ミャンマー、支援を全面受け入れ

中国で起きた大地震の災害について注目が集まっていますが、地震発生の前、ミャンマーに巨大なサイクロンが発生し、大きな被害が出ているとか。
ミャンマーの軍事政権は、情報を表に出さず、また、海外からの支援を受け入れない事からその被害が知られていないようですが、被害者の数は、四川の地震を上回る規模であるとも言われています。
こちらも何とか支援し、被災者の助けになればと思います。
日本はミャンマーにテントの支援を行ったとの事ですが、支援要員については受け入れをしていない。
なんとももどかしいと思っていたのですが、ようやく方針変更のようで。



支援要員を「全面受け入れ」=軍政議長、国連総長と会談-ミャンマー

5月23日16時0分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080523-00000095-jij-int

 【ネピドー23日同行記者団】ミャンマー訪問中の国連の潘基文事務総長は23日、同国中部の首都ネピドーで軍事政権トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長と会談した。会談後、潘事務総長はタン・シュエ議長がすべての支援要員を受け入れることに同意した」と述べた。外国の支援要員の入国を厳しく制限してきた軍政が、国連トップに説得された形だが、軍政が外国要員の支援活動をどの程度容認するかは不透明だ。
 潘事務総長は同行記者団に、「議長に対し、(外国支援)要員ができる限り速やかに入ることを認めることが著しく重要だと話した。議長は、国籍に関係なくすべての支援要員の受け入れに同意した」と述べた。国連高官によると、人的支援受け入れ要請に議長は「そうなっていけない理由はない」と答えた。
 さらに潘事務総長が「どういった人を受け入れるのか一緒に考えよう」と提案すると、議長は「純粋な人道支援関係者であれば、受け入れない理由はない」と語ったという。
 潘事務総長は、議長が支援のための航空機の乗り入れはヤンゴン国際空港、船舶の寄港はヤンゴン港のみとし、被災地への直行は認めない考えを示したことや、船舶は商船に限定するなど条件を付けたことも明らかにした。



世界から孤立しているミャンマーの軍事政権を支えていたのは、中国であると言われています。 
ところが中国で起きた大災害で、中国からの支援は期待できない状況となった・・・
ひねくれた見方かもしれませんが、そういう構図が見えるような気がします。

しかし・・・



>支援のための航空機の乗り入れはヤンゴン国際空港、船舶の寄港はヤンゴン港のみとし、被災地への直行は認めない考えを示したことや、船舶は商船に限定するなど条件を付けたことも明らかにした。



遅すぎるだけではなく、不十分な内容だと思うのだが。

ミャンマーで起きた大災害の被災者の皆さんが一刻も早く立ち直れますように。
そのためには、まず、被害の実態が知られなければならないと思います。
一体どういう状態なのか、注目したいと思います。




にほんブログ村でランキングに挑戦中。応援URLクリックお願いします。
にほんブログ村 国際政治・安全保障↓
https://politics.blogmura.com/international/