テロリストの父への諫言。

ビンラディン氏と言えば、アメリカで起きた同時多発テロの首謀者と言われ、タリバンの指導者としてさまざまなテロ活動に関わってきた人物。
その息子と言えば、やはり、その父の思想に近い人物と思いきや・・・


父に無差別テロ停止を呼び掛け=ビンラディン容疑者の息子-CNN

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080122-00000007-jij-int

 【ワシントン21日時事】国際テロ組織アルカイダの総帥ビンラディン容疑者の息子オマル氏(26)が20日、滞在先のカイロで米CNNテレビのインタビューに応じ、「父は自身の目的を達する上で別のやり方を見つけるべきだと言いたい」と、一般市民を巻き込んだ無差別テロの停止をビンラディン容疑者に呼び掛けた。 



何と言う正論。

しかし、ビンラディン容疑者の息子として、このような発言をすることは、本当に勇気のあることですね。
恐らく、父であるビンラディン容疑者の思想に近い人たちが身近にいるであろう。
少なくとも、面は割れている。
私らが、テロ行為を批判しているのではない。当事者の息子が止めろと言っている。



ビンラディン容疑者の息子、オマル氏のこの発言は、命がけのものでは無いのか。


これは象徴的な出来事では無いかと。
あまり報じられないが、イラク情勢は治安が回復しつつある。イランはまだ好戦的態度を示しているが
事によると、アルカイダの勢力は低下しつつあるのかも知れないですね。

なんとも言えない状態ではありますが。



「父は自身の目的を達する上で別のやり方を見つけるべきだと言いたい」


当事者に極めて近い人物から、このような正論が出てくるという事は歓迎して良いのでは無いかと。


この発言が
『本物であれば』という注釈がつきますが。


何はともあれ、無関係な市民を巻き込み、その命を奪うテロ行為。コレだけは何とかして止めたい。
そういう思いが、ビンラディン容疑者の息子とも共通していると言う事に一つの救いを感じます。


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