『私まで疑われる』だって?

私、極めて残念なことではあるのですが、現在日本国の首相の立場にある福田康夫氏を認める事に強い抵抗を感じるのです。

なので、福田氏のことを、『首相』と付けて呼ぶことにも抵抗を感じる。
一国の首相に対し、失礼とは思いますがね、どうにも『芯が無い』印象を持つわけです。

その印象は、決して間違っていないと改めて感じたニュースを一つ。



「私まで疑われる」 給油量ミス隠蔽で首相、責任回避発言
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/93025/
 福田康夫首相は22日昼、海上自衛隊がインド洋での米補給艦への給油量の誤りを約4年前から把握しながら、上層部に報告していなかったとされる問題について「とんでもないことをしてくれた。組織全体が疑われ、私まで疑われる」と非難した。責任回避とも受け取られかねない姿勢に野党側は反発しそうだ。首相官邸で記者団に答えた。

 町村信孝官房長官は同日午前の記者会見で、防衛省守屋武昌事務次官が防衛商社元幹部からゴルフなどの接待を受けていた疑惑には「もし事実であるとすれば、防衛省という事務方のトップにあった人間として許されざることだ。(守屋氏に)説明責任はある」と述べ、守屋氏自らが経緯を説明するべきだとの認識を示した。

 一方、防衛省は同日、与野党に、給油量訂正と航海日誌廃棄に関する調査報告書を提出した。それによると、海自の海上幕僚監部防衛課長(当時)が誤りに気づいたのは、当時の福田官房長官(現首相)が記者会見で誤った給油量を表明した日と同じ平成15年5月9日だったことが分かった。

 福田官房長官の会見に加え、当時の石破茂防衛庁長官(現防衛相)が同月15日に参院外交防衛委員会で誤った記録をもとに答弁したが、当時の海幕防衛課長は転用疑惑が沈静化しつつあると判断し、報告しなかった。

 防衛省は「重大な情報の取り違えに気づきながら報告が一切行われなかったのは文民統制に関する極めて重大な問題だ」とし、関係者の処分と防衛相をトップとする再発防止の検討委員会を22日付で設置するとした。



たとえ自分があずかり知らぬ事とはいえ、一国の首相です。あらゆる問題の最終責任者と言っても過言ではない。

その最終責任者が、だ。



「とんでもないことをしてくれた。組織全体が疑われ、私まで疑われる」

この言い方はねーだろ。

福田氏は、この件に関して当事者、いや、責任者なんだから。
この発言ってのは、不祥事が明らかになった会社の経営陣が


『現場がやったこと。経営陣は知らなかった』
と、言い訳する姿に通じるものがあるな。サラリーマン経験のある首相らしいね。ただね。

最近は、現場の責任と言うと、内部統制が取られていないと判断されるから、逆効果なんだけどね。

ま、この人がサラリーマンだった時には通用した話かな。

早速この発言を野党の人たちが非難しているようで。

 

鳩山幹事長福田首相が疑われている」と批判

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071023-00000920-san-pol
 民主党鳩山由紀夫幹事長は23日午前、党本部で記者団に対し、インド洋で海上自衛隊が米補給艦に補給した給油量の誤りを上層部へ報告しなかったとされる問題について、福田康夫首相が『私まで疑われる』と発言したそうだが、全く認識に乏しい。あなた自身が疑われているんですよ、という話だ」と述べ、首相を批判した。

 また、衆院本会議で同日午後行われる新テロ対策特別措置法案の審議について、「防衛省は腐敗と情報隠しの伏魔殿でシビリアンコントロール文民統制)が効いていない。自衛隊派遣の前提となるシビリアンコントロールの議論からしないといけない」と述べた。

 さらに鳩山氏は、小沢一郎代表の資金管理団体が、守屋武昌前防衛事務次官との関係が問題となっている防衛商社「山田洋行」からの政治献金を返還したことについて「山田洋行が疑惑の渦となっている。特別の関係があったのではないから、返金すると聞いている」と説明した。



鳩山さん、あんたもちょっと違う(苦笑)

福田首相が疑われているという認識は間違い。疑われているのは、政治家と官僚。要はね。


貴方も含まれているんですよ、と。

現に、先の記事でも言及されているけれど。



小沢一郎代表>山田洋行から600万円寄付 2政治団体

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071023-00000005-mai-pol&kz=pol
 民主党小沢一郎代表の二つの政治団体が、防衛省守屋武昌・前事務次官との不透明な関係が明らかになった防衛専門商社「山田洋行」(東京都港区)から寄付を受けていた問題で、両団体の事務所は22日、総額が600万円であることを明らかにした。事務所担当者は毎日新聞の取材に「山田洋行と特別な関係があるわけではないが、誤解のないようすべて返金する」と話している。

 寄付の内訳は小沢代表の資金管理団体陸山会」が95~99年、毎年50万円で計250万円▽小沢代表が総支部長を務める「民主党岩手県第4区総支部」が00~06年、毎年50万円で計350万円。このうち400万円については毎日新聞の報道で既に判明していた。



これって、現金の寄付だよな。600万円は大きいよね。
で、特別な関係ではなくても600万円の現金をくれる関係でしたか。特別な関係であればいくらくれるんでしょうかね。

そんで、帰せば良いんですか。それはそれは・・・(苦笑)

ちなみに、問題になっている前の事務次官と比べてみるか。


守屋前次官、ゴルフ接待二百数十回…数百万円割安で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071023-00000101-yom-soci
 守屋武昌・前防衛次官(63)が航空・防衛分野の専門商社「山田洋行」(東京都港区)の元専務(69)からゴルフなどの接待を受けていた問題で、元専務から受けたゴルフ接待は1997年ごろから2005年までに二百数十回に上ることが、関係者の話で分かった。

 守屋氏の妻も、参加することが多かった。守屋氏夫妻はゴルフ場の会員ではなかったが、会員料金でプレーしており、正規料金との差額は総額で数百万円に上る。

 関係者によると、元専務が、山田洋行の関連会社の運営する埼玉県寄居町と千葉県いすみ市などのゴルフ場に守屋氏を連れてくるようになったのは、97年ごろ。年間20~30回ずつで、守屋氏の妻も同行することが多く、半数以上は守屋氏夫妻と元専務の3人でプレーしていたという。




守屋前次官に対する利益供与は、今判明しているだけで数百万ですか。


小沢党首と変わらない扱いという事ですかね。



この国の政治に失望する毎日ですが、いつかは世の中の流れが変わることを信じて・・・
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