原発事故からそういえば3年。

2011年3月11日の東日本大震災で、福島県福島第一原子力発電所の事故が発生しました。
ナニが起きたのか。原子炉の中にある燃料(ペレット)は自ら崩壊して熱を出す。
運転している原子炉でも、停止している原子炉でもそれは同じ。その熱を冷やさなければならない。
ところが、地震津波で全電源が喪失され、熱を押さえられなくなって、高温になった金属と冷却水の反応で水素が発生。そして、爆発。
 
その後、ヨウ素がもれたとか、セシウムが漏れたとか。
 
アレから3年。計算上では、崩壊熱は1/00程度まで下がっているはず。
でも、放射性物質が漏れて、大変な被害が出る』って言われてましたっけね。
放射線被爆によってナニが起きるのか。まあ、遺伝子にダメージを与えて起きる病気と言えば
代表的な病気は『ガン』でしょう。ガンは、そんなに急になるわけじゃない。
3年もすれば、ある程度増加の傾向も見られるだろう。
 
で、どうなの?

福島県民、がん増加確認できず 国連の原発事故報告
朝日新聞デジタル 4月2日(水)3時6分配信

 東京電力福島第一原発事故の健康への影響を分析した国連科学委員会の報告書の全容がわかった。福島県民は全体的に、がんの増加は確認できないと評価した原発30キロ圏内にいた当時の1歳児に限っては、甲状腺がんの増加が確認できる可能性はあるが、現在はデータが足りないために結論が出せないとした。報告書は2日に公表される。
 国連科学委の報告書は、原発事故に関する報告書では国際的に最も信頼されている。科学委は、日本政府の観測データや世界の研究者の論文などをもとに、福島県内外の住民について、事故当時の1歳と10歳、成人という3分類で外部被曝(ひばく)と内部被曝線量を推計。健康への影響を調べた。
 報告書によると、事故後1年間の全身への被曝線量は、原発周辺も含めた福島県全体で成人は平均1~10ミリシーベルト、最も影響を受けやすい1歳児は約2倍になると推計した。1歳児でも、がんのリスクが明らかに高まるとされる100ミリシーベルトを下回った。.
 
まー当然と言えば当然の結果だと思いますよ。一応、放射線に関わる仕事をした経験からすればね。
それでも、危険だと言う人がいる。全廃しなければならないと言う。
『数字がすべてでは無い。感情の問題だ』等と分けの分からない事を言う人もいる。
 
感情の問題については、以下のリンクの文章が参考になるかもね。
最悪のケースに囚われると、結果的に最悪のケースを望むようになる。
最悪のケースを口にするあまり、最悪のケースになってもらわないと困るって事かな。
 
ま、私は放射線漏れにしても残留放射能にしても、まず問題ないと思ってますけどね。
福島産の野菜も米も、選んで食べるくらいですからねw
 
 
(*あくまでも個人の感想です)
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