麻生総理らしいですな。

麻生総理大臣の所信表明演説。傍目に見れば劣勢に立たされている与党の総理とは思えない、異例のものだったようで。
私は、これはアリなのでは無いかと思いますが。


首相所信表明、対決姿勢に野党一斉反発
9月29日21時6分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080929-00000045-yom-pol

 麻生首相は29日午後の衆参両院の本会議で、就任後初の所信表明演説を行い、民主党に対し、2008年度補正予算案やインド洋での自衛隊の給油活動の継続などへの賛否を明らかにするよう要求した。

 次期衆院選をにらみ、同党との対決姿勢を鮮明にしたものだ。これに対し、民主党など野党は一斉に反発した。

 首相は演説で、衆参で多数派が異なるねじれ状況の下での国会運営に関し、「政局を第一義としてきた」などと民主党を名指しで批判。対案や党としての見解を提示するよう求めたまた、緊急の課題に日本経済の立て直しを挙げ、08年度補正予算案に民主党が反対する場合は、論拠を含めて10月1日から国会で始まる代表質問で提示するよう求めた。

 民主党鳩山幹事長は29日、国会内で記者団に対し、「国民をこれほどバカにした演説はない。あのような失礼なことを言われて、黙っていられるわけはない」と批判した。首相の「逆質問」については、「補正予算案の賛否は本来、予算委員会での審議を通じて答える話だ」と指摘した。民主党は、10月1日の衆院での代表質問に小沢代表と鳩山氏が立つ予定だが、小沢氏は首相の逆質問に基本的に回答せず、次期衆院選政権公約マニフェスト)を公表することを検討している。

 社民党の福島党首は「国民と少数野党が(首相の)眼中にない」と反発した。国民新党亀井久興幹事長も「前代未聞だ。衆院選の選挙演説に聞こえた。もうちょっと冷静に考えてほしい」と記者団に述べた。

 一方、政府は29日、08年度補正予算案を国会に提出した。総合経済対策の裏付けとなるもので、追加の財政支出は1兆8080億円。首相は、早期成立に意欲を示しているが、衆院解散・総選挙に絡み、成立に至るかどうかは流動的だ。



なんつーかね。


対決を求めておいて、対決姿勢を見せたら批判か。
忙しい奴らだな。(苦笑)


>なるねじれ状況の下での国会運営に関し、「政局を第一義としてきた」などと民主党を名指しで批判。対案や党としての見解を提示するよう求めたまた、緊急の課題に日本経済の立て直しを挙げ、08年度補正予算案に民主党が反対する場合は、論拠を含めて10月1日から国会で始まる代表質問で提示するよう求めた。


当然の事言ってるだけじゃね?
『党としての見解を明らかにしてね』って言われて怒る理由は何だ、と。



民主党鳩山幹事長は29日、国会内で記者団に対し、「国民をこれほどバカにした演説はない。あのような失礼なことを言われて、黙っていられるわけはない」


『黙っていられない』、と。


民主党は、10月1日の衆院での代表質問に小沢代表と鳩山氏が立つ予定だが、小沢氏は首相の逆質問に基本的に回答せず、次期衆院選政権公約マニフェスト)を公表することを検討している。


黙っとるやないかぁ~~っ(乾杯の音)


社民党の福島党首は「国民と少数野党が(首相の)眼中にない」と反発した。



大体ね。今や絶滅危惧種と言ってもいい社民党

首相の眼中ではなく、まず国民の眼中に無いわけだが。


この所信表明演説の前に、ニューヨークタイムスはこんな記事を出している。


麻生氏は「好戦的な民族主義者」 NYタイムズ、不穏当な表現乱発
09/27 02:08更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/181951/
 【ニューヨーク=長戸雅子】25日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、首相に就任した麻生太郎氏について、「好戦的な民族主義者」で「日本の植民地支配を称賛した」と決めつけるなど、不穏当な表現をちりばめた社説を掲載した。

 社説のタイトルは「タロー・アソウの復活」。麻生氏を「(中国などの)隣国では好戦的な民族主義者としてよく知られている」と紹介し、「外相時代には日本が植民地支配下で行ったことを称賛し、第2次大戦での残虐行為を正当化し、中国を危険な軍事的脅威と表現して中国、韓国との関係を損ねた」と批判した。

 そのうえで「日本の将来は最大の貿易相手国である中国、韓国、急速に発展する他の近隣諸国との政治、経済関係の強化にかかっている」と麻生氏を牽制(けんせい)した。さらに「米国が最も必要としているのは責任ある戦略的パートナーとしての日本であって、アジアから怒りを買うような帝国主義を空想し、力を誇示するような政府ではない」とクギをさし、「隣国を対等に扱い、民族主義を現実主義に入れ替える必要がある」と“進言”した。

 一方、「日本は小泉純一郎元首相が着手した市場改革を仕上げ、経済の近代化を図る必要がある。外交政策は隣人と対等につきあうことで近代化を図る必要がある。麻生氏がこうした手法を取れるほどに現実主義的であれば、首相として成功するだろう」と挑戦的な言い回しで締めくくっている。


所詮はニューヨークタイムズ。そのポジションはアメリカの朝日新聞見たいなもんか。
その論評など評価するに値しないけれども。

野党に対して戦いの姿勢を見せるリーダーってのは、悪くないと思うけどね。


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