歴史の生き証人と・・・

私のブログで紹介している、日中戦争の引き金となった『盧溝橋事件』。
その場にいらっしゃった方と、縁あって本日、お会いして当時の話を聞くことが出来ました。
時間にしておよそ3時間半・・・途中、気がついて、話を記録したレコーダーは150分・・・
非常に興味深い話となりました。

メモと、録音を聞きなおすなどして、聞いたお話を咀嚼し、客観的な記録などで補強する必要はあるかも知れません。とにかく、当時の日本人観、戦争観が変わるようなお話でした・・・

おじいちゃん、長い時間ありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます


色々と、話が飛んだのは、聞き手である私が不勉強なせいかも知れませんが、今回聞いたテーマについて、まとめます

○戦争開始前の中国の状況はどのようなものであったのか?
○盧溝橋事件が起きる前、どのような事があり、その後
 どのような経緯をたどって戦争となったのか?
○南京に入城して、見たものは?
○牟田口連隊長について


当時その場にいた人でなければ分からないような話を多く聞くことが出来ました。
まず、中国での戦争について、基礎的な事について聞いています。
もちろん、この話の裏づけは必要でしょう。しかし、これは当時その場にいた人たちがそう認識していたものだと言う事です。


Q:当時、中国に日本の軍隊が進駐していた理由は?
A:当時の中国では、外国人の排斥運動が盛んであった。
  中国の居留民を守る為に国際法に基づいて出兵している。
  もちろん、中国に出兵していたのは日本だけではない。
  アメリカも、イギリスも出兵していた。
Q:日本軍は、誰と戦っていたのか?
A:蒋介石軍と、馬賊である。
  共産党の勢力もあったがそれ程大きな勢力ではない。
  中国は当時、群雄割拠の時代であったと言ってもいい。
  さまざまな革命家が、軍を率いて戦っていた。
  それらの革命家は、馬賊として略奪行為などを働き
  ゲリラ的な活動を行っていた。
Q:盧溝橋事件があったとき、その相手は?
A:苑平県城にこもっていたのは、蒋介石の軍隊だった。
  蒋介石の軍隊とは、良好な関係であったが、盧溝橋事件の
  前にはさまざまな嫌がらせとも取れる行動があった。
  恐らく、日本との戦争を決意していたのであろう

 
こんな出だしとなります。
話は、日露戦争の話から、戦後の傷痍軍人の話まで・・・
さまざまな話を聞くことが出来ました。

これから時間をかけて、検証しながら話を紹介していこうと思います