中国終了のお知らせ、その74・・・『中国経済、危機?』

ちょっと前まで、『中国の経済が大きく成長し、世界経済の牽引役となっている』という論調が目立ちました。
このブログにも時々現れる、 [ johnkim10053 ]という人物も・・・
『中国が世界最大の市場になる。乗り遅れるな!』
というコメントを残していたような気がします。テレビの経済番組でも、中国株への投資を煽るかのような内容のものが多く有りました。
『なにしろ13億人もの人口を抱えている巨大市場だ』
と。
ただ、最近、経済番組なんか見てましても、中国株を勧める人物が居ない様な気がするんですが、どういうわけなんでしょうね。

印紙税引き下げ、上海株が急反発 株価維持、景気抑制 “矛盾”苦渋の中国政府

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080425-00000010-fsi-bus_all
 昨年10月から下落を続けていた中国の上海株式市場が急反発している。22日に一時、約1年ぶりに3000割れした上海総合指数だが、底を打ったように上昇に転じた。中国財政省が24日、証券取引で売買代金に対する印紙税率をこれまでの0・3%から0・1%に引き下げるなど、当局が株価浮揚策を取り始めたことが好感されている。株価下落で個人投資家の不満が危険水域に近づいたと判断した。一方で金融当局は、インフレ抑制と景気過熱への引き締め策も急務であり、株価対策は政策バランスを崩しかねない問題もはらんでいる。(坂本一之)

 新華社電によると、財政省は24日に、印紙税率を3文の1の0・1%に引き下げた。売買回数の多い個人投資家を念頭に、市場活性化を狙った措置。市場では当局の株価対策とみて買いが殺到。代表的指標である上海総合指数は24日、前日比で9・29%上昇、3583・03で取引を終えた。

 上海総合指数は07年10月16に終値で6092・06と史上最高値をつけた。その後、政府の金融引き締め策などを背景に調整局面に入り、およそ半年で50%以上も下げる“暴落”となっていた。市場参加者の過半数は証券開設口座数で1億を超える個人投資家で、市場関係者は「下落が続けば破産の増大などで社会不安を引き起こす恐れがある」として、投資家らの不満の矛先が当局に向けられる恐れがあると警戒していた。

 そもそも金融当局は、経済成長や国有企業の株式上場などを材料に、一般投資家のタンス預金の流入が拡大し加速する株価上昇を抑えるため、昨年5月末に印紙税率を0・1%から0・3%に引き上げて株価沈静化の動きを強めていた。

 共産党機関紙の人民日報は07年5月の「印紙税引き上げ調整により投機的行為が大いに抑制された」と同政策の効果を評価し、税率操作は「政府の市場調整の重要なツールでもある」とまで指摘。株価操作も政府の役割と公言していた。

 同時に、過熱する景気の抑制に本腰を入れた中国政府は金融引き締め策を断続的に実施。株価の押し下げ効果がある引き締め政策などによって株価はじりじりと下がり、ピーク時の半分にまで落ち込んでいた。

 華僑向け通信社の中国新聞社電によると、中国の07年財政収入は前年比32%増の5兆1304億元(約76兆9560億円)で、税率を引き上げた印紙税が大幅増収の一因となり、3月の政治協商会議で税率引き下げが議論されたという。

 ただ、08年1~3月期のGDP(国内総生産)成長率は前年同期比10・6%と2ケタを維持しており、専門家は「金融引き締め策の継続は不可欠」と指摘している。景気過熱の抑制と株価維持という“矛盾”を抱えた中国政府の苦渋が見え隠れしているといえる。


中国の株式は、ここ6ヶ月で大きく落ち込んでいる。
例えば、上海A株

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上海B株


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上海総合指数はというと

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こりゃ暴落ってレベルじゃねーだろ。


実際のところ、海外からの投資が冷え込んで、株価の下落に歯止めがかからなくなっているってのが実態では無いのかな。これまでは、株価が下がって、中国国内の投資家がそれを買い支えていたのだけど・・・
買い支えられなくなって来たって事でしょうかね。

中国の経済ニュースについては、こんな報道もあるようで・・・


中露、蜜月にほころび 貿易摩擦拡大、強まる中国への反感

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080425-00000071-san-int
【モスクワ=内藤泰朗】ロシア、中国両国間で貿易・通商問題をめぐる摩擦が目立ち始めている。米国を牽制(けんせい)する政治姿勢などから接近し、史上まれにみる蜜月関係にある中露両国だが、第三国への武器輸出や中国産品によるロシア国内への安値攻勢などに対し、ロシア側が反発を強めている。中露関係の“軋(きし)み”がさらに拡大し、将来の両国関係にどれだけ影響を及ぼすのか、関係者の間で関心が高まっている。

                   ◇

 中国は、かつてロシアの最大の武器輸出相手国だった。しかし、22日付のロシアの日刊紙、独立新聞によると、最近のロシアの対中武器輸出は62%に下がり、新規契約はまったくない状態に陥った。かつて締結された軍用輸送機や空中給油機の売却契約も、価格をめぐる対立で破棄された。

 さらに、中国側は、ロシアのスホイ27戦闘機とそっくりのコピー戦闘機J11を生産し、パキスタンなど第三国への売り込み攻勢をかけているとされる。

 中国側は、これ以外でもロシアのコピー兵器を生産しているとされる。技術流出とともに、武器輸出での競争相手の出現に懸念を抱くロシア側は近く、中国側が中露両国政府間の合意に違反しているとして法的措置をとるという。

 中露の貿易高は昨年、400億ドルを超え、両国は2年後の2010年には、それを倍増させる目標を掲げる。だが、その貿易バランスは崩れ、ロシアの輸入超過となっている。昨年には、パイプライン用パイプの受注で、ロシア側メーカーが中国製品の進出に懸念を抱く声明を出した。

 ロシア側は、こうした中国の進出に警戒感を強め、昨年10月には、中国の自動車メーカー4社の工場建設申請をすべて却下。2006年春には、西シベリア・チュメニ州の森林1万平方キロを中国側に25年間貸与する合意がいったんは結ばれたが、その後、契約までには至っていない。

 石油などエネルギー資源をめぐっても、摩擦はつきない。ロシア側は、中国の国営企業にシベリアなどで新規油田開発に資金面で参画させても、権益の取得は認めない姿勢だ。

 長大な国境を接する両国は、長年対立してきた国境を画定し、「戦略的パートナー」として関係を発展させてきた。しかし、中国側の発展の度合いが高まれば高まるほど、両国間の摩擦は拡大しそうだ。


ロシアとの関係も悪化してるんですか。あちこちで摩擦を起こしているようですね。

世界で孤立していくのは、一体どっちの国なんだろうか。

果たして、中国経済は、オリンピックまで成長を続ける事が出来るのか。

出来なくてもかまわないし、バブルが崩壊しても一向に構わない。崩壊するなら、一人だけで崩壊してくれ。





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