(続)中国領事館員自殺問題・・・

産経新聞ソースの記事では、もっと詳しく報道していますね・・・

上海、日本総領事館員が自殺 「中国から情報提供強要」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051228-00000021-san-soci
 中国の在上海日本総領事館に勤めていた四十歳代の男性館員が昨年五月、中国から外交機密にかかわる情報の提供を強要されていたという内容の遺書を残し、総領事館内で自殺していたことが分かった。
 複数の日中関係筋によると、男性館員は、外務省本省と総領事館との間で交わされる公電の通信技術を担当する「電信官」で、自殺後に総領事や家族などにあてた数通の遺書が見つかった。このうち、総領事あての遺書に、中国人の男から、総領事館の情報を提供するよう求められたという内容が記されていたという。
 中国人の男から要求されたのは、総領事館に勤める館員の氏名や、上海から日本に外交機密に属する文書を運ぶ際に使う航空便名-などだったとみられる。
 日中関係筋は、中国人の男は情報機関の関係者だったのではないかとしている。
 遺書の中に、「国を売ることはできない」などとも書かれており、男性館員は外交機密に関する情報を伝えなかったとみられる。
 安倍晋三官房長官は二十七日午前の記者会見で、男性館員が昨年五月六日に死亡したことは明らかにしたが、「遺族の強い意向があり詳細についてはコメントを差し控えたい」と述べた。
 そのうえで、「領事に対する脅迫や不正な圧力の行使はあってはならない。一般論として、このような事案が発生した場合には当然、相手国政府に対する抗議を含め適切な対応をすることになる」と語った。


この方は、国家機密を漏らすことをしなかったんですね・・・
ご冥福をお祈りいたします。
この事件に関して、中国政府は一切スルーのようですが。

この事件に関してのA新聞の記事は。。。



上海の日本総領事館員が自殺 外務省が中国当局に抗議
http://www.asahi.com/international/update/1228/008.html
 外務省の鹿取克章・外務報道官は28日の記者会見で、中国・上海の日本総領事館で昨年5月6日、館員の1人が自殺したことを明らかにしたうえで「背景には中国公安当局関係者による遺憾な行為があった」と指摘した。事実関係の究明と厳重な抗議を複数回繰り返しているが、中国側から「納得のできる反応はない」(鹿取氏)という。

 鹿取氏は会見で、館員が自殺した経緯については「遺族の強い意向があり差し控える」と言及を避けた。また、中国側の「遺憾な行為」の内容について、領事関係に関するウィーン条約の「接受国の義務に反するとみられる行為があった」と説明した。同条約40条では、接受国が「領事官の身体、自由、尊厳に対するいかなる侵害も防止する」と定めている。

 政府関係者によると、自殺したのは上海総領事館の男性領事で、総領事館と外務省とでやり取りする公電の通信を担当していた。領事が残した遺書によると、中国公安当局関係者から女性問題を材料に外交機密情報を求められ、それを苦に自殺したと読み取れる部分があるという。

 日本外務省は問題が起きた直後の昨年5月から、中国政府に対して計4回抗議した。最後は今月27日、佐々江賢一郎・アジア大洋州局長が程永華・在日本中国大使館公使に対して抗議したが、いずれも回答はないという。

 中国外務省の秦剛(チン・カン)副報道局長は27日の定例会見で、男性領事の自殺をめぐる一部日本メディアの報道について、「事実に基づいていない」と述べた。また、「この問題はすでに結論が出ている」としたが、「結論」の具体的な内容については触れなかった。


まあ、さすがにこの事件は擁護できないのかね・・・