兌換券登場。

私が初めて中国に行った頃、中国には二種類のお金が流通してました。
人民元と、外貨兌換券。額面は同じでも、価値が違います。
当時、外国人が使用するのは、この外貨兌換券。このお金が無いと、外国製品は買えないのです。
当時の中国は、今と違って外貨は無かったので、外貨を外に出さない為にとった政策なのでしょうか。

時代遅れのこの制度、今採用する国があるようで。



北朝鮮が外貨統制 国内の使用禁止 金融制裁で不足か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070125-00000028-nnp-soci
 【ソウル25日原田正隆】韓国の有力紙・東亜日報は25日、北朝鮮が22日から国内での外国通貨の使用を全面禁止していると報じた。消息筋は、2005年秋からの米国の金融制裁により外貨不足に陥った北朝鮮当局が、外貨の完全統制に乗り出したとみている。

 同紙によると、北朝鮮当局は22日、米ドル、ユーロ、中国人民元、日本円などすべての外貨の使用禁止令を発表。発表前に1ドル=3285ウォンだった北朝鮮ウォンは24日に同2800ウォンにまで下落し、北朝鮮の市場に衝撃を与えたという。

 平壌など多数の都市の商店ではこれまで、外国人は米ドルで商品を購入、市場でも外貨が直接流通していた。だが、外貨使用禁止令によって外国人は外貨を当局の取引所で兌換(だかん)券(通称パックンドン)に換えることになったという。兌換券制度は1998年ごろまであったが、その後、廃止されていた。



経済制裁が成果をあげていると言う証拠でしょうかね。
しかし、アメリカが制裁を緩めるという報道もあり、気になるところですが・・・








ま、それでも終わりは近いだろうな。