バブルを煽る経済紙。

1980年代に、バブル経済ってのがありました。
私の感覚では、『有ったそうです』というのが正直な感想ですけども。 
その頃私は学生で、80年代末に就職したわが社は、『もう潰れちゃうんじゃないか?』と思える日々が続いてましたし。
時々、公務員と思われる人が、『民間がバブルで好景気の時、私たちはそんな事関係なかった』的な事を仰る方もいらっしゃるようです。
 
『民間がみんなバブルの恩恵を受けたわけじゃねーぞ』という事。
そして、『バブルの期間よりも崩壊後の方が明らかに長いだろうが』という事。
 
それは、1民間人として、声を上げて申し上げたい。
 
そんな訳で。バブルとは何か。実体を伴なわない経済の過熱って事なんでしょうか。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バブル経済(バブルけいざい、bubble economy)とは、不動産や株式をはじめとした時価資産の資産価格が投機によって高騰し、資産価格高騰が誘引となってさらなる投機を引き寄せている状態の経済のこと。語源は18世紀イギリスでの南海泡沫事件から。

 
まー『経済』としては不健全な状態であるように思いますが。
 
しかし、今は、経済紙でも『バブルに乗り遅れるな』って煽ってるんですねぇ。
もう、店頭には並んでないバックナンバーだと思いますが。(気が付いたのはクソ忙しい時だったので)
 
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なんか、『太陽光バブル』ってのが『来る』そうで。
 
まあ、そりゃ金儲けの匂いをかぎつけた人が表紙にも出てますしねぇ。
 

┌─╂─【特集】太陽光バブルに乗り遅れるな!
━┿━┛     
─┘  3.11以降、原子力エネルギーの代替手段として、太陽光が
    注目を浴びている。8月中にも国会で成立し、来年4月の
    スタートが見込まれる再生可能エネルギーによる電力の
    「固定価格全量買い取り制度」を機に、太陽光発電は労せず
    してカネを生む投機商品としての期待が高まっているのだ。
    早くもバブルの様相を呈してきた太陽光ビジネスの全貌を探る。

 
原子力エネルギーの代替手段として、太陽光が注目を浴びている、と。
 
本気で、代替になると思ってる?
 
原発1機分の出力を賄う為には、東京の山手線の内側の面積を太陽光パネルで埋め尽くさなきゃならんのよ?
 
どこにその太陽光発電システムつけるのよ。
家の屋根?その金誰の負担?
 
再生可能エネルギーの全量買取の法案を通すとか言ってるけども。
これ、コストの要素など考慮しないで、電力会社に買い取らせるって言う事なのかな。
 
言い方を変えると、押し売りですね。
 
大体、バラバラに分散して太陽光発電を設置するなんて非常に効率が悪いと思うんだわ。
 
その効率の悪い方法で、高いコストの発電を行って、電力会社はそれを押し売りされる、と。
最終的に、一体誰が得をするんでしょうか。また、一番いや、損をするのは誰でしょう。
そりゃ、高い値段で電力を押し売りできる人が得しますな。
大規模なソーラーシステムとか作って、損する事は無いわけだし。
 
で、最終的にそのコストを誰が負担するのよ。
 
電気の消費者だろ。
 
そんな図式なんか、私ですら見えているのに、ある経済紙では『バブルに乗り遅れるな』って。
なんか、自分だけ儲かれば結果はどうなっても構わないって事なんだろうか。
 
大体、バブルに乗っかった連中の末路なんて、結構悲惨なものだと思うんだが。学習能力が無いのかなぁ。
 
そんなわけで。
 
 
(*あくまでも個人の感想です)
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もう消えてくれないかな、日本の為に。
 
 
被災地の皆さん頑張って下さい!!
行方不明者の捜索、及び復興支援にあたっている、自衛隊海上保安庁、消防、警察、その他有志の方々の安全をお祈りいたします。
原発で命がけで作業に当たってる方も、どうかご安全に!!