有名なトンネルの話2

逗子にある有名なトンネルですが、何度か通ってますけど、今は必要以上に照明が明るいような気がします。あれじゃ、物の怪も出て来づらいでしょう・・・

何十回と通ったうち、3回ほど不思議な体験をしてますんで、まあ、何かがあるのかも知れませんねぇ。


今日の話も、このトンネルを通った時の話ですが、トンネルの話なのかどうなのか微妙です。
鎌倉の方も通ってますし、異常がどこから起きていたのか、私にはわからないので・・・


車で川崎に先輩と出張してたんですよ。まあ、にぎやかな先輩です。
ただ、私とは今ひとつ相性のよくない先輩でした(^^;)
助手席の先輩は、まあ、良く喋るんですが、今ひとつ私とかみ合わないので、私にとっては
ちょびっと辛い時間でした。それに、道が異常に混んでいて・・・いつまでたっても帰れない・・・



もあい:『Sさん、いまいち道は分からないですけど、国道一号を避けて、海岸沿いに帰りますか?』

S:『おお、任せるよ。そんでな・・・』


まあ、適当に相槌打ちながら、道を左方向に。
後で分かったんですが、かなり迷走しています。
鎌倉方面から、逗子のほうに向かって例のトンネルを通ってるんで。(^^;)
ナビなんか無い頃ですが、ある意味『呼ばれた』のかも知れませんね。

鎌倉にさしかかった頃、S先輩の口数が少なくなってきました。
まあ、それは良いんですが・・・私もなんとは無く嫌な気配を感じてました。
後ろの席に、誰か座ってるような感じ。でもミラーで見ても何も見えないし、赤信号で止まったときに
後ろを見ても、誰もいない。ま、当然ですが・・・

でも、誰かいる感じなんですよ。社内は音楽テープが流れているだけ。どんどん空気が重くなる感じ。

そうこうしているうちに、例のトンネル。


もあい:『あれ、このトンネル幽霊トンネルですね。道間違えましたね、すみません』

Sさん:『ああ・・・ここがそうなのか・・・』


その後無言です。社内の空気はどんどん重くなっていく。
後ろに確実に誰か乗っている。それも増えてるような気がする・・・

そうして、車が江ノ島を越えて藤沢に入った頃、突然社内の空気が軽くなったんです。

『あれ?雰囲気変ったな?』と思った私がS:さんに話し掛けたんですが・・・
その時口から出た言葉は・・・




『やっと居なくなりましたね』



驚いた事に、Sさんと全く同時に、同じ言葉が出てきたのでした


二人してハモッった後、Sさんは・・・
『なんだ、気がついてたのかぁ~怖がるだろうと思って言わなかったんだけど』








Sさん・・・





あの時何が後ろに乗ってたんですか?(^^;)

Sさんは教えてくれなかったんですが・・・









いずれにしても・・・後ろに乗っていた物の怪さん・・・
















私の車はタクシーじゃないんだからねっ!!(怒)

つーか、タクシーだとしても、無賃乗車だからね!(怒)