志明院:京都 雲ヶ畑
京都の洛北に、『すごいお寺がある』という話を聞いていました。 |
かつて、ここを訪れた小説家、司馬遼太郎氏が『怪音漬け』の夜をすごしたとか。そして、司馬遼太郎氏と共にここを訪れたアニメ監督の宮崎駿氏が、ここで『もののけ姫』の着想を得たとか。 |
京の都を追われた魑魅魍魎が住む最後の土地・・・ |
そんな紹介のされ方をするお寺ですが、ここは弘法大師空海が開いた由緒あるお寺。『鳴神』という歌舞伎はこのお寺が舞台であるとか。 |
今は、きっと紅葉も美しいであろう・・・ |
そう思って雲ヶ畑に向かいました。 |
このお寺、細い道をずっとたどって行った先にあります。紅葉の時期と言ってもほとんど人はいない・・・ |
修行の場でもあるこのお寺、山門から先に入るときには荷物を預けなければなりません。カメラも預けて入ります。 |
この山門の先が修行の場。 |
私『携帯も預けた方が良いですよね?』 |
という私の声に・・・ |
『携帯で記念撮影するくらいならかまいませんよ。その代わり、仏像とかは撮らんとって下さいね』 |
もちろん、了解です。 |
また、帰ってからゆっくり記事にしたいと思いますが・・・ |
根本中院で、ちょっと不思議な体験もいたしました。 |
しかし・・・ |
このお寺は、魑魅魍魎が住むという所ではありません。美しい、本当に美しいところです。 |
山門から下を見ますと、こんな紅葉が。 |
カメラの性能が今ひとつできれいに撮れてないんですが・・・ |
『わざわざ遠くから来てくださったのに申し訳ないですけど、先週はもっときれいだったんですよ』 |
と。見せていただいた写真は本当に美しいものでした。 |
バスは一日4本。 |
これは、『時刻表』では無く・・・ |
『地獄表』では無いかと。 |
しかし、ここでゆっくりと時間を過ごすのも、なんとも贅沢な時間だと思えます。 |