安全厨の独り言
おはようございます。遅めの夏休みをとっている私です。
久しぶりに、ブログを更新したら、色々コメントを頂きまして。ここで一回まとめてみるか、と。
○放射能って何なのか?
元素表ってを見た事があると思います。
世の中の物質は、この元素表の中にある物質で出来ているわけです。
で、元素表の中に、不安定な物質ってのがいるわけです。セシウムさんは質量数が55だけど
で、セシウム137ってのは不安定な物質なので、β崩壊っていう現象が起きます。
前半のβ崩壊ってのは、電子が飛び出るだけだけど、その直後に電磁波であるγ線が放出される。って事で有ってると思う。
放射線の種類
遮蔽できる(粒子)
β線:電子が飛び出すもの。人工的に簡単に作り出せる。電流の流れって電子の流れやし。
薄い金属で遮蔽できる。軽くて小さい(粒子)
建物でも透過してしまう。中性子を浴びるって事は、目に見えないくらい小さな銃弾が
体を貫通するって事に近いのか?(想像)これも粒子
追記:これらは、いずれも原子が崩壊する時に、構成部品の一部が飛び散るって話かな。
γ線:電磁波。波長によって分類
X線:電磁波、これも波長によって分類
○それを浴びたらどーなるのよさ。
H2Oがこんな風になる
H-O ⇒ OH と H
|
H
H2Oの水が、水素Hと水酸基OHに分解される。
で、このOHってのが曲者で、いわゆる活性酸素って奴です。
追記:最近、水素水って話題になって無い?活性酸素を消すために水素を含んだ水を飲むと
活性酸素 OH+ 水素 H=H2O水になって無害♪って話。
水素なんか、ペットボトルとかアルミ缶とか透過すると思うんだけど。
いや、もちろん、放射線によってDNAが打撃くらいますよ。
活性酸素による打撃は間接的なもの。直接の影響も有るけども。
いきなり1SVとか浴びたら、DNAの自己修復機能が壊れて、再生できなくなる。
細胞は常に生まれ変わり、新しくなっていく。しかし、一気に放射線を浴びると生まれ変わる事が出来なくなる。細胞はどんどん死んでいく・・・
生まれ変わらない細胞=脳と心臓だけを残して他は死んでいく。
最終的には、手の施しようがなくって死にますね。
人体の修復機能が追いついちゃうからね。
○で、ドンくらい浴びたら影響出るのさ
いま、【放射性トリチウムの濃度が**ベクレルでなんと**倍】
って、やってるけどさ。ベクレルは、崩壊が起きる回数の数値でね。
人体への影響はSv(シーベルト)の単位にしないと分からんのよ。
放射線を扱う仕事って、世の中に結構いっぱいあるのです。私も10年ほど関わってました。
どれだけの放射線を浴びたか、フィルムに感光させてモニターする。そんで、健康診断の結果とリンクさせて統計を取る。もちろん、被爆事故とか、原爆の被害者とかのデータもあって、それで今の医学の基礎になってるわけです。
って事。年間100msvが閾値になっていて、その結果、ガンの発生率が1.08倍上がると言うもの。
10万人あたり、がん患者が480人くらい増えるっていう程度。
○で、今福島はどんな感じなのさ
福島の放射線測定マップを参照(クリックでサイトに)
一応、現在の値が測定されている。
原発に近いところからサンプルしてみる。
原発から2キロの地点。
15.49μSV/hrと言う事は、15.49μsv/時×24時/日×365日/年=135.69msv/年
統計的に、健康被害が出る可能性が出てくるのは100msv/年以上。
意外な事に閾値を少し上回った程度。
場所によってはもっと意外な数値
こっちの方が原発に近い。1kmの距離。
たぶん、ここに住んでもリスクは少ない。
○住めるんなら、何で避難地域やねん。
一応、国際的な取り決めだから、法律よりも上位なのかな。
これは、個人が動いてもどーにもならん数字なんだわ。
結論
検査された農作物は、十分リスクが検討された数値で管理されてるから食べても平気。
放射能には上記のエネルギー以外の不思議な作用がある可能性と主張する人は別の話
ってか、普通のお医者さんに話を聞くのが一番じゃねーかな。
もちろんリスクは有るけども、取り立てて危険じゃないってことで一致すると思う。
トンデモ医者じゃない限り。
ま、そんなわけで。
(*あくまでも個人の感想です)
←にほんブログ村にてランキング挑戦中。
←バナーを応援クリックよろしく。