あんたは笑ってろ。

誰しも、かつて自分が行ってきた事を否定されると気分を害するもの。ま、そんな気持ちは分かりますけどね。
でも、時代は変わるんだ。

かつて、より良い選択と信じて行った事も、後に評価が逆転する事も往々にしてあるもんです。
世の中の変化に応じて、常に修正をかけて行かねばならないのは当然の事では無いか。

それがかつて『自分が正しいと信じて行って来た』事を否定する結果になろうとも、それは甘んじて受け止めなければならんのではないか、と。

そんなわけで。

小泉さん、あんたにはがっかりだよ。


「笑っちゃうくらいあきれた」=郵政見直し発言、首相を批判-自民・小泉氏
2月12日18時40分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090212-00000112-jij-pol

 自民党小泉純一郎元首相は12日午後、党本部で開かれた有志議員による郵政民営化を堅持し推進する集いであいさつし、民営化をめぐる麻生太郎首相の一連の発言について「怒るというより、笑っちゃうくらいただただあきれている」と批判した。また、定額給付金の支給を裏付ける2008年度第2次補正予算の関連法案に触れ「(衆院の)3分の2を使って(再可決して)でも成立させないといけないとは思わない」と述べ、執行部に慎重な判断を求めた。
 「民営化に賛成でなかった」などと国会で答弁した首相に対し、党内の改革推進派を中心に反発が広まっている。小泉氏は、公明党主導の給付金への不満が残る党内の空気も踏まえ、首相を痛烈に批判した形で、政権内部の亀裂が鮮明になった。 



あのな。

郵政の財政投融資の不透明な流れを是正するという小泉さんの改革ってのは必要なものだったと思うよ。

でもな。

それが新たな利権生んでるんだろうが。

小泉元首相は、郵政民営化の一点突破で政権を運営して来た。
その『結果』については、光もあれば影もある。
見直しを行うってのは、びっくりするくらい当然のことだろうが。

しかし、非常に不思議な事がある。

マスコミは何故、小泉元首相には好意的なのか。

いまでも、小泉元首相を『首相にふさわしい人物』として挙げる人も多いという。その支持率は、小沢盗首よりもはるかに高いとか。

私に言わせれば、この人の賞味期限は終わってしまったと思うんだけど。


定額給付金の支給を裏付ける2008年度第2次補正予算の関連法案に触れ「(衆院の)3分の2を使って(再可決して)でも成立させないといけないとは思わない」と述べ、執行部に慎重な判断を求めた。


定額給付金な。あちこちの国でも行って、それなりに効果が上がってるようだけどその辺は無視ですか。


特需呼ぶ台湾版「給付金」…百貨店売り上げは1割以上増
2月12日12時0分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090212-00000025-yom-bus_all

 【台北=源一秀】台湾当局が、景気浮揚策として、約2300万人の全住民を対象に1月18日から配布している3600台湾ドル(約1万円)相当の商品券「消費券」が、一種の特需を巻き起こしている。

 百貨店の売り上げは軒並み1割以上アップし、地元テレビの世論調査では73%が「(消費券が)経済振興に役立つ」と回答。支持率低迷に悩んでいた馬英九総統にとっては政権浮揚の追い風になった形で、政権内には「今年後半に、もう一回配布」(行政院新聞局)の声が出ている。

 効果に疑問符が付けられている日本の定額給付金とは好対照だが、台湾の専門家は、現金でなく商品券だったこと、配布時期が台湾の旧正月(1月26日)を前にした“歳末商戦”に重なったことが奏功したと分析している。消費券は、500台湾ドル分6枚と200台湾ドル3枚。換金・預金はできず、9月30日までの使用期限も設けられている。発行総額は約835億台湾ドル(約2200億円)で、これまでに全住民の95・5%が受け取りを済ませた。

 台北市内の商店街を歩くと、「消費券使用歓迎」のポスターや旗を掲げた店舗が目立つ。

 高級百貨店や大手スーパーが「消費券使用の場合は3~4割引き」と特典を打ち出したほか、小規模商店も「3600台湾ドル分で現金4000台湾ドル分の買い物」と負けてはいない。「現金払いよりも授業時間数増」と、消費券使用を勧める学習塾も現れた。消費券が現金の数倍に化けることもある。台湾経済への効果については「あくまで一時的」との見方があるものの、大手百貨店「新光三越」「太平洋そごう」が1月、前年同期比10%増の売り上げを記録するなど、小売業への効果は出ている。

 台湾当局は当初、2009年の経済成長率を0・66%押し上げる効果があると予測していたが、住民の歓迎ぶりに気を良くしており、「消費券の押し上げ効果は1%」(経済建設委員会)と“上方修正”した。



こういう効果が上がるって事も着目せんとな。


マスコミも、麻生降ろしの最終兵器として小泉元首相の発言を使い続けるんだろうけれど、逆に言えば『思ったように麻生降ろし効果が現れない』事の裏返しって事ですかね。


麻生総理についてのコメントは、中川財務大臣の発言が正しいのでは無いかと。


首相の給付金受領「どうでもいい」=読み間違い批判に不満-中川財務相
2月11日17時51分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090211-00000055-jij-pol

 中川昭一財務・金融相は11日、都内で開かれた建国記念日を祝う式典であいさつし、「(麻生太郎)首相が言い間違えたとか、中川が言い間違えたとか、定額給付金を(首相や閣僚が)もらうのか、もらわないのかとか、そんなことはどうでもいいだろうと思っている」と述べた。首相や自身の漢字の読み間違い、給付金受領をめぐる首相発言のぶれなどを批判する報道に不満を示したものだ。
 同相は「政府も与党も日本の経済をどうやってよくしようかと必死に頑張っているので、言い間違いもあるだろう」と強調。今国会の財政演説で「渦中」を「うずちゅう」と読み間違えたことにも触れ、「国が一致団結して(景気浮揚のために)戦わないといけないときに、後ろを向いて『言い間違えてごめんなさい』と言っている間に、戦いがおかしくなったら皆さんに申し訳ない」と語った。



ま、その通りだと思いますね。


 
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