政権交代ってのは、やっぱりリスクがあるようで・・・

『現在の閉塞状況を打破しよう』と、政権交代を口にする人が多く居るのだとか。
少なくとも、私の周りにはその手の人は居ないのですがね・・・
ただ、マスゴミはその『報道の公平性』をかなぐり捨てて、与党の混乱を盛んに喧伝し、『世論は政権交代を望んでいる』と報道し続けている。
まあ、そういう声もあるんだろうけどね。

政権が交代することによるリスクってのも考えた方がいいと思うんですよ。

例えば、長く続いた白人支配から脱し、黒人政権が誕生したアフリカのこの国の話題。



今度は「100兆ドル」札を発行へ、経済崩壊のジンバブエ

1月16日20時9分配信 CNN.co.jp
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000009-cnn-int

ハラレ(CNN) 経済が崩壊状態となっているアフリカ南部ジンバブエ中央銀行は15日、新たに100兆ジンバブエ・ドルを発行すると発表した。発行理由として「国民の利便性を考慮」としているが、同国では12日に500億ドル札の流通が始まったばかり。

100兆ドルは、米ドルに換算すると300ドル(約2万7000円)相当。100兆ドル札のほか、50兆ドル、20兆ドル、10兆ドル札も発行する。

ジンバブエでは現在、パン1個の価格が3000億ジンバブエ・ドルとなっている。しかし、物価は日ごとに上昇している。

ムガベ大統領が長期の独裁政権を敷くジンバブエでは経済失政のつけで、年間インフレ率は約2億3000万%に達している。昨年7月に1000億ドル札が発行され、同8月に通貨を「10けた」切り下げているが、まったく効果はなかった。



いや、ちょっと極端な例ですけどな。長く続いた白人による支配から独立したという事は、おそらくジンバブエの人の希望だったはず。

だけど、念願であった、自らの手で政権を運営すればどうなったかというと・・・

<<ジンバブエの簡単なまとめ>>
今までずっと少数派の白人が政治の実権を握っていたが、民主的な選挙で、黒人政治家が増える
             ↓
とうとう初の黒人大統領が誕生(おめでとう)
             ↓
何を思ったか「植民地時代に強奪された白人の土地資産を黒人へと無償かつ強制的に権限を委譲しなさい」法案を提出
なんか、韓国みたいだな(笑)
             ↓
大半の白人が安値で土地資産を売り払って外国へ。(まあ、そうなるわな)
             ↓
今度は外資系企業に対して保有株式の過半数を譲渡するように、逆らったら逮捕」法案を提出
             ↓
外資系企業が国外逃亡する
             ↓
別に国連もアメリカも、どこの国も経済制裁してないのに、経済制裁と同じ状態に陥る
             ↓
何もかもの物資が国内で不足するので、「市場に出回っている物資が不足するなら、物資を持つ物は絶対に市場に売らないといけない」法案を提出
             ↓
物資の強制売却で、さらに物資不足が深刻化。当然需要と供給バランスが崩れて高値になる。
             ↓
物資が高値に成り過ぎて買えない人が続出
             ↓
「物資を絶対に安値で売らないといけない」法案を提出
             ↓
調達コストよりも遥かに安値で売らないといけなくなったので、当然のごとく利益が出ないから国内企業が次々と倒産する
             ↓
安定していた経済が、脅威の失業率 & ハイパーインフレ になるのを一年も経たずして達成。



まあ、ここの国がやったことは極端な政策だけどね。
爆笑問題というお笑いコンビがやってる、『大田総理』とかいう番組で主張してるマニフェストとやらでは、似たような極端な政策ってのが主張されてたっけかな。

素人が政治の舵取りをするってのは、実はとんでもなく危険な事だって事を示すいい例なんじゃないかな。

そう思いますけどね。


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