この判断が常識だよな・・・

昨日見かけたんだけど、どこにあったのか忘れてしまったのでした。
今朝、目覚めと同時に思い出し、記録のための書き込み♪

国旗・国歌に対しての検察審査会の見解です。


国旗国歌で「不起訴は相当」議決 「公務員の職務遂行を」と検察審査会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061222-00000022-san-soci
 卒業式などの学校式典で教職員に国旗掲揚時の起立と国歌斉唱を求めた東京都教委の通達などをめぐり、一部の教職員が石原慎太郎都知事らを脅迫と公務員職権乱用罪で告訴・告発し東京地検が不起訴とした処分について、東京第1検察審査会は「不起訴は相当」と議決した。都教委の通達を「裁量権の逸脱はなく適法」と判断した上で、
「公務員であるのだから職務命令に従う立場にあるのは明らか。一般社会ならより厳しい処分を受ける可能性もある」と、異例の指摘をした。

 検察審査会の議決に法的な拘束力はないが、一般国民が不起訴事件を審査する機関の判断だけに、注目を集めそうだ。

 議決によると、同審査会は通達を「法令に基づいて行われた職務行為であり、裁量権の逸脱もない」と判断し、不起訴は相当と結論付けた。

 また、同審査会は都教委通達について、「多少強引さも感じられ、(一部教職員が)強制されたと感じたことも理解できる」とした。しかし、
「教職員は公務員であり、明白に違法といえない限り職務命令に従う立場にあるのは明らか。思想良心の自由を侵す行為と主張するのは、公務員の立場を忘れたもの」と申立人の一部教職員を非難した。

 その上で、都教委と一部教職員に「公務員は全体の奉仕者。おごることなく謙虚な気持ちで、職務遂行に全力を挙げてもらいたい」と安定した学校教育の確立を求めた。

 国旗国歌をめぐっては、都職員らが都などを相手取った民事訴訟で、東京地裁が9月、「教職員への強制は違憲とした判決を出し、都などが控訴している。



まさに常識的な判断かと。

検察審査会・・・


出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%9C%E5%AF%9F%E5%AF%A9%E6%9F%BB%E4%BC%9A
検察審査会(けんさつしんさかい)とは、選挙権を有する国民の中から無作為に選ばれた11人の検察審査員が、検察官の公訴を提起しない処分の当否の審査に関する事項および検察事務の改善に関する建議又は勧告に関する事項を扱う機関である。検察審査会法に基づき設置される。


無作為に選ばれた国民で構成されたこの審査会で、『公務員の本分を忘れるな』という判断が示されたのは、重いかと。
国会の前で、教育基本法改正に反対と声を上げる人たちの声が決して国民の声を代弁してはいないという事は明らかなわけで。

しかし、裁判所の判断は、まだ空気読めてないような気がするな



「公務員であるのだから職務命令に従う立場にあるのは明らか。一般社会ならより厳しい処分を受ける可能性もある」

これは、前から同じ事を言って来ましたが、その通りかと。
自分の思想・信条に縛られるあまり、世間の常識と大きく離れてしまったのでしょうか。
さて、東京地裁では今年九月、
『都立学校の教職員ら401人には通達に基づく職務命令に従う義務がなく、国旗・国歌を強制するのは違憲とする判決を言い渡した。』

裁判所にも審査会が必要なのではないだろうか。