麻生外務大臣のお言葉。

外務省、記者会見記録のページより。↓
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/gaisho/g_0702.html#7

六者会合
(問)六者会合ですが、日朝の作業部会についての調整はどのように進んでいるのでしょうか。

外務大臣)調整は進んでいます。新聞記者に分からないように。

(問)平壌なり東京なりで開催する形になるのでしょうか。

外務大臣)場所も知っているけれども言わない。

(問)人選については。

外務大臣)人選についてもほぼ決まっているけど言わない。

(問)時期については。

外務大臣)時期もほとんど分かっているけど言わない。

(問)開催に向けてはかなり詰まっているということですか。

外務大臣)動いています。

(問)北朝鮮側が誠意のある対応をしているということですか。

外務大臣)どの程度のものを誠意というのかよく分からないので定義が難しい。北朝鮮の話はなかなか話の作り方が難しい。
だから言わない。

内政
(問)先日、中川幹事長が講演で、閣僚には絶対的忠誠心、自己犠牲が求められ、自分を優先する政治家は官邸を去るべきだという趣旨の発言をしていますが、それについての受けとめは如何でしょうか。

外務大臣)新聞に書いてあったそうですが、例によって私は新聞を読まないので、その種の話が出ていたということしか知りませんので、その意図がちょっとよく分からないというのが正直なところです。皆、それぞれやっておられるし、大体、今の方はそんなに求心力はないでしょうか。閣内に入って総理に仕えるのは橋本総理などこれで4人目ですが、そんなに安倍総理の求心力がない、落ちていると思ったことは、少なくともこの数ヶ月の間はありません。

(問)閣内では皆、意見は一致してやっていけているということですか。

外務大臣)いけていると思います。今、間違いないと思います。

(問)塩崎官房長官の官邸の女房役としての手腕はどうでしょうか。

外務大臣)人様の評価というのはとても語れる立場にありません。




いつもながら、明快な発言。日本にもこんな政治家がいたのかと、目を開かされます。
拉致問題の解決に向けて、このような発言もなされています。


<麻生外相>対北朝鮮「誠意ないなら制裁強化も」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070221-00000045-mai-pol
 麻生外相は21日午前の衆院外務委員会で、6カ国協議で合意した日朝国交正常化の作業部会について「全然誠意がないなら、さらなる制裁も十分あり得る」と述べ、北朝鮮拉致問題で誠意ある対応をしない場合には、政府として制裁を強化する可能性もあるとの見解を示した。具体的な制裁内容は明言しなかった。


この発言、さっきニュースで見たんだけど、

『向こうが降りてくるのなら、こちらもそれなりの対応は出来る。しかし、向こうが降りてこないと言うならば、よりいっそうの対応強化を実施する用意はある』

と言った発言ではなかったか。いずれにしろ、ここまではっきり物を言って、それでなおかつ揚げ足を取られないのは見事としか言いようが無いですね・・・

とりあえず、外交の事は、この人に任しておこう、と。