韓国で起きた政治テロ・・・

先日、韓国の最大野党の党首、朴槿恵氏が暴漢に襲われ、顔をカッターナイフで切られる事件がありました。

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/05/22/20060522000000.html
 朴槿恵(パク・クンヘ)ハンナラ党代表が20日午後、ソウル新村で地方選挙の遊説を行っていたところ、50代の男に刃物で斬りつけられ、耳の下から口の付近にかけて長さ11センチ、深さ3センチの傷を負い、60針を縫うという事件が起きた。病院側は「負傷した位置は頚(けい)静脈や頚動脈に近く、少し間違えば(命が)危ないところだった」と話した。

 野党第1党の党首がテロに遭ったのは、大韓民国の60年の政治史で初めてのことだ。それも、まだ日も沈む前、ソウルの繁華街の大通りで多くの人々が見守る中での出来事だった。政情が不安定な国の話だと思っていた政治家へのテロが、21世紀の韓国で起きたことについて、すべての国民が驚きと憤りを感じたことだろう。万が一野党代表の命にかかわるような事態になっていたら、この国は大変な混乱と危機に見舞われていたはずだ。


逮捕された容疑者は、与党ウリ党の関係者だとの話も伝わっています。
韓国の与党、ウリ党にとっては、ことによると致命傷になる事件になるかもしれません。
大体、この事件に対してのウリ党の発表記事は、常軌を逸しています。



【社説】現政権の関係者はなぜこうも冷酷で非人間的なのか
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/05/23/20060523000000.html
 「ノサモ盧武鉉ノ・ムヒョン〉を愛する人々の会の略称)」の盧恵京(ノ・ヘギョン)代表は21日、ノサモのホームページに朴槿恵(パク・クンヘ)代表テロ事件に関する文章を1日で5編掲載した。盧代表はそのうちの一つで「この事件を一言で言うと、幾分英雄心理のある社会不適応者が刃物を振り回して顔に傷を付けたというもので、それが事実の大筋」と書いた。その上で「最初は17針という話だったのに、60針縫ったと報道されたのを見ると、美容整形の手術も同時に行ったようだ。たぶん傷は全く残らないだろう」と書いた。

 普通の人なら、カミソリで斬りつけられ、最悪の事態を辛うじて逃れて入院している人に対して、こうした無神経な発言を行うことはできない。盧代表はノサモの代表になる前、1年余り大統領府の国政広報秘書官を務めた人だ。またこれまでに3冊の詩集を出版しているという。そうした人物の内面がもともとこれほどすさんでいたとしたら、もはや人間というものの心性を疑いたくなる。

 盧代表は事件発生から6時間後に掲載した最初の文で「この事件は朴正煕(パク・チョンヒ)を憎悪する人たちが起こしたものだと類推できる」とし、「朴槿恵という存在は、21世紀のものではなく朴正煕の悪夢と重なる旧時代の生きた亡霊」と書いた。さらに盧代表は文章中にノーム・チョムスキーなど海外の知識人の文を引用し、「文法をねじ曲げるのは政治的に邪悪な集団が行う典型的な手口」とした。

 難解な理論や用語を引っ張り出して自身の正当性と知識を誇示しながら、他人の事情については理解しようとする姿勢が全くなく、冷酷で非人間的な言葉を浴びせるというのが、現政権の関係者たちに共通するパターンだ。だから現政権の人たちは、正しい話をしたとしても聞いている人たちを心底うんざりさせる。盧代表もまた同じだ。

 盧代表が発表した文章の根底には、盲目的な憎悪心、世間の人々を敵味方に色分けする二分法的態度、そして“敵”に対する露骨な敵対心と殺意が見て取れる。盧武鉉大統領は就任直後、大韓民国を「正義が敗れ、機会主義がのさばってきた国」と定義した。「自分は正義の側で君らは不正義の側」というあきれた二分法で過去3年間、世間を分裂させ、混乱に陥れながら憎悪の種をまいてきた。この憎悪が、今や教育の現場、労働の現場など、韓国社会の隅々で根を張り繁殖してきている。

 ところが盧代表は今回の掲載文の中で「盧武鉉を選んだわれわれが実現したかったのは憎悪の再生産を断ち切ることだ」と書いている。このように国民に「あなた方に言われたくない」と思わせるような内容を平然と言ってのけるその語り口も、どうしてこうも似通っているのか、思わず寒気がするほどだ。


野党の党首を刃物で襲い、怪我をさせる・・・
明らかにテロ行為です
ところが、現政権には、それを英雄視するする動きがあるようで。
この事は、さすがに韓国国民の目にも、常軌を逸している事がわかるのでしょう。非難が集中しているようです。
ところで・・・


この朝鮮日報の社説、彼らの日本に対しての立場と似てませんか?


自身の正当性と知識を誇示しながら、他人の事情については理解しようとする姿勢が全くなく、冷酷で非人間的な言葉を浴びせるというのが、現政権の関係者たちに共通するパターンだ。

だから韓国は、聞いている日本人たちを心底うんざりさせる。ノムヒョンもまた同じだ。

盧代表が発表した文章の根底には、盲目的な憎悪心、世間の人々を敵味方に色分けする二分法的態度、そして“敵”に対する露骨な敵対心と殺意が見て取れる。

韓国の考え方の根底には、盲目的な憎悪心、世間の人々を敵味方に色分けする二分法的態度。つまり、韓国は常に善であり、日本は常に悪である。そして、悪の日本に対して露骨な敵対心と殺意が見て取れる。

盧武鉉大統領は就任直後、大韓民国を「正義が敗れ、機会主義がのさばってきた国」と定義した。「自分は正義の側で君らは不正義の側」というあきれた二分法で過去3年間、世間を分裂させ、混乱に陥れながら憎悪の種をまいてきた。この憎悪が、今や教育の現場、労働の現場など、韓国社会の隅々で根を張り繁殖してきている。

盧武鉉大統領は就任直後、大韓民国を「正義であるのに敗れ、機会をとらえた悪の日本がのさばるのを許してきた国」と定義した。「韓国は正義の側で君ら(日本)は不正義の側」というあきれた二分法で過去3年間、日韓を分裂させ、混乱に陥れながら憎悪の種をまいてきた。この憎悪が、今や両国の間の隅々で根を張り繁殖してきている。

そう言えば、かつて日本の首相、伊藤博文を暗殺したテロリスト、安重根を英雄とたたえるあの国のこと。
野党の党首を襲ったテロリストに対し


>「この事件を一言で言うと、幾分英雄心理のある社会不適応者が刃物を振り回して顔に傷を付けたというもので、それが事実の大筋」

と言うのは、ある意味理解できますね。


テロの被害にあわれた、朴党首には、お見舞い申し上げます。