赤松&山田&スリーピー韓直人口蹄疫 2010年6月29日

選挙の影響か、ワールドカップの影響か、それとも野球賭博の影響か。
全く口蹄疫の話題は無くなったようです。
そんな中と言いますか。
 
口蹄疫なんて、2週間で治るんだ』
っていう意見もチラホラ出ている様子。
はたしてどうなんだろうか、と。
 
まず、自然治癒する可能性はあるらしい。
該当部分は、ここ。


 ところが、1920年代に起きた発生では、殺処分対象の動物数が多くなりすぎて、順番が回ってくる前に回復する動物が出始めて、農民は殺処分に疑問を持つようになりました

殺処分するか、それとも口蹄疫と共存するかという議論が起こり、議会での投票の結果、わずかの差で殺処分が勝ったと伝えられています。これが現在まで続いているわけです。


つまり、自然治癒する可能性はあるという事。
 
ただね。感染した事は事実なわけで。ウイルスは、その患畜の体内に留まり続けるわけで。
いつ、その自然治癒した患畜からウイルスが出てくるか分からんからね。
人間でも、水疱瘡など、子供の頃にかかって自然治癒する病気もあるけれどもね。ウイルス自体は無くなってないわけで。
大人になって、抵抗力が落ちた時に発生するのが帯状疱疹だっけ?
あれ、免疫の無い人には感染する可能性あるんだよな。それと同じような関係だと理解するべきでは無いかと思うわけで。
しかも、問題なのはその伝染力の強さが半端ではないって事かと。
『皆がかかれば恐くない』って?
周りの畜産/酪農家はえらい迷惑だろうな。
国際的にも、口蹄疫と共存するという考え方は無いわけだから。
口蹄疫自体、致死率はそれほど高くない病気ではあるらしい。問題は、爆発的な感染力。
人間に例えれば、新型インフルエンザと同じと考えればいいのかも知れないですね。
感染力が非常に強く、また、変異の速度も速い。患畜の数が桁違いに増えるから、死亡する患畜も半端じゃない。
人間であれば殺処分って訳に行かなくとも、家畜であれば殺処分で感染拡大を止めるっていう選択が取られるって事か。
 
さて、そんな口蹄疫の問題の後、再開を考えている農家の方々もいると思うんだけど。


口蹄疫:発生地の家畜飼育、ウイルス死滅後に--副農相が見解 /宮崎
6月29日17時24分配信 毎日新聞

 口蹄疫問題で篠原孝副農相は28日、移動制限区域内で新たに牛や豚を飼育する時期について、ワクチン接種を受けた家畜のふん尿のウイルスがすべて死滅した後になるとの見方を示した。
 ワクチン接種を受けた家畜のふん尿は、ビニールシートをかけて消毒しなければならないが、新しく家畜を飼育する際には、一定期間をおいてウイルスを完全に死滅させる必要があるとしている。近く農水省が安全基準を公表する。また、ウイルスの死滅が確認されたふん尿は堆肥(たいひ)として利用する方向で検討している。
 家畜を飼育する時期については、各自治体で足並みをそろえる必要があるとしており、調整を進めている。


家畜の飼育開始がウイルス死滅後って言うのもどのくらいの期間なんだろうか。(新たな感染無しで3ヶ月が目安だとか)
一からはじめるという事になると、とんでもない時間がかかりそうに思うけども。
 
で、この口蹄疫に関しては、参議院選挙にも影響を及ぼしているようです。


参院選口蹄疫感染防止で神経戦 宮崎
6月27日14時38分配信 毎日新聞

 参院選が公示された24日の午後2時50分、宮崎県央部の川南(かわみなみ)町を南北に貫く国道10号。選挙カーが一言も発することなく北へ走り抜けていった。口蹄疫(こうていえき)禍に揺れる宮崎選挙区(改選数1)に立候補した民主新人、渡辺創氏(32)は、感染地域での遊説と掲示板へのポスター掲示を見送るという異例の選挙戦に突入した。
 「新人で知名度がないので痛いが、感染防止を優先した。何度も検討した結果だ」。陣営幹部は苦渋の決断だったことを明かす。


ところが、本日のムッチーさんのブログには・・・


「コンパネに張られたポスター」
2010/6/29
 以前、ニュースで、道路端に設置された薄いコンパネに、二人の方々は、ポスターを張るって言われてた
一人の方は、児湯郡にはポスターを掲示しないって言われてました??

一昨日頃までは、二人のポスターだけが貼られてましたが、昨日からは、三人のポスターが貼ってありました
まっ、三名がポスターを張っても構いませんが!?!?
自粛って、どんな意味だったんだろう・・・・???

テレビで言ってる事と、行動とは違ってる・・・・!!!
テレビで嘘を言って人気でも取ろうとしてたのか??
そこまで、しなくてもいいんじゃないのかな???
今の時期から、こんな状態じゃ先行き思いやられますね!!
 
まっ、言う事と、行動は違うんだなって改めて思いました
それが、あの方々と、一緒なんだなってね・・・・・

今日も、どじゃぶりの雨・・・・・
我が家の入り口の掲示板も雨に濡れてた三名様のご健闘をお祈りします。
宮崎が少しでも早く復興出来るようにお願いします。


まあ、アレだ。
嘘つきは、治らないって事で良いのかな。
 
最初に紹介した口蹄疫に関しての記載、ワクチンについて続きにこんな事もかいてありますな。

 しかし、現在のワクチンには次のようないくつかの問題があります。

(1)口蹄疫ウイルスには前に述べたように、7つの血清型があり、さらに多くのサブタイプがあるため、
  ワクチンは流行株に適合しなければ効果がありません
  時折、これまでのワクチンが効果を示さない新しいタイプのウイルスが出現することがあります。
  流行株に合致しないとワクチン効果が期待できない点はインフルエンザの場合と同様です。

(2)ワクチン接種した動物でも感染することがあります。その際には症状はほとんど出ませんが、
  動物はキャリアーになってウイルスを放出してほかの健康な動物に感染を広げることがあります

(3)不活化が不十分でウイルスがワクチンの中に生き残ってしまうことがあります。
  現実に1980年代にヨーロッパでこの事態が起きて、それ以来、ヨーロッパでは口蹄疫ワクチンの
  使用は完全に中止されました。ただし、現在の品質管理システムでは、このような事態が起こることは
  ないと考えられます。

(4)もっとも重要な点は自然感染とワクチン接種の区別ができないことです
  そのため、本講座(96回)でご紹介したような血清調査による、口蹄疫清浄国の判定ができなくなります

農家が変な事言ってるなどという意見には、やはり賛成できませんな。
(*あくまでも個人の感想です)
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