめられたものが有名です。

小沢民主席は、とうとうあの弘法大師空海を越えたのでありましょうか(笑)

「文明論言っただけ」=キリスト教発言で説明-民主・小沢氏
11月16日21時20分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091116-00000174-jij-pol

 「宗教論と文明論を言っただけだ」。民主党小沢一郎幹事長は16日の記者会見で、キリスト教は独善的」とした自らの発言について、こう説明した。
 小沢氏は10日に和歌山県高野町の寺院金剛峯寺を訪れた際、記者団に「キリスト教文明は行き詰まっている。非常に排他的で独善的な宗教だ」と発言。日本キリスト教連合会(山北宣久委員長)は11日付で抗議文を小沢氏に送付、「見識を深く疑う」と批判した。
 小沢氏は会見で「東洋は、人類は悠久なる自然の中の一つの営みというとらえ方だが、西洋文明は人間が霊長類として最高の存在という考え方だ」と指摘。「(和歌山では)根本的な宗教、哲学と人生観の違いを述べた」と語った。


なんとまあ、高野山金剛峰寺と言えば、その奥の院に、宗祖弘法大師空海が今も生前と変わらぬままで入場していると言われている聖地。
そこに訪れて『現代版:三教指帰論』を論じたわけですか。

小沢民ごときが。 

そもそも、三教指帰は、儒教』『道教』『仏教』という当時の思想を、各々代表する3人の人物を登場させて、各々の信じるものを語らせる。そして、その中で仏教の教えがすぐれたものであるという事を明らかにさせるというもの。他の教えに対して、それがどのようなものであるか理解した上で、はじめてそれが出来た訳だな。

翻って、小沢民主席。

>「東洋は、人類は悠久なる自然の中の一つの営みというとらえ方だが、西洋文明は人間が霊長類として最高の存在という考え方だ」と指摘。「(和歌山では)根本的な宗教、哲学と人生観の違いを述べた」と語った。


いやいやいやいや・・・


その『中身』の説明をせんとあかんやろ。

この件、当然日本のキリスト教関係者からの反発も受けるだろうし、海外のキリスト教関係者、イスラム教関係者からの反発も受けるだろう。非常にデリケートな問題であるはず。
反発も恐れず、発言する小沢民主は、さすがにこの国の影のリーダーですな。
この無鉄砲さ、配慮の無さによって、この件に留まらずどんな結果をもたらすか。気になります。
記者会見でも逆切れしてるようで。

小沢氏「君は何教だ」 キリスト教発言への質問に逆ギレ
11月17日8時1分配信 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091117-00000036-sph-soci

 「キリスト教は排他的で独善的」との発言が波紋を呼んでいる民主党小沢一郎幹事長(67)が、16日の記者会見で「私は宗教論と文明論を言った」とし、撤回する意思がないことを明らかにした。小沢氏は記者に「君は何教だ」と逆質問するなどキレ気味にヒートアップ。人の煩悩の数やエベレスト登頂の意義にまで言及するなど珍妙な会見となった。

 小沢氏(以下小)「私は宗教論と文明論を言ったんだ。君は何教だ」
記者(以下記)「家は…仏教です」
「仏教ちゅうの、どういうの?」
記「浄土真宗です」。
「いやいや、仏教ちゅうのはどういう哲学だっちゅーの」

 会見の序盤から、やたら痰(たん)が絡んでしゃべりにくそうにしていた小沢幹事長がまくしたてた。発端は10日の高野山訪問。小沢氏は「キリスト教を背景とした欧米社会は、行き詰まっている」「キリスト教文明は、非常に排他的で独善的な宗教だと私は思っている」などと発言。日本キリスト教連合会は発言撤回を求め、抗議文を同党本部に送っていた。

 16日の記者会見でこの一件について質問されるや、小沢氏はキレ気味にヒートアップ。記者の宗教を逆質問し、さらにさらに問答を続行した。

 小「除夜の鐘、いくつ叩くか君、知ってるか」
記「108」
「108ちゅうのは、どういう意味だ」
記「煩悩の数…」

 小沢氏は「煩悩を生きながらにして超越できる人が生き仏。お釈迦様が最初の人だ」と力説した上で「死にゃあ煩悩がなくなるから仏様。君んとこも仏様あるだろ? ほかの宗教で、みんな神様になれるとこあるか」と問いかけた。

 また英登山家のジョージ・マロリーが、エベレスト登頂を目指す理由を問われ「そこに山があるから」と答えた有名なエピソードを挙げ「西洋文明は、自然も人間のために存在するという考え方」と指摘。一方「地元ではエベレストは霊峰としてあがめられ、征服しようなどという考え方はアジア人にはほとんどない」とした。

 キリスト教発言について質問される前にも、関連政治団体政治資金収支報告書に虚偽記載の疑いがあることなどについて尋ねられ、何度も声を荒らげた小沢氏。記者の質問を遮って「たびたび申し上げましたとおりでございます」「私どもの事務所も私自身も、違法な行為はしていない」などと繰り返した。

 結局、この日の会見は最後までかみ合わずに終了。報道陣に対し「根本的な宗教哲学と、人生観の違いを僕は述べた」とし「わかった? ぼくも君も死にゃ仏になれんだ」と締めくくった。



・・・ため息しか出ない哲学ですが。

一応、突っ込んどく?突っ込んどきますか、一応は・・・


>「死にゃあ煩悩がなくなるから仏様。君んとこも仏様あるだろ? ほかの宗教で、みんな神様になれるとこあるか」と問いかけた。


○死ねば煩悩が無くなるのですか?何でそれが分かるの?一回死んだことあるの小沢民主席?
○『他の宗教で皆神様になれるとこあるか』って、あるだろ、そんなもんいくらでも。


つーかな、小沢民主席よ。

>『死ねば煩悩が無くなって仏様になる』

それ、どこの宗派の考え方だよ。
煩悩が無くなることは無く、それゆえに輪廻転生を繰り返す・・・
これが、仏教が生じた時にインドで考えられていた思想。再び生まれ変わる事を人々は『苦しみである』と考えていたわけだ。その輪廻の輪を切りたい。そこから自由になりたい。そこが仏教の出発点。仏教は、『煩悩を無くす。煩悩から自由になる』という事を教えている。
自ら修行し、全てを捨てて煩悩から自由になる『自力』の教えもあれば、『自らは何も出来ない小さな存在である事を実感』して、『大いなるものに全てを委ねて生きる』という『他力』の教えもある。

『諸悪莫作 衆善奉行』

これが、仏教の教えの真髄であると言われたのは白隠禅師であったろうか。

この辺のこと、小沢民主席はお分かりか?



>報道陣に対し「根本的な宗教哲学と、人生観の違いを僕は述べた」とし「わかった? ぼく(注:小沢一郎も君も死にゃ仏になれんだ」と締めくくった。


私は、在家仏教者として言わせて貰おう。


お前など、仏になれるものか。
閻魔様に地獄に落とされて、血の池地獄で舌でも抜かれろ。




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