修身教科書、第九課。自学自習

昭和十一年に発行された、中学校の『修身教科書』を紹介しています。
今日は、第九課、『自学自習』です。
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例えが具体的で良いですね。
『修学旅行や遠足・登山に行く時でも、前もってその予備知識得ておくのと、ただふらふら行くのとではその効果に大きな違いがある』
それが、『予習』と似たものである、と。

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如何なる仕事をするにも、まじめが必要な如く、我等の学習にも、これが必要である。学習の真面目とは、即ち学習する事がらに注意を深うする事で、換言すれば、我等の全精神をそれに打ち込んで、他の何者をも考へぬ事である。
かく真剣になるならば、極めて窮屈そうに思われるかも知れぬが、事実は全く反対で興味が自然に湧き出して、日々の稽古が愉快でたまらない。
大人になった今なら、この言葉の意味を実感できます。中学校の頃、こう言われて理解できたかどうか・・・
もし、こう教えられて理解できていたら、人生が変わったかも知れない・・・
そう思います。

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何事の学習でも、教師の熱心が必要であるが、より必要であるのは生徒の熱心
まあ、その通りですわな・・・
教育のことは先生に投げっぱなし。当の生徒もそんな有様では、教える方もやりがいを失うのかもなぁ・・・
もちろん、自らの信念を主張するのみの日教組教師などは論外なわけですが。